... 有馬藤太はいた。 ﹁時代がかわたものだ﹂があずかている彦根藩兵では勝てるはずがない。といううわさは、耳に入ている。幕軍きての洋式陸軍の権威で、その脱走兵のほとんどは、洋式歩兵だというのだ。有馬﹁脱走隊の隊⻑は、大鳥圭介らしい﹂この有馬隊 ...
... 有馬藤太の玄関先に立った。黙って聞いていた十郎太は、その時は兵隊をそのまま帰した。﹁昨日、高知の兵と飛鳥山に行くつもりでいもしたが、金が足らんもんで、有馬どんに無心に行った所、断られもした﹂十郎太はニヤニヤしながら聞いた。﹁隊長、有馬藤太 ...
... 有馬藤太は諱を純雄。大正十三年に八十八歳で没しています。藤太という通名は、祖先が藤原氏であることを示しており、家字の﹁純﹂が付いています。も鹿児島に入っています。﹁迫﹂の字も多く使われます。大迫、迫田、迫、竹迫などです。﹁さこ﹂と読み ...
... 有馬藤太という人来る。土方先生の応対によって近藤先生、有馬と板橋本営に至る﹂とある。歳三はどのように応対したか不明だが、勇は﹁大久保大和﹂の名刺を出した。新政府軍薩摩の有馬藤太は、一見して勇を見破った。﹁発砲したが菊の御旗とあとで知り ...
... 有馬藤太の証言をもとに、この文章は書かれている。それによると有馬は﹁古河に進む﹂といって、流山の近くで俄かに道を変えた。村に入ると有馬は足軽一人を連れて、吾平新田の本陣を見届け、兵を散らして村をぐるりと包囲した。これだと近藤が知らずに ...
... 有馬藤太が語たことが﹃始末記﹄にある。以下、それによると——。兵しかいない。これではいかに近藤といえども戦うことはできない。しばらくは応射したが、もはやこれまでと覚悟をきめて降伏した。政府軍が流山の旧幕軍を包囲攻撃したのは四月三日の早朝だ ...
... 有馬藤太来り、久々振りニ往事ヲ談シタリ、 08 月 2 日、晴、日曜日、舊六月廿二日、一、終日書籍蟲干ニ寸暇ナシ、一、昇殿、神拜終る、墓參濟、 08 月 1 日、晴、土曜日、舊六月廿一日、[八月〕一、昨日ヨリ書籍之蟲干ニ掛る、一、篠崎五郎へ書面ヲ出シ ...
... 有馬藤太は、粕壁(埼玉県春日部市)にある新政府の拠点に、責任者である近藤勇の同行を求めた。 近藤は大久保大和の変名を用いており. しゅうせん)しもうさなお、戦後、新選組古参の永倉新八や原田左之助が離脱したが、近藤らは足立郡五兵衛新田(東京都足立 ...
... 有馬藤太等之ヲ率ヰ贈崎賴三戰隊:長州姐式金八郎岩倉引率ットアリ因州!層書二、大監察香川敬三小監察平川和太郎=鎮撫被仰付薩藩有馬藤太長藩祖式金八郎土藩上田楠大へ軍略御委任右三名彦根藩須藩及と岡田監兵三百餘テトアリ一八三 L クシテ其職苑セラ憤り ...