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ユーザーの求めるJDF運用とは
MIS
掲載日: 2009年03月04日
P
A
G
E
2
0
0
9
コ
ン
フ
ァ
レ
ン
ス
E
3
セ
ッ
シ
ョ
ン
﹁
ハ
ン
ド
メ
イ
ド
/
オ
ー
ダ
ー
メ
イ
ド
に
よ
る
J
D
F
対
応
﹂
で
は
ユ
ー
ザ
ー
の
視
点
か
ら
J
D
F
導
入
の
課
題
を
問
題
提
起
す
る
と
と
も
に
自
社
開
発
で
J
D
F
対
応
を
行
っ
た
先
進
事
例
を
紹
介
し
た
。
仙
台
市
に
本
社
を
置
く
中
堅
印
刷
会
社
の
株
式
会
社
ユ
ー
メ
デ
ィ
ア
の
三
浦
進
氏
か
ら
は
、
独
自
開
発
の
M
I
S
と
J
D
F
の
接
点
、
J
D
F
導
入
の
課
題
に
つ
い
て
お
話
い
た
だ
い
た
。
ユ
ー
メ
デ
ィ
ア
で
は
、
1
9
8
9
年
に
基
幹
シ
ス
テ
ム
'
K
o
n
太
'
の
運
用
を
開
始
し
た
。
K
o
n
太
シ
ス
テ
ム
は
工
程
管
理
、
営
業
支
援
︵
見
積
り
積
算
、
売
上
計
画
、
実
績
集
計
︶
、
販
売
管
理
、
購
買
管
理
︵
外
注
・
資
材
︶
な
ど
の
機
能
を
備
え
た
統
合
シ
ス
テ
ム
と
な
っ
て
い
る
。
特
色
と
し
て
、
は
じ
め
に
見
積
り
あ
り
き
の
シ
ス
テ
ム
で
見
積
り
か
ら
請
求
ま
で
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
に
即
し
た
シ
ス
テ
ム
で
あ
る
。
仕
様
設
計
を
自
社
で
行
い
、
社
内
に
保
守
要
員
も
い
る
の
で
機
能
拡
張
や
操
作
性
の
向
上
な
ど
進
化
を
続
け
て
い
る
。
ま
た
、
外
部
シ
ス
テ
ム
と
の
イ
ン
タ
ー
フ
ェ
イ
ス
が
容
易
に
取
れ
プ
リ
プ
レ
ス
の
生
産
管
理
シ
ス
テ
ム
等
と
の
連
携
を
行
っ
て
い
る
。
ま
た
、
各
拠
点
間
は
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
V
P
N
で
結
ば
れ
、
顧
客
情
報
の
共
有
な
ど
イ
ン
ト
ラ
ネ
ッ
ト
の
仕
組
み
も
構
築
し
て
い
る
。
1
9
9
9
年
に
品
質
I
S
O
認
証
を
取
得
し
た
の
を
皮
切
り
に
環
境
I
S
O
認
証
、
プ
ラ
イ
バ
シ
ー
マ
ー
ク
な
ど
各
種
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
認
証
を
取
得
し
て
い
る
。
導
入
当
初
は
作
業
の
標
準
化
が
図
れ
、
業
務
改
善
に
も
大
き
な
効
果
が
得
ら
れ
た
が
、
継
続
す
る
に
つ
れ
マ
ン
ネ
リ
化
し
形
骸
化
す
る
と
い
う
弊
害
が
で
て
き
た
た
め
、
I
S
O
認
証
は
返
上
し
、
身
軽
な
独
自
の
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
へ
