Intelは8月8日(現地時間)、QLC 3D NANDを採用したM.2 NVMe SSD「660p」シリーズを発表した。転送速度や書き込み耐性がTLCに比べてやや下がる代わりに、512GBモデルで市場想定価格99ドルという低価格を実現した。日本での発売時期は未定。
512GBモデルのシーケンシャルリードは1500MB/s、シーケンシャルライトは1000MB/s。総書き込み容量︵TBW︶は100で、製品寿命︵MTBF︶は160万時間以下。
比較に、TLC採用のM.2 MVNe SSDである﹁760p﹂の512GBモデルを見ると、リード3230MB/s、ライト1625MB/s、228TBW、MTBF160万時間であるため、660pは転送速度や書き込み耐性で760pには及ばないことが分かる。
その代わり、760p 512GBモデルの市場想定価格が199ドルであるのに対し、660p 512GBモデルはその半額を切る99ドルという低価格を実現した。
1TBモデルと2TBモデルのシーケンシャルリードは1800MB/sで、シーケンシャルライトも1800MB/s。200TBWと総書き込み容量は512GBモデルの倍だが、MTBFは512GBモデルと同じ160万時間以下。市場想定価格は1TBモデルが不明、2TBモデルが399ドル。
各モデルのスペック(右端は比較用の760p)。1TBモデルと2TBモデルの容量表記が間違って1024倍されてしまっているのはご愛嬌(あいきょう)。
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