水深10センチの水路でも発電、新しい小水力発電機を開発蓄電・発電機器

鉄建建設は小さな農業用水路などでも発電できる、新しい小水力発電装置を開発。新開発のタービンによって、少ない流量・流速でも発電できるのが特徴だという。

» 2018年03月23日 07時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]

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開発した小水力発電装置の断面図と、16枚の可動翼を持つタービンの概略図 出典:鉄建建設

 この可動翼タービンによって、水深10cm程度、水量1秒当たり0.02m3(立法メートル)以上、流速1.5m/s(メートル毎秒)以上といった条件であれば、小さな農業用水路や中央排水溝でも発電可能としている。流速や流量が極端に少ない水路の場合は、小さな落差を利用して集水加導水路を設置すれば発電が行える。

茨城県で実証中の小水力発電装置 出典:鉄建建設

 2.0m/s60rpm1609.6W2.2km

 

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