変
換
し
て
い
る
。
受
注
環
境
が
厳
し
さ
を
ま
す
な
か
で
営
業
支
援
部
と
い
う
新
し
い
組
織
を
設
立
し
て
い
る
。
利
益
よ
り
も
売
上
を
追
求
し
が
ち
な
営
業
を
サ
ポ
ー
ト
し
、
利
益
を
残
せ
る
企
業
体
質
に
し
て
い
く
こ
と
、
印
刷
物
の
仕
様
設
計
、
製
造
設
計
の
プ
ロ
と
し
て
全
社
コ
ン
ト
ロ
ー
ル
タ
ワ
ー
と
し
て
の
機
能
を
も
つ
こ
と
、
マ
ー
ケ
テ
ィ
ン
グ
志
向
の
営
業
体
制
へ
の
転
換
を
目
指
す
と
い
っ
た
こ
と
が
設
立
目
的
で
あ
る
。
ま
た
、
J
D
F
の
導
入
効
果
と
し
て
挙
げ
ら
れ
て
い
る
進
捗
管
理
、
実
績
管
理
、
原
価
管
理
に
つ
い
て
の
現
状
の
基
幹
シ
ス
テ
ム
の
対
応
を
以
下
に
記
す
。
進
捗
管
理
基
幹
シ
ス
テ
ム
か
ら
各
工
程
別
に
予
定
表
を
出
力
し
て
い
る
。
リ
ア
ル
タ
イ
ム
の
進
捗
把
握
に
つ
い
て
は
ア
ナ
ロ
グ
的
な
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
で
対
応
し
て
い
る
。
実
績
管
理
作
業
終
了
後
、
基
幹
シ
ス
テ
ム
に
対
し
完
了
登
録
を
す
る
。
さ
ら
に
別
建
て
で
日
報
入
力
し
実
績
値
を
生
産
指
数
と
し
て
管
理
し
て
い
る
。
原
価
管
理
月
次
の
部
門
損
益
管
理
を
実
施
し
て
い
る
が
、
物
件
毎
の
原
価
管
理
ま
で
は
行
っ
て
い
な
い
。
以
上
が
当
初
の
状
況
で
あ
る
。
そ
の
う
え
で
J
D
F
導
入
の
課
題
に
つ
い
て
整
理
し
て
み
た
。
全
体
最
適
と
い
う
J
D
F
の
コ
ン
セ
プ
ト
に
異
論
は
な
い
が
、
会
社
に
と
っ
て
儲
か
る
仕
組
み
と
な
ら
な
け
れ
ば
導
入
に
は
至
ら
な
い
。
J
D
F
導
入
の
課
題
を
以
下
に
挙
げ
る
。
製
造
の
効
率
化
/
自
動
化
に
つ
い
て
●
機
械
更
新
の
タ
イ
ミ
ン
グ
は
ま
ち
ま
ち
な
の
で
、
す
べ
て
の
機
械
が
J
D
F
対
応
と
な
る
に
は
時
間
が
か
か
る
。
●
後
加
工
は
外
注
も
含
め
J
D
F
未
対
応
●
印
刷
機
の
イ
ン
キ
キ
ー
プ
リ
セ
ッ
ト
に
つ
い
て
は
、
C
I
P
3
の
P
P
F
運
用
で
す
で
に
十
分
な
効
果
が
で
て
い
る
。
さ
ら
な
る
上
積
み
が
ど
の
程
度
あ
る
の
か
。
●
自
動
化
を
進
め
す
ぎ
る
と
人
間
の
ス
キ
ル
が
低
下
し
て
、
か
え
っ
て
品
質
劣
化
を
招
く
の
で
は
な
い
か
。
作
業
指
示
の
デ
ジ
タ
ル
化
に
つ
い
て
●
印
刷
品
質
を
決
定
す
る
の
は
オ
ペ
レ
ー
タ
の
ス
キ
ル
。
サ
イ
ズ
や
数
量
な
ど
は
よ
し
と
し
て
品
質
指
示
を
デ
ジ
タ
ル
化
で
き
る
の
か
ど
う
か
?
