本書は、水野忠精を題材とした老中の情報収集を軸に、同時代の他の事例も交えて、幕末期の老中による政治情報収集の実態とその情報内容、さらにはこれらの扱われ方を実証的 ...
水野忠精 水野家は徳川家の外戚の家柄である。家康を生んだお大の方(伝通院)は水野忠政の娘であった。忠政の子信元は織田信長と家康の盟約に尽力したが、佐久間信盛の讒言にあって殺害された。信元の嫡流は忠重につがれ、のちの結城藩水野家となる(元禄期 ...
... 水野忠精は父親のケツを拭って、さらに出世を果たす。* 1 老中・水野忠邦の息子として生まれた忠精は、わずか12歳で家督を継がされました。父・忠邦の政治的失脚により強制隠居・謹慎を命じられたためでした。突如、浜松藩の藩主となった忠精でしたが ...
... 水野忠精が浜松から移ってきた際には、わずか5万石となっていた。水野家は徳かたもとは最上義光5万石の所領だったが、最上家が改易となり、その後は鳥居家にはじまり、延べ1家が入れ替わった。それにともない領地も少なくなり、弘化もがみよしあき ...
... 水野忠精)より、奥医師を仰せつけられた。その後﹁御時計之間﹂の外で待っていると、祐筆の高木幸次郎がきて﹁制紙の習礼﹂(礼儀・作法)を教わることとなり、しばらくして﹁新部屋﹂で、老中水野忠精や若年寄の附添のもとに、﹁制紙血判﹂を済ませた ...
... 水野忠精(和泉守)文久 3 年 9 月?日(米子城) ~文久 3 年 9 月?日(宮津城) 119 水野忠精(和泉守)・有馬道純(遠江守)・牧野忠恭(備前守)・井上正直(河内守)・板倉勝清(周防守)・酒井忠績(雅楽頭) 6 人文久 3 年 10 月?日(小浜城) 120 板倉勝清(周防守) ...
... 水野忠精吉田條太郎寒河江代官=任ス。五二五嘉永元:五二五秋元志朝鄉村ヲ水野忠精附ス名木澤尾花澤土生田本飯田各宿問屋等助郷ノコトヲ答申〇上谷地收納米船一艘隼瀨=於テ破船ス〇綾瀬田梓東根八幡宮碑重建ス。五一八孝明天皇石井勝之進代官=任ス長瀞領 ...
... 水野忠精(1)羽山形藩主忠邦の男、弘化二年封を継ぎ、濱松より山形五萬石に移る從五監に叙任し、後大監物に改む、安政五年寺社奉行となり、萬延元年若年寄に進む、慶應二年致仕す。水野忠之)三河岡崎(六萬石)藩主、寛文九年生忠春の四男、初名齋宮、初め ...
幕末期畿内の政治空間 久住真也. 水野忠精水野忠精水野忠精水野忠精本荘宗秀水野忠精水野忠精水野忠精水野忠精水野忠精松平康直水野忠精松平康直註)「水野忠精幕末老中日記』より作成。 6 、 7 月は日判された阿部・松前らの立場は、このあたりにも起因 ...