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ポール・マッカートニーが今後の活動拠点をネット配信に、ビートルズの曲も年末に配信へ
2007年06月06日 23:55
元ビートルズのメンバーのPaul McCartney(ポール・マッカートニー)氏は6月3日、︻ロサンゼルス・タイムズ︼への独占インタビューの中で、今後の楽曲の活動拠点をインターネット配信に移行することを明らかにした。また同氏はビートルズの楽曲自身も今年の末までにはネット配信されるとの見通しを示した(︻該当記事・無料登録が必要︼)。
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今年で64歳になるポール氏は、デジタル配信へのアプローチを第二のスタートと位置づけ、新しいアルバムをネット上で配信することを明らかにした。また、﹁McCartney also says the Beatles catalog is on deck for online release near the end of the year, although EMI has not announced a date.﹂という表記にもあるように、EMI側は詳しいスケジュールを表明していないものの、ビートルズの楽曲が今年の末にはネット上で配信される予定であることも言及している。
ポール氏はネット配信への意気込みについて、﹁レコード業界の古い体質には飽き飽きしていた(I was bored with the old record company's jaded view)﹂﹁自分のプロデューサーも﹃大手のレコード会社は自分達を滅ぼすであろう、迫り来る小惑星群について論議しながら実際には何もしない恐竜に似ている﹄と言っている、例えばiTunesのように﹂などと語り、現在のレコード業界を批判すると共に、アップルなどが率先して行っている音楽のネット配信が、今後ますます拡大するであろうことを示唆している。そして﹁ウェブサイトやインターネットなどを駆使する、若い世代と共に働いていく。彼らの到来を恐れ、考えすぎるだけで何もせず、おびえている旧来の世代の人たちと、ではなく﹂と発言している。
一方、そのネット配信でトップシェアを誇っているアップル社のCEOであり、カリスマ的存在でもあるスティーブ・ジョブズ氏に対しては、﹁彼はとてもクールで情熱的だ。彼らは本当に、心底音楽を大切にしてくれる(He too is very cool, very passionate, they really care about working with your music.)﹂とコメントし、心頭している心境を表した。
元々ネット配信に興味があることで知られていた氏であるが、今後は音楽活動の主軸をネット配信にすえること、さらにビートルズの楽曲自身も年末には配信されることなど、今回のインタビューはこの業界に大きな影響を及ぼすであろう内容といえる。
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