●
受
注
時
に
ベ
ー
ス
と
な
る
情
報
が
整
理
で
き
て
お
ら
ず
、
ま
た
生
産
情
報
の
決
定
が
ギ
リ
ギ
リ
と
な
る
の
で
、
ジ
ョ
ブ
チ
ケ
ッ
ト
の
発
行
タ
イ
ミ
ン
グ
が
難
し
い
。
段
階
的
な
指
示
と
な
ら
ざ
る
を
得
な
い
。
●
複
雑
な
情
報
伝
達
や
作
業
進
行
中
の
変
更
対
応
は
デ
ジ
タ
ル
情
報
だ
け
の
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
で
は
不
十
分
。
独
自
開
発
の
M
I
S
と
の
融
合
に
つ
い
て
●
自
社
仕
様
の
M
I
S
で
独
自
に
カ
ス
タ
マ
イ
ズ
し
な
が
ら
改
良
を
続
け
て
き
た
。
J
D
F
対
応
の
た
め
に
パ
ッ
ケ
ー
ジ
ソ
フ
ト
を
導
入
す
る
と
い
う
選
択
肢
は
考
え
に
く
い
。
こ
の
よ
う
な
こ
と
か
ら
J
D
F
導
入
の
費
用
対
効
果
が
見
え
な
い
と
い
う
の
が
現
状
の
正
直
な
と
こ
ろ
で
あ
る
。
一
方
で
、
J
D
F
導
入
の
メ
リ
ッ
ト
と
し
て
は
次
の
よ
う
な
も
の
が
あ
る
。
●
リ
ア
ル
タ
イ
ム
で
の
進
捗
状
況
・
負
荷
状
況
の
把
握
●
作
業
実
績
が
M
I
S
に
自
動
的
に
フ
ィ
ー
ド
バ
ッ
ク
さ
れ
、
受
注
案
件
ご
と
の
原
価
計
算
が
行
わ
れ
る
●
C
T
P
の
リ
モ
ー
ト
出
力
︵
プ
リ
プ
レ
ス
と
印
刷
工
場
が
離
れ
て
い
る
の
で
効
果
大
︶
こ
れ
ま
で
は
自
社
の
環
境
が
整
わ
な
い
こ
と
も
あ
り
、
J
D
F
導
入
に
関
し
て
は
﹁
食
わ
ず
嫌
い
﹂
の
面
も
あ
っ
た
が
、
今
後
、
将
来
を
に
ら
ん
だ
M
I
S
再
構
築
に
あ
た
り
、
効
果
の
出
る
と
こ
ろ
か
ら
部
分
的
に
で
も
導
入
し
て
い
き
た
い
。
投
資
効
果
を
得
な
が
ら
進
化
さ
せ
て
い
く
こ
と
が
重
要
だ
と
考
え
て
い
る
。
東
京
都
東
大
和
市
に
本
社
を
置
く
株
式
会
社
ニ
シ
カ
ワ
は
オ
フ
輪
を
主
体
と
し
た
商
業
印
刷
を
中
心
と
す
る
印
刷
会
社
で
あ
る
。
同
社
の
兼
田
克
史
氏
か
ら
は
、
自
社
開
発
の
J
D
F
ツ
ー
ル
﹁
J
D
F
コ
ン
バ
ー
タ
ー
﹂
の
開
発
経
緯
と
機
能
に
つ
い
て
お
話
い
た
だ
い
た
。
ニ
シ
カ
ワ
グ
ル
ー
プ
は
、
グ
ル
ー
プ
会
社
の
統
括
と
販
売
お
よ
び
企
画
・
制
作
を
行
う
︵
株
︶
ニ
シ
カ
ワ
、
オ
フ
輪
印
刷
の
西
川
印
刷
︵
株
︶
と
関
東
印
刷
︵
株
︶
の
体
制
で
、
9
台
の
B
縦
半
裁
と
新
た
に
導
入
し
た
A
縦
全
判
の
計
10
台
の
オ
フ
輪
が
稼
動
し
て
い
る
。
当
社
の
基
幹
業
務
シ
ス
テ
ム
は
、
オ
フ
コ
ン
の
シ
ス
テ
ム
を
2
0
0
0
年
問
題
対
応
