近代日本の外交官・政治家。ワシントン会議では全権を務め、後に外相として国際協調と中国内政不干渉を掲げた幣原外交を展開。満洲事変収拾に挫折し退くが、敗戦後首相に指 ...
幣原は、大正13年、外交官試験に合格した者として初めて加藤内閣の外相に就任する。その外交姿勢は、英米協調・対中国内政不干渉を基調とした。いわゆる﹁幣原外交﹂である ...
戦前に外相として国際協調を主導、戦後は占領下、首相として日本国憲法制定に尽力。軍部台頭の昭和期、平和を追求し続けた政治家とは
日本国憲法を誕生させた敗戦直後の時代状況を構造的に把握することにより、幣原喜重郎が9条発案者であると証明した決定版。
戦後2人目の総理大臣となった73歳の老外交官・幣原喜重郎は、「天皇制の存廃」と新憲法制定という戦後最大の難問を背負った。マッカーサーと彼はどんなかけひきをしたのか ...
﹁幣原外交﹂とは何か。憲法9条の発案者なのか。日本を代表する外政家の足跡を丹念に追いながら、日本の栄光と挫折、そして再起をたどる。
大正末期から昭和初期にかけて二度にわたり外務大臣を務め、「幣原外交」とよばれる国際協調政策を推進した元首相による貴重な外交秘史。
二十世紀の日本は、明治・大正期、昭和戦前期、そして戦後という三つの時代を経験した。明治・大正期の日本は、日清・日露戦争に勝利し、パリ講和会議やワシントン会議を通 ...
歴史家の立場で憲法史と外交史、国際政治の側面から実証的検証を行い、憲法9条の発案者は当時の首相・幣原喜重郎であることを論じる。
... 幣原喜重郎「外交 50 年」(東京:読売新聞 1950 ) pp.298-299 * 02 黒沢文貴*国益を踏まえ、理想の灯を掲げた現実主義者月刊 ... 幣原喜重郎とワシントン体制”「近代日本を創った百人」上監修大河内一男(東京:毎日新聞社 1965 ) p.258 * 07 入江昭( 1965 ) ...
外交官時代の経験で得た国際政治観と敗戦までの変化など、彼の再軍備論を内在的に分析。戦後日本の外交路線形成と対立の諸相を考察。
... ははきよく時じ間のかん問題でもんだいあた/幣原外交のしではらがいこう行きゆ詰づまり/米外べい交の貴き重なちよう資し産を失さんうしなた幣原喜重郎年表文献目録あとがき装丁写真幣原喜重郎肖像装丁上田晃郷 典型的てんけいてきな. ЛRёёёЕ.
著者には、すでに﹃陸奥宗光︵上下︶﹄︵PHP文庫︶という著作がある。これは、陸奥宗光の一生を描いた長編評伝である。その著者が、なぜ再び陸奥宗光を素材に、﹃陸奥宗光と ...
敗戦直後、戦争への道を自らの手で検証しようとした国家プロジェクトの全貌。1945年11月、幣原喜重郎内閣が立ち上げた戦争調査会。多数の戦犯逮捕、公文書焼却など困難をきわ ...
大正期外交の実像を人物をとおし活写する
陸奥宗光、伊藤博文、小村寿太郎、幣原喜重郎、吉田茂...。激動の時代の中で、彼らはいかに日本の蛇取りに苦心したか。ペリー来航(1853年)から占領の終了(1952年)までの100年間を ...
GHQ草案をもとに成立した日本国憲法。しかし、その草案の条文に「平和」の二文字はなかった。では、憲法の柱となる「平和」の理念はどこから来たのか ...
最新の研究成果を集約した著者渾身の書。
平和協調を模索した,ライオン宰相の理念とは?
主要な外交官・政治家ら19名の栄光と苦悩の歴史
日本軍の性暴力と戦争責任問題を考えなおす
国際協調や不戦条約などを題材に、国民外交論の内実と展開、破綻要因を追究。近代日本の事例から現代の「外交と民意」の関係を問う。
第一次大戦後の「新世界秩序」の中、日本は富国強兵から産業立国への転換を図り、世界との多角的貿易を目標とした「経済外交」を掲げた。しかし各国との貿易摩擦、大恐慌に ...
