新史料博捜、生き残りをかけた朝敵藩の顛末
純朴な青年が駆けた修羅の道。 天皇に最も信頼された男がなぜ「逆賊」といわれたのか。 忠誠と裏切り、狂瀾怒濤の人生を描き出す――！
幕末維新史は、勝者である薩長サイドの史観で語られてきた。「朝敵」の汚名を着せられた地域は長らく不遇な立場に置かれ、「官軍」と戦った佐幕派の物語も陽の目を見ること ...
現在の歴史教科書で、いまだに﹁朝敵﹂の烙印を押されているのが、あの白虎隊で有名な会津若松である。宮廷を警備していた﹁天皇の軍隊﹂会津藩が突如、朝敵にされ、そのか ...
二十八万石を誇った会津藩は戊辰戦争に敗れ、明治二年、青森県の下北半島や三戸を中心とする地に転封を命ぜられる。実収七千石の荒野に藩士とその家族一万七千人が流れこん ...
戊辰戦争は、ほぼ一年半で終結した。しかし、西日本に関しては、一ヶ月もかからずに大勢が決した。なぜか。新政府側は、諸藩に対して素早く外交・軍事的な圧力を加えたから ...
江戸城総攻撃の前夜、最後の将軍慶喜の命で西郷隆盛の許へ決死行！ 「江戸を無傷で帝に返上！」 軍馬嘶く敵陣を突破し駿府の西郷に余の意を届けよ。 ...
純朴な青年が駆けた修羅の道。天皇に最も信頼された男が、なぜ「逆賊」といわれたのか。忠誠と裏切り、狂瀾怒涛の人生を描き出す!
驚異的な手腕を発揮して小藩備中松山を存亡の危機から救った天下の名臣・山田方谷。すぐれた改革者であり、教育者であり、最後まで侍であり続けた幕末の巨人。