【番外編】「新型インフルエンザ」今できる対策は?医者要らずでできるインフルエンザ対策

潜伏期間も死亡率も分からない、未知数だらけのH5N1型ウイルス。新型インフルエンザに対して、今個人ができる対策は?

» 2008年12月15日 12時30分 公開
[SOS総務]
SOS総務

 


 H5N1
新型インフルエンザと通常のインフルエンザの違い
項目 通常のインフルエンザ 新型インフルエンザ
発病 急激 急激
症状(典型例) 38℃以上の発熱
・咳、くしゃみ等の呼吸気症状
・頭痛、関節痛、前身倦怠感など
未確定(発生後に確定)
潜伏期間 2〜5日 未確定(発生後に確定)
ヒト―ヒト感染性 あり(風邪より強い) 強い
発生状況 流行性 大流行(パンデミック)
死亡率 0.1%以下 未確定(発生後に確定)
※アジア・インフルエンザ 0.5%
スペイン・インフルエンザ 2%
出典:厚生労働省『事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン』

 H5N1

 

 H5N1

 H5N1

 

SARS


 

 1918781865000155004548

 67H5N1

 2003SARS21

 SARSSARS1調2

 1SARS15000200

 


 調95
※N95:米国国立労働安全衛星研究所が定めたN95基準の認定を受けた、感染性の飛沫核を吸入しないようにするためのマスク。結核やSARSの感染防止に病院などでも使用されている。

 いざというときのために、食品や日用品を備蓄しておくのもおすすめだ。2週間分以上は確保しておくと安心だろう。ウイルスがヒトからヒトへと感染するので、外出しないのがもっとも効果的な防御策になるため、そのときに備えてだ。ショッピングストアや医療施設など、人の集まる場所は感染する危険が高くなる。

 また日ごろから、関連機関のWebサイトなどを見て、正しい知識と情報を収集するのも大切なことだ。

田代眞人さんプロフィール

医学博士。20年以上前から鳥インフルエンザの研究に携わるエキスパートで、現在、国立感染症研究所ウイルス第三部部長、WHOインフルエンザ協力センター長を務めている。専門はウイルス学、感染症学。共著書に『新型インフルエンザH5N1』(岩波書店刊)、『鳥インフルエンザの脅威』(河出書房新社刊)など多数ある。


『月刊総務』2008年11月号

「待ったなし!の脅威 新型インフルエンザ・パンデミックに備える」(P46〜51)より


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