で
ク
ラ
イ
ア
ン
ト
サ
ー
バ
方
式
の
シ
ス
テ
ム
に
移
行
し
現
在
に
至
っ
て
い
る
。
業
務
シ
ス
テ
ム
の
機
能
概
要
は
次
の
よ
う
な
も
の
で
あ
る
。
営
業
部
門
‥
見
積
り
作
成
、
受
注
入
力
、
与
信
管
理
、
売
上
・
原
価
確
定
業
務
部
門
‥
印
刷
予
定
組
み
、
作
業
指
示
、
外
注
発
注
生
産
部
門
‥
実
績
入
力
管
理
部
門
‥
入
金
、
支
払
入
力
ま
た
サ
ブ
シ
ス
テ
ム
と
し
て
以
下
の
よ
う
な
も
の
が
あ
る
。
・
T
C
M
︵
T
a
s
k
a
n
d
C
o
s
t
M
a
n
a
g
e
m
e
n
t
S
y
s
e
t
e
m
︶
制
作
部
門
の
管
理
シ
ス
テ
ム
。
作
業
実
績
入
力
、
分
解
指
示
、
出
力
依
頼
・
プ
ロ
レ
コ
︵
印
刷
機
稼
動
記
録
計
︶
作
業
日
報
や
稼
動
実
績
を
入
出
力
・
N
w
e
b
︵
イ
ン
ト
ラ
ネ
ッ
ト
︶
全
社
の
情
報
伝
達
・
共
有
を
行
う
。
売
上
情
報
、
顧
客
情
報
の
照
会
、
工
場
稼
動
予
定
の
照
会
な
ど
・
J
D
F
_
C
o
n
v
e
r
t
e
r
︵
J
D
F
生
成
ソ
フ
ト
︶
進
行
部
門
‥
業
務
シ
ス
テ
ム
と
連
動
し
、
製
版
処
理
に
必
要
と
な
る
指
示
を
入
出
力
刷
版
部
門
‥
業
務
シ
ス
テ
ム
と
連
動
し
、
C
T
P
出
力
に
必
要
と
な
る
指
示
を
入
出
力
い
ず
れ
の
サ
ブ
シ
ス
テ
ム
と
業
務
シ
ス
テ
ム
と
連
携
し
て
い
る
。
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
採
用
の
目
的
2
0
0
7
年
12
月
に
竣
工
し
た
西
川
印
刷
の
笹
井
プ
ラ
ン
ト
は
、
拠
点
統
合
に
よ
る
生
産
性
向
上
と
高
付
加
価
値
化
を
狙
っ
た
も
の
で
、
﹁
ニ
シ
カ
ワ
グ
ル
ー
プ
の
戦
略
的
拠
点
﹂
と
し
て
位
置
づ
け
ら
れ
て
い
る
。
そ
の
た
め
従
来
の
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
で
は
な
く
、
次
世
代
の
戦
略
拠
点
に
相
応
し
い
新
し
い
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
を
実
現
す
る
こ
と
が
大
命
題
で
あ
っ
た
。
そ
こ
で
、
こ
れ
か
ら
主
流
に
な
る
で
あ
ろ
う
J
D
F
に
着
目
し
た
。
J
D
F
を
研
究
し
て
い
く
過
程
で
﹁
グ
ル
ー
プ
内
の
各
拠
点
は
も
と
よ
り
、
お
客
様
や
協
力
印
刷
会
社
、
協
力
外
注
会
社
な
ど
と
の
印
刷
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
を
シ
ー
ム
レ
ス
に
つ
な
ぎ
合
わ
せ
る
為
の
ツ
ー
ル
と
し
て
使
用
で
き
る
の
で
は
?
