朗読検定とは
朗読ボランティア、朗読や読み聞かせサークル、朗読イベントやインターネット上のボイスブログなど、活動の多様化により朗読人口は年々増えてきています。
朗読検定は、絵画や音楽と同じ“表現手段”である朗読の幅を狭めるために生まれたのではありません。 もっと上手くなりたい、自分の朗読は聴き手に聴きやすいのだろうか? 何年も朗読を学習しているけど、上達したのだろうか? そういった朗読の客観的評価を求める声が数多く届くようになりました。 そこで、1980年から29年、3,500人以上の指導実績を持つサノスミコが、その指導現場やコンテストで集まった朗読音声を元NHKアナウンサーの越智和憲、タレントプロダクション代表の高橋恒美、劇団往来と共に“聴き手に伝わる朗読”の特長を研究し、朗読のスタンダードとなる実技課題を設定いたしました。 そろばん、書道、スイミングスクールに級や段があるように、わかりやすい段階評価を目指して朗読検定は生まれました。 一般社団法人 日本朗読検定協会 のホームページ 朗読の教科書について
本書﹃朗読の教科書﹄は、学習指導要領・小学校国語科にのっとりながら、﹁話す力﹂や﹁読む力﹂の上達を目指したことばの学習書です。
﹁声にして読む行為﹂朗読は、戦後、決定的な理論、体系的に説明がなされないまま今日に至っています。 ﹁朗読は気持ちだけで読むものではない﹂ 誰もが解明してこなかった、日本語と言う美しい言葉を用い、初心者でも、プロでも、学生でも先生でも。子供でも大人でも。 誰もが説得力を持った朗読表現を身につけることのできる教科書の必要を強く感じました。 著者である渡辺知明氏が理論づけ、詳細に解説した朗読技法は、一般社団法人 日本朗読検定協会の協力のもと、 時代を超えて、全ての日本語を語るみなさんに、わかりやすく、基礎作りと朗読を楽しむための準備方法などをお教えします。 本書を読むと次の力が上達します。 ◎自信にあふれた、強い声が出せるようになる ◎リズムに乗った、人に聞かせる読み方ができる ◎文章をらくに読むためのコツ︵文分析・記号づけ︶が身につく ◎伝えるべき︵大事なこと︶ことをきちんと伝える力がマスターできる 付属CDには、本書の中で例に挙げている文章の読みを録音しています。目で見るだけでなく、耳も使いながら、自分のペースで読んでみてください。 何度も何度も繰り返し読むこと、聴くことで、あなたの﹁話す力﹂﹁読む力﹂は確実に上がります。 渡辺知明氏について
1952年、群馬県桐生市に生まれる。法政大学卒業後、日本コトバの会に入会。
大久保忠利氏より言語理論、国語教育理論、表現よみ理論などを学ぶ。現在、コトバ表現研究所所長、日本コトバの会講師・事務局長、表現よみオーの会代表、日本朗読検定協会副理事長。 付属CD音声サンプル本書付属CDには、表現よみの例として下記作品の一部朗読を収録しています。
文部科学省学習指導要領準拠 一般社団法人 日本朗読検定協会 認定図書 |