「フェイスブックのプライヴァシー管理」完全攻略ガイド
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設定済みの方も、いま一度確認を。過去と今は違います。
ザッカーバーグの親戚ですら使いこなせいほど複雑で、樹海のように人を迷わせるフェイスブックのプライヴァシー設定。同社は、フェイスブック上で何をどこまで公開しているかユーザ自身があらためて確認できるように﹁共有範囲を確認﹂するメニューを公式リリースしました。
フェイスブック上で自分のプライヴァシー情報が本当に無傷なのか調べるとき、もともとの確認ページは階層の深いところにありました。あ、誤解しないでくださいね。フェイスブックの確認ページはプライヴァシー情報管理の第一歩として良いと思いますよ。
では、さっそく一つずつ見ていきましょう。まずスクリーン右上にある小さな錠のアイコンをクリックしましょう。
錠マークのプルダウンメニューから、いかにも善良そうな青い恐竜のメニュー﹁共有範囲を確認﹂を選びます。すると、フェイスブックはまずタイムラインへの投稿から公開範囲がどうなっているか順番に聞いてきてくれます。
投稿の公開範囲
ステータスや写真、動画、チェックインなどを投稿するたびに、自分のプライヴァシー設定は前回の投稿で選択した内容がデフォルトとして引き継がれます。もし前回の投稿が﹁パブリック公開﹂だった場合、新たな心の叫びを全世界に公開したくなければ改めて公開範囲を設定し直さなければいけません。
つまり、プルダウンメニューで一度プライヴァシー設定を選択したら、次に投稿するときは手動でデフォルトの設定を選ぶ必要があります。しかしこれだと、自分の意思と無関係に公開してしまう事故を防げる範囲は自分の投稿のみ。ほかの人が投稿する内容の公開範囲にはまったく影響しません。というわけで、いったんこのガイドツアーを抜けて自分のタグに関する設定を見ていきましょう。
最初の錠マークをクリックすると、プルダウンメニューの一番下に﹁その他の設定﹂があります。このページの左メニューで﹁タイムラインとタグ付け﹂を選んでください。もしあなたの友達がフェイスブックであなたをタグ付けした投稿を事前にチェックしたい場合は、﹁ユーザーの投稿に他の人が追加したタグを、表示する前に確認しますか?﹂を﹁オン﹂にしましょう。
そうすれば、たとえあなたが泥酔して記憶を飛ばしたまま泣きながら路上で寝ている写真を友達がタグ付けして投稿したとしても、それがあなたのタイムラインに載ることはありません。もちろん、あなたが事前チェックの際に承認しなければ……の話ですが。
また﹁基本的には誰が見てもいいけど、特定の人︵夫や妻、同僚、小さい子供など︶には見せたくない﹂という場合は、左メニューで﹁プライバシー﹂を選択し、﹁私のコンテンツを見ることができる人﹂の公開範囲を編集します。今後の投稿の共有範囲でプルダウンメニューをクリックして﹁その他のオプション﹂から﹁カスタム﹂を選ぶと、シェアしない相手を個別に、あるいはリストごと指定できます。
ただし、投稿を見た人が本人に言ってしまうケースまではフォローできませんので、人間関係に十分な注意を払って投稿しましょう。みんながあなたの公開範囲を逐一チェックしているとは限りません。
ちなみに、自分のページや投稿が全員からどう見えているか、今すぐ確認できる便利な機能もあります。先ほどの左メニュー﹁タイムラインとタグ付け﹂の中にある﹁タイムラインのコンテンツの共有範囲﹂から﹁他のユーザーへの自分のタイムラインの表示のされ方を確認﹂の﹁プレビュー﹂リンクをクリックしてみましょう。
アプリの承認
最近はありとあらゆるゲームやWebサーヴィスが、フェイスブックのアカウトでログインできるようにしていますよね。それはそれでとても便利なのですが、いつのまにか大量のアプリと連携してしまっているのではないでしょうか。自分の意図しない範囲まで許可してしまっているケースもあるので、ここでいったんチェックしてみましょう。
先ほどの左メニューから﹁アプリ﹂選ぶと、いま自分のフェイスブック・アカウントと連携しているアプリ一覧が表示されます。アプリ名の下には、このアプリがあなたのフェイスブックに投稿した内容の公開範囲が記載されています。
公開範囲を変えたい場合は、アプリ名をクリックして編集できます。
ここではさらに、各アプリと自分のフェイスブック・アカウントを連携させる際に、自分が許可した提供データをすべてリスト化しています。こうした情報は各アプリがプロフィール入力の手間を省略させたりサーヴィスの利便性向上を行うために取得していますが、必要以上の権限を与えていないかどうか、普段からアプリ連携の際にはよく確認する癖をつけておくのが吉です。
リストを下にスクロールしていくと、このアプリが自分のタイムラインへ投稿することを許可するのか、お知らせは受け取るのかといった設定も変更できますので、利用の実態に合わせて変更しましょう。
あらためて詳細を確認しみて、やや不安になってきたという方のために、フェイスブックはいくつかヘルプメニューを用意しています。
●このアプリが利用できる情報を選択できます
●各アプリはあなたの情報をどう利用しているのか
●アプリが収集した情報を削除する
なお、問題解決の一番簡単な方法は、アプリ連携を切って自分のアカウントにアクセスできなくすることです。
安全でいるために
残念ながら、インターネットは不特定多数が簡単にあなたの家へと入り込んで快適に暮らせる環境です。ゆえに、神は我々にある武器をもたらしました。それが﹁ブロック﹂です。
同じ設定ページの左メニューで﹁ブロック﹂を開くと、あなたと関わることができないようにブロックされた人やアプリ、ページなどが表示されます。もちろん、新しくブロック対象を追加することもできますよ。
いったん誰かをブロックすると、彼らはあなたのフェイスブックでのアクティヴィティから完全に遮断されます。もちろん、共通の友達があなたをタグ付けして投稿した場合には、そちらのタイムラインから閲覧できてしまうことを忘れないでください。それ以外は、あなたがまるで存在しないかのように振る舞うことができます。
﹁完全ブロックはちょっとやりすぎだけど、大事な個人情報は共有したくない﹂という場合には、ほかのやり方もあるのでご安心を。自分のプロフィールページから﹁基本データを編集﹂に移動して左メニューの﹁連絡先と基本データ﹂を開くと、自分の電話番号やEmailアドレスについて、それぞれ誰がどこまで閲覧できるか設定できます。
こうした設定は昔から存在しているので、設定した記憶がある人もいるかもしれません。ただ、人間は忘れっぽい生き物ですし、フレンドリストも設定した当時とはだいぶ様変わりしているはず。自分が何を誰とシェアしているかは、定期的に見直すのがオススメです。
青い恐竜くんのことも、定期的に可愛がってあげてくださいね。
Ashley Feinberg - Gizmodo US﹇原文﹈
︵Rumi︶
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