﹂
と
い
う
考
え
に
至
り
、
採
用
に
向
け
て
以
下
の
課
題
を
抽
出
し
た
。
(
1
)
基
幹
業
務
シ
ス
テ
ム
と
生
産
現
場
の
連
携
J
D
F
の
ジ
ョ
ブ
チ
ケ
ッ
ト
作
成
に
は
基
幹
業
務
シ
ス
テ
ム
の
情
報
に
生
産
現
場
で
必
要
と
な
る
情
報
を
追
加
す
る
必
要
が
あ
る
。
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
の
ど
の
タ
イ
ミ
ン
グ
で
ジ
ョ
ブ
チ
ケ
ッ
ト
を
発
行
す
る
か
検
討
し
た
結
果
、
デ
ジ
タ
ル
デ
ー
タ
が
最
初
に
処
理
さ
れ
る
プ
リ
プ
レ
ス
工
程
が
適
当
で
あ
る
と
判
断
し
、
そ
の
タ
イ
ミ
ン
グ
で
業
務
シ
ス
テ
ム
の
情
報
を
取
り
込
む
必
要
が
あ
っ
た
。
(
2
)
工
程
管
理
の
一
極
集
中
化
各
拠
点
︵
本
社
・
新
宿
事
業
所
︶
及
び
外
部
︵
協
力
外
注
・
お
客
様
︶
か
ら
の
入
出
稿
や
生
産
2
拠
点
の
C
T
P
稼
動
を
含
め
た
工
程
管
理
を
一
極
集
中
で
管
理
し
た
い
。
拠
点
ご
と
の
独
立
シ
ス
テ
ム
で
は
な
く
共
通
の
仕
組
み
が
必
要
。
今
後
予
定
さ
れ
る
印
刷
工
程
や
加
工
工
程
と
の
連
動
︵
作
業
指
示
や
稼
動
実
績
収
集
︶
を
考
慮
す
る
と
、
ま
ず
は
C
T
P
環
境
が
J
D
F
対
応
と
な
る
こ
と
が
必
然
。
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
構
築
の
ス
テ
ッ
プ
上
記
の
課
題
を
ク
リ
ア
す
る
た
め
に
は
次
の
よ
う
な
処
置
が
必
要
と
な
っ
た
。
(
1
)
基
幹
業
務
シ
ス
テ
ム
の
情
報
を
吸
い
上
げ
、
J
D
F
化
す
る
仕
組
み
(
2
)
生
産
機
器
︵
C
T
P
︶
へ
の
作
業
指
示
︵
主
と
し
て
製
版
パ
ラ
メ
ー
タ
ー
︶
を
J
D
F
化
す
る
仕
組
み
(
3
)
J
D
F
に
対
応
し
た
生
産
機
器
の
導
入
(
1
)
と
(
2
)
の
対
応
に
は
、
基
幹
業
務
シ
ス
テ
ム
を
J
D
F
対
応
す
る
と
い
う
選
択
肢
も
あ
っ
た
が
、
現
行
機
能
お
よ
び
開
発
力
で
は
限
界
︵
関
連
す
る
機
器
と
の
整
合
性
や
バ
ー
ジ
ョ
ン
ア
ッ
プ
対
応
な
ど
︶
が
あ
り
、
費
用
対
効
果
が
見
込
め
な
い
と
判
断
し
た
。
ま
た
、
現
場
特
有
の
ル
ー
ル
や
C
T
P
の
設
定
な
ど
も
情
報
と
し
て
取
り
込
む
必
要
性
が
あ
っ
た
為
に
シ
ス
テ
ム
と
し
て
使
い
勝
手
が
悪
く
な
る
危
険
性
が
あ
っ
た
。
そ
こ
で
、
自
社
独
自
で
J
D
F
ツ
ー
ル
︵
J
D
F
C
o
n
v
e
r
t
e
r
︶
を
開
発
す
る
こ
と
と
な
っ
た
。
(
3
)
の
J
D
F
対
応
機
器
と
し
て
、
A
G
F
A
社
の
W
e
b
対
応
プ
リ
プ
レ
ス
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
シ
ス
テ
ム
﹁
:
A
