日本近代思想の中で最も美しく輝いた思惟の結晶。西田哲学の内にありながら、それを越えでる人間性と文化、表現愛と教育愛を洞察した木村素衛の哲学の世界。
苦難に充ちた、それにもかかわらず剛毅にそれに耐えた理想主義的性格の、悲壮とも称すべき「父」の生涯を綴った思慕の書である。ここに描かれている「父」は、京大哲学科の ...
妊産婦へのケア実践を通して、西田幾多郎・木村素衛の哲学的表現論を手がかりに、看護のアートの概念の究明に挑む独創的研究。看護者と対象者が各々の心と身体を通して充分 ...
... 木村素衛の誕生と自立a木村素衛と教育学1それらの困難を未然に脱し、生産的な議論を行なうことをめざして、今回私は、あえて次のような方略をとりたい。すなわち、まず、木村素衛自身の叙述とりわけ日記を手がかりに、彼自身の自己認識に基づいて彼の ...
生命と歴史をつなぐ﹁自覚の教育学﹂の展開。大正新教育、国民自覚の教育学、戦時期の錬成思想、戦後の教育基本法、そして﹁期待される人間像﹂、日本の教育・教育学は京都 ...
湯川秀樹、朝永振一郎、木村素衛、熊谷直清、大塚久雄、新村猛...京都一中(現洛北高校)卒業生の作品・随想20余本を厳選し収録。
木村素衛 102 十時から藤井さんのシュライエルマッヘルに出る。先生は東京の樗牛会とかに上京で休講。午七時半起床。ヴィンデルバントの概論の美の問題を読む。十一月二十四日晴此の頃私の心は落ちつかないで困っていた。今日はよくない日の終わりを見た ...