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「子どもの日常をもっと知りたい」に応える園児見守りロボット「MEEBO」 日々の様子を自動撮影、保護者と共有

» 2015年08月05日 18時25分 公開
[山崎春奈ITmedia]

 ユニファは8月5日、保育園・幼稚園向けの園児見守りロボット「MEEBO」(みーぼ)を発表した。「親と離れている間の子どものリアルな日常を知りたい」という声に応え、写真を自動撮影して子どもの日常を記録し、保護者と共有する。

photo 目の部分のカメラで撮影した写真をWebで保護者と共有

 世界初の園児見守りロボットとして、教室の入り口など子どもに近い距離に置くことを想定する。大きさは約30センチ、重さは約1キロ。ヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」をベースに開発し、CPUとしてRaspberry Pi2を使っている。

photo 音楽に合わせてダンス

 

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「ロボットだからこそできる仕事」を任せる


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あいさつや撮影時の声かけなどの会話デモ
photo MEEBOの主要機能

 園児の命を守る安心・安全機能にも力を入れる。熱中症やインフルエンザなどをいち早く知る「検温」機能は、スマートフォンに指定のデバイスを取り付けて園児の額に近づけると約2秒で体温が測れる。現在はデバイスを経由しているが、MEEBO自体に赤外線カメラを搭載し、サーモグラフィで感知するよう進化させたいという。

 「自動撮影や検温のように、機械だからこそ効率的に正確にできる作業がまだあるはず。今後保育業界の人手不足がさらに深刻化する中で、自然な形でロボットが溶け込み、保育士や保護者をサポートする環境を作っていきたい」(土岐代表)

photo ユニファ土岐泰之代表(右)とヴイストン大和信夫代表(左)

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