﹁居酒屋や焼き鳥屋でドリンクを頼まずにご飯だけを食べていく客が増えているらしい﹂。そんなタイトルのブログ記事が、はてなブックマークで話題になった。
ブログによると、居酒屋のカウンターで飲んでいたところ、後ろのテーブルから﹁6人分全員お冷でお願いします﹂﹁全員お水ですか?﹂﹁ええ、お水で結構です﹂といったやりとりが聞こえてきたそうだ。そのグループは結局、コースの料理だけを食べて帰っていったという。投稿者は、酒を飲めない人に酒を飲ませないという流れができたことは素晴らしいが、その結果、﹁酒を飲まない人は水﹂という流れになり、﹁居酒屋の経営を圧迫しうる﹂と指摘していた。
このブログ記事には、多くのコメントが寄せられた。﹁食事の代金は払っているのに、何が悪いのか分からない﹂といった﹁ワンドリンク不要﹂の意見がある一方で、﹁飲めないとしてもワンドリンクは必要﹂といった意見も多く寄せられていた。﹁1人1杯は頼んでください︵ソフトドリンクOK︶﹂って書いておけばいいのに﹂と、店側がアナウンスすべきだという意見もあった。
居酒屋としては、飲み物を頼んでほしいというのが本音だろう。﹁ドリンクをオーダーしない客には料理を提供しません﹂と、飲み物の注文を強制することはできるだろうか。消費者問題にくわしい福村武雄弁護士に聞いた。
![居酒屋で「ドリンクは結構です。水ください」 そんな客に飲み物の注文を強制できる?](https://storage.bengo4.com/news/images/3616_2_1.jpg?1438221613)