可愛いPepper君に、ワトソン君の知性を注入。
愛らしくってお行儀も良く、働き者なロボットPepper君。そのPepperに、IBMのワトソン君の頭脳が搭載されることが発表されました。そう、あのクイズ王を打ち負かしたスーパー人工知能のワトソンです。
ソフトバンクロボティクスとIBMの共同プレスリリースでは、ワトソンはPepperが﹁従来のコンピューターには理解できなかった、ソーシャルメディアやビデオ、画像やテキストといったデータの裏に隠れた意味を理解﹂するのを助けるといっています。またこの種の人工知能は﹁システムが人間と同じように感覚や学習、体験を通じて世界を理解するという、コンピューティングの新たな時代を体現している﹂ともしています。
Pepperはこれまでクラウドベースの人工知能を使い、人間のジェスチャーや顔の表情、声のトーンなどを分析していました。そこにワトソンの頭脳が加わることで、Pepperは新たな情報を継続的に学び、蓄積していけるようになります。それによって、我々はPepper君とより自然なやりとりができるようになりそうです。
2015年に発売されたPepperは毎月1000台ずつ販売されていますが、毎回1分以内で売り切れています。プレスリリースにはワトソン搭載のPepper君は﹁世界の企業に提供﹂されるとあり、海外からの注目度も高まっていくんじゃないでしょうか。
ワトソン搭載Pepperの発売時期については明らかにされていませんが、一気に賢くなりそうなPepper君の登場が楽しみです!
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source: PR Newswire、ソフトバンクロボティクス
Bryan Lufkin-Gizmodo US﹇原文﹈
︵miho︶
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