櫛田民蔵が人々を惹きつけてやまないのは、マルクスへの道を泥臭く歩み続けたその人生である。一向に洗練されず、おもねらず、いわき地方の濃厚な土の匂いを感じさせ、マル ...
... 櫛田民蔵記念碑が建てられた。碑面に﹁何事か為せ。さざるべからず。生れたる者は!﹂(一九一〇年〇明治四三﹀一月一七日付の民蔵の日記の言葉)が刻まれている。一九七〇(昭和四五)年、櫛田民蔵著・大内兵衛補修﹃共産党宣言の研究﹄、青木書店刊。一九七 ...
... 櫛田民蔵・権田保之助(戦後、 NHK 常務理事)糸井靖之・大内兵衛・細川嘉六(戦後、日本共産党参議院議員)矢内原忠雄らである。彼らは、高野ゼミナールの学生も加えて、経済統計研究室で研究会を開いていた。大正四年三月六日に、この研究会に名称を付ける ...
... 櫛田民蔵との出会いであった。櫛田は、この年の四月に東京外語のドイツ語科を卒業し、さらに経済学を学ぶべく京大法科の編入 ... 櫛田民蔵君に送れる書簡についての思ひ出﹂、大内編﹃河上肇より櫛田民蔵への手紙﹄)この櫛田との出会いは、以後の河上の ...
... 櫛田民蔵、柳田国男、津田左右吉との出会いは日本の転向思想史の上で、書きのこしておくだけの意味をもっている。いのまたつなお浅野晃は、新人会に入る前に、マルクス主義経済学者の櫛田民蔵に師事していた。櫛田は、河上肇の弟子としてマルクス主義に ...
... 櫛田民蔵、特別寄稿家だった佐々木惣一、河上も朝日から離れた。さらに東京朝日でも、編集局長松山忠二郎をはじめとして大庭 ... 櫛田民蔵が東大経済学部の講師であったことが、二つのグループを結びつけた。森戸事件に際し、﹃我等﹄は﹁最も勇敢な﹂弁護 ...
... 櫛田民蔵君四十八歳を以て逝く。高野、長谷川、梅田、森戸の諸君とともに﹃櫛田民蔵全集﹄(全五巻)を編集す。.矢内原忠雄﹃満洲問題﹄・山田盛太郎﹃日本資本主義分析﹄平野義太郎﹃日本資本主義社会の機構﹄・ルクセンブルグ・長谷部文雄訳﹃資本蓄積論 ...
... 櫛田民蔵と解党派櫛田民蔵は解党派ではないか河上肇)さんはそういう意味で、櫛田さんを悪罵しているが、あれは正しいですか。櫛田さんの﹁我が国小作料の特質﹂その他をどうお考えですか。櫛田君をもって解党派というのは全くまちがいだ。河上さんが ...