P
O
G
E
E
P
o
r
t
a
l
﹂
を
導
入
し
た
。
:
A
P
O
G
E
E
P
o
r
t
a
l
の
採
用
理
由
は
次
の
よ
う
な
も
の
で
あ
る
。
・
W
e
b
サ
ー
バ
型
プ
ロ
ダ
ク
シ
ョ
ン
管
理
機
能
-
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
環
境
か
ら
デ
ー
タ
の
入
稿
や
進
捗
状
況
の
把
握
が
で
き
る
-
各
デ
ー
タ
に
対
す
る
プ
リ
フ
ラ
イ
ト
結
果
の
通
知
や
網
点
プ
ル
ー
フ
︵
画
面
︶
の
校
正
が
可
能
-
R
I
P
処
理
済
み
の
ハ
ー
ド
プ
ル
ー
フ
用
P
D
F
の
提
供
が
で
き
る
・
各
拠
点
で
運
用
し
て
い
る
:
A
p
o
g
e
e
X
︵
R
I
P
シ
ス
テ
ム
︶
の
一
括
管
理
機
能
-
:
A
P
O
G
E
E
P
o
r
t
a
l
の
自
動
リ
ン
ク
機
能
で
各
拠
点
に
あ
る
:
A
p
o
g
e
e
X
の
リ
モ
ー
ト
オ
ペ
レ
ー
シ
ョ
ン
が
可
能
-
処
理
内
容
を
指
示
す
る
こ
と
で
C
T
P
出
力
の
自
動
処
理
が
可
能
-
エ
ラ
ー
発
生
時
に
は
メ
ッ
セ
ー
ジ
を
:
A
p
o
g
e
e
X
か
ら
自
動
取
得
し
て
通
知
さ
れ
る
た
め
状
況
把
握
が
容
易
に
行
え
る
。
・
J
D
F
ベ
ー
ス
で
各
機
能
や
プ
ロ
ダ
ク
シ
ョ
ン
指
示
が
可
能
-
:
A
P
O
G
E
E
P
o
r
t
a
l
へ
の
ジ
ョ
ブ
登
録
や
処
理
内
容
の
指
示
を
J
D
F
で
一
括
処
理
で
き
る
。
-
変
更
内
容
や
再
処
理
な
ど
も
J
D
F
に
よ
る
指
示
で
対
応
可
能
-
面
付
け
指
示
や
複
雑
な
C
T
P
内
部
処
理
の
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
設
定
も
外
部
か
ら
J
D
F
で
指
示
可
能
J
D
F
C
o
n
v
e
r
t
e
r
の
機
能
自
社
開
発
し
た
J
D
F
C
o
n
v
e
r
t
e
r
の
機
能
は
次
の
よ
う
な
も
の
で
あ
る
。
(
1
)
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
機
能
基
幹
シ
ス
テ
ム
に
あ
る
受
注
情
報
を
自
動
取
得
し
独
自
に
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
化
す
で
に
発
行
し
た
J
D
F
︵
発
行
済
み
︶
情
報
も
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
化
(
2
)
製
版
、
刷
版
出
力
指
示
J
D
F
内
に
詳
細
な
出
力
指
示
を
含
め
る
こ
と
が
可
能
︵
線
数
、
網
角
、
オ
ー
バ
ー
プ
リ
ン
ト
な
ど
︶
(
3
)
面
付
け
処
理
既
存
面
付
け
ソ
フ
ト
で
生
成
し
た
テ
ン
プ
レ
ー
ト
情
報
を
取
得
、
J
D
F
内
に
指
示
(
4
)
製
品
仕
様
情
報
の
J
D
F
へ
の
埋
め
込
み
基
幹
シ
ス
テ
ム
か
ら
取
得
し
た
製
品
仕
様
情
報
︵
サ
イ
ズ
、
頁
