クリップボードにコピーされた数式を自動で計算するタスクトレイ常駐型の電卓ソフト。単純な四則演算はもちろん、変数を用いた方程式など複雑な計算式にも対応する。
起動するとタスクトレイに常駐し、クリップボードを監視する。コピーされた文字列の中に、数式や方程式として認識可能な文字列が存在すると自動的に計算され、バルーンヘルプに計算結果が表示される仕組みだ。ここでバルーンヘルプをクリックしたり、任意に設定したホットキーを押すことで計算結果をクリップボードにコピーできる。
計算式として認識できる文字列は非常に柔軟で、“+”や“×”といった演算文字は全角でも半角でも問題なく認識してくれる。また計算式としてコピーする文字列に、数値や演算文字以外の文字列が入っている場合でも計算可能。
たとえば、“1,200円/時間×7.5時間”といった文字列をコピーした場合、最初の数値の次に来る文字を単位として認識し、計算結果には“9,000円”と表示してくれる。ただし、“時給1,200円/時間×7.5時間”といった具合に数値よりも前に認識不可能な文字列が存在すると正しく計算できないので注意。
そのほか定数や関数の定義も可能で、定数には円周率︵pi︶や虚数︵i︶など、関数にはサイン︵sin︶、コサイン︵cos︶、タンジェント︵tan︶などがあらかじめ定義されており、これら定義された文字列を計算式に利用できる。
なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。