マイクロソフトの日本法人は、現COOの樋口泰行氏が4月1日付けで新社長に就任すると発表した。
既報の通り、マイクロソフトの日本法人は2月28日、都内のホテルで記者発表会を開催し、現代表執行役兼COOの樋口泰行氏が4月1日付けで新社長に就任すると発表した。現社長のダレン・ヒューストン氏は、米Microsoftのコーポレートバイスプレジデントとして、4月をめどに設立される新組織「コンシューマー&オンライン インターナショナルグループ」を担当する。
一方、米本社に復帰するヒューストン氏は樋口氏について「すばらしいパートナーだった。同じハーバード大学を卒業していることもあり、共に会社を率いることができてうれしかった」と話した。
ヒューストン氏は日本での経験について、日本企業で11のクロスライセンス契約を取り付けたことなどを挙げながら「一番の誇りはPlan-Jだった」という。また、日本はMicrosoft全体で第2位の市場だが、市場投入していない製品もあったため、CRM製品のMicrosoft DynamicsやWindows Mobileの立ち上げなどに注力した。
「マイクロソフトは日本の技術者にとって最も良いパートナーになりたいと考えている」(ヒューストン氏)
なお、樋口氏は1957年生まれ。大阪大学工学部卒業後、松下電器産業入社。1991年にハーバード大学経営大学院を卒業後、ボストンコンサルティング入社。アップルコンピュータを経てコンパックコンピュータに入社。合併に伴い、日本HPの執行役員、インダストリースタンダードサーバ統括本部長に就任。2003年日本HP社長、2005年にダイエー社長に就き、2007年3月にマイクロソフトに入社。代表執行役兼COOに就任した。
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