プラズマ画面用スピーカーじゃなく、プラズマで音を出すプラズマスピーカーのことですね。
これ、モノとしては1950年代からラボには存在するものなんですけど、2000年代に入っても相変わらず、このビリビリに魅せられる人は多いようです。
普通のスピーカー同様、プラズマスピーカーも空中に圧縮波を作るのは一緒なんですが、普通のスピーカーが磁石・紙・プラスティックなどで圧縮を駆動するのに対し、プラズマスピーカーでは気体でも液体でも固体でもない﹁物質の第4の状態﹂のプラズマを使って圧縮を行う、そこが違い。
どう作ったんでしょうね? 動画の解説にはこうあります。
﹁今度は1個のPCB装置の上に完全な回路を作ってみました。リフレクターは背面ミラー付きPVCパイプで作っており、RGB LEDでバックライトもできます。土台に1/2インチのギャップを置くことで上昇する対流・冷却を助け、フレームの安定性を改善しました﹂
上の動画は設営が完成した状態で行った実験です。FMベースのプロトタイプは以下の動画でどうぞ。
デモで見ても分かりづらいと思うんですけど、これ、プラズマのアークの緊張度を絶えず変えることでピッチも変えてるんだそうですよ? 制作者の方は測定周波数範囲は200Hz~12kHzに設定し、スピーカーは50Wで動かしてます。
商用化の可能性については、こう語ってます。
販売を検討するまでには片付けなきゃならない作業が山積みですね。-最初は安全面の確保からでしょう。
その危険なところがクールなんですけど、市販となると、ね。このビリビリいうところに指入れたら何が起こるんでしょうね? 因みに最初の動画の音源はThompson Twinsの﹃hold me now﹄です。
情報提供者‥Martinさん
Mark Wilson︵原文/訳‥satomi)
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