主要な外交官・政治家ら20名の栄光と苦悩の歴史
明治以降の日本に存在するふたつの憲法が、これまで1度も1文字も改正されなかったのはなぜか。日本人の憲法観に迫る、必読の書。
外務省研修所は、一九四六年三月一日、日本が主権を喪失し、外交機能も停止され、外務省が機構を縮小し、東京が焼け野原という極めて厳しい状況の中で設立された。この英断 ...
南京事件論争に終止符を打つ研究
... 幣原喜重郎のクラスに入って来たのである。彼は數摩以外の學科はいづれも非常によく出来、殊に英語の讀書力は傑出してゐた。伊澤に次いで、土佐から濱口雄幸が入つて来た。後に彼に先んじて内閣総理大臣たるべき運命を搾ってゐた濱口は、流石にどの學科も ...
戦後長らく続いてきた自民党政治が崩壊し、革命を起こした民主党・鳩山由紀夫。戦後の宰相・東久迩宮から鳩山由紀夫に至るまで、時代をリードしてきた総理は、国民を牽引す ...
東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑さ ...
... 幣原喜重郎に白羽の矢を立てたのである。そして幣原はここにはじめて外交官という純吏から、外政家の範疇へと躍進していったのである。幣原が外政家として外相を勤めたのは第一次、第二次加藤、若槻、浜口、第二次若槻の五代、五年有三ヵ月の長きにわたっ ...
戦後70年。あの戦争とは何だったのか?
日本の指導者たちはいかなるリーダーシップを発揮したのか？ 小泉首相にいたる歴代首相56名の人物と業績を具体的な視点で述べた、歴史がわかる、社会がわかる、政治がわかる ...
政党内閣制は五・一五事件で崩壊し、軍部の政治介入が強まる。デモクラシーはいかにして潰えたか。戦争に向かう時代を克明に辿る。
宰相幣原喜重郎 塩田潮. 参考資料・参考箇所序章最後の御奉公第一章憲法成立の謎木下道雄著『側近日誌』(文藝春秋)一六三~一六四頁高柳賢三・大友一郎・田中英夫編著『日本国憲法制定の過程』(有斐閣)四〇~四五頁 ( 12 ) ( 11 ) ( 10 ) (. ( 12 ) ( 11 ) ...
戦後日本社会の機軸となった憲法九条。この「平和憲法」の発案者は、はたして誰だったのか ...
戦後日本はこうしてつくられた。〈自立〉か〈協調〉か、〈自由〉か〈統制〉か――歴代首相の立ち位置は吉田との政治的距離で決まっている。今の日本政治は昭和の歴史から何 ...
南京の戦場に輝いた良心の記録。自分のいのちの危険をかえりみず、日本軍によって占領された南京にとどまり、すさまじい性暴力の嵐から一万人以上の中国人女性を救ったアメ ...
日中戦争から敗戦に至る戦争の時代。翼賛体制・大東亜共栄圏は、いかに構築されたのか。社会構造の変容をふまえ総力戦体制に迫る。
世界6位の海岸線、人口減少、グローバルな経済活動、膨らむ赤字国債――日本の現実を直視し、軍事によらない防衛戦略を構想する。
満州事変時の吉林総領事、上海事変直後の上海総領事、そして日中戦争勃発時の東亜局長と、悪化の一途を辿った日中関係の最前線にあって、軍部独走に抗しつつ和平の道を模索 ...
... 幣原喜重郎の父はふたりの息子を帝国大学へ学させたという。写真/門真市立歴史資料館帝国大学時代の幣原喜重郎入学させたが、まか(外務次官に就任幣原喜重郎は、1872年(明治5)8月等中学校に進学したのち、帝国大学法科大学n日、堺県茨田郡門賞1番下村(現 ...
戦争の本質を掴まえるには何が必要なのか?天皇制下の軍隊の在り方の特徴とその変容を捉え、軍が政策決定の本質的変容にどのような影響をもたらしたのかを明快な論理と筆致 ...
戦後の日本で固定した間違いだらけの「定説」を覆し、今なぜ「憲法改正」なのかを問う、渾身のノンフィクション。
劇場にはかからない“現場”の物語。 「ニヤニヤ、クスクス。これ、立派な映画作りの教則本です」役所広司 ...
現憲法制定過程で何が起きたか。第九条制定の背景にはいかなる事情が存在していたか。GHQ側、日本側の動向を徹底的に検証して定評ある叙述が、新資料に基づく知見を加えてさ ...