災害に見舞われた地域が早急に必要とするものは多々ありますが、最たるもののうちのひとつが﹁被害情報﹂です。この情報があれば、グンと行動しやすくなります。
﹁災害地でドローンを飛ばして、迅速に地図を作成し、被害状況を把握するドローンバード部隊を育成する﹂。日本で、そんなクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がっています。
その名も﹁DRONE BIRD﹂。ああ、サンダーバードでドローンね、なるほどー。
ドローンを使えば、自動操縦で危険な地域に行き、現地の状況を撮影することができます。それを元にデータを作るのです。
このクラウドファンディングが集めようとしている支援額は、なんと4千万円!
その支援額で作ろうとしているものは、大きく分けて以下の4つです。
● 無人飛行機﹁ドローンバード パイロット﹂
● 3DプリンタやCNCでドローンの作成や修理を行う﹁ドローンバード開発部隊﹂
● ドローンが送るデータを元に地図を作る﹁クライシスマッピング部隊﹂
● これらの拠点となる﹁ドローンバード基地﹂
ますますサンダーバードくさくて、ご存知の方は胸熱だと思います。もちろんこれは真面目なプロジェクトであり、先日施行された改正航空法にのっとって、国土交通省航空局と事前調整を行い作業を進めることになるとのことです。同じく被災地状況を把握しようとしている国土交通省や自衛隊とコンフリクトを起こしては元も子もありませんからね。
それと、このプロジェクトは、対象を日本だけに絞っていません。最初からアジア太平洋地域も視野に入れていて、もしもろもろ上手く行けば、全地球規模にまで拡大したいと考えているのでしょう。良いですね!
なにかと危険視されがちなドローンですが、技術とコンセプト自体はまさに未来そのもので素晴らしいので、使い方の良い事例がどんどん出てくるといいなと思います。
まずはこのプロジェクトに支援してみよう。果たして目標金額に届きますでしょうか?
source: ドローンで災害地を救え!世界初の救援隊﹁DRONE BIRD﹂始動
︵清田いちる︶