日本映画史上最大の巨匠のひとりでありながら正面から論じられてこなかった監督の軌跡と作品、その核心にはじめて挑む記念碑的な力編。
日本映画マニア必携、メジャーの映画言論を挑発する本格誌。 宍戸錠の素顔、岡本喜八『殺人狂時代』はなぜオクラになったのか等々。
... 内田吐夢は、東映の誇る〝巨匠〟です。実に日本的な訳の分らなさを持った〝巨匠〟というのはこんな人のことを言うのかと、私なんかは真実思います。この人は実に、とんでもない人です。内田吐夢という人は多くの日本映画の〝巨匠〟達に共通するように ...
... (内田吐夢)『懺悔の刃』(小津安二郎)『秋刀魚の味』(小津安二郎)『七人の侍』(黑澤明)『自転車泥棒』(デ・シーカ)『上海』(⻲井文夫)『上海陸戦隊』(熊谷久⻁)『淑女と髯』(小津安二郎)『淑女は何を忘れたか』(小津安二郎)『人生劇場・⻘春篇』(内田吐夢) ...