数
、
担
当
会
社
な
ど
︶
を
J
D
F
化
す
る
と
と
も
に
:
A
P
O
G
E
E
P
o
r
t
a
l
の
該
当
ジ
ョ
ブ
の
ア
ド
レ
ス
へ
の
担
当
者
別
ア
ク
セ
ス
権
の
設
定
を
行
う
。
(
5
)
J
D
F
の
連
続
複
製
機
能
チ
ラ
シ
特
有
の
差
し
替
え
数
に
あ
わ
せ
J
D
F
を
自
動
発
番
︵
連
番
処
理
︶
に
て
生
成
現
状
の
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
現
状
の
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
を
下
図
に
示
す
。
進
行
グ
ル
ー
プ
に
よ
る
製
版
指
示
用
の
J
D
F
発
行
フ
ロ
ー
と
刷
版
課
に
よ
る
C
T
P
出
力
指
示
用
の
J
D
F
発
行
フ
ロ
ー
が
あ
る
。
●
進
行
グ
ル
ー
プ
に
よ
る
製
版
指
示
用
の
J
D
F
発
行
フ
ロ
ー
●
刷
版
課
に
よ
る
C
T
P
出
力
指
示
用
の
J
D
F
発
行
フ
ロ
ー
株
式
会
社
メ
タ
テ
ク
ノ
は
、
デ
ジ
タ
ル
イ
メ
ー
ジ
ン
グ
お
よ
び
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
機
器
向
け
の
制
御
ソ
フ
ト
ウ
ェ
ア
、
ド
ラ
イ
バ
、
関
連
ア
プ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
の
提
供
を
中
心
に
事
業
展
開
し
て
き
た
企
業
で
あ
る
。
2
0
0
5
年
よ
り
商
業
印
刷
業
を
タ
ー
ゲ
ッ
ト
と
し
た
J
D
F
ソ
リ
ュ
ー
シ
ョ
ン
の
研
究
開
発
を
始
め
、
2
0
0
7
年
に
J
D
F
ア
プ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
の
販
売
を
開
始
す
る
に
至
っ
て
い
る
。
同
社
の
是
永
有
里
氏
か
ら
ユ
ー
ザ
ー
が
J
D
F
に
取
り
組
む
上
で
の
ポ
イ
ン
ト
を
お
話
い
た
だ
い
た
。
メ
タ
テ
ク
ノ
で
は
、
印
刷
会
社
の
J
D
F
対
応
を
容
易
に
す
る
た
め
の
ソ
リ
ュ
ー
シ
ョ
ン
と
し
て
、
P
r
i
n
t
S
t
r
e
e
t
と
名
付
け
た
製
品
群
を
提
供
し
て
い
る
。
B
a
c
k
S
t
r
e
e
t
は
、
M
I
S
か
ら
作
業
指
示
情
報
を
受
け
取
り
J
D
F
に
変
換
し
て
、
プ
リ
プ
レ
ス
/
プ
レ
ス
/
ポ
ス
ト
プ
レ
ス
の
各
機
器
に
J
D
F
/
J
M
F
を
送
信
す
る
機
能
を
持
つ
。
ま
た
デ
ジ
タ
ル
印
刷
機
と
の
J
D
F
接
続
も
可
能
で
あ
る
。
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
を
導
入
す
る
に
は
J
D
F
対
応
M
I
S
の
導
入
が
必
須
で
あ
っ
た
が
、
M
I
S
が
J
D
F
非
対
応
で
あ
っ
て
も
J
D
F
導
入
が
可
能
と
な
る
。
F
r
o
n
t
S
t
r
e
e
t
は
、
J
D
F
非
対
応
の
生
産
機
器
を
J
D
F
対
応
に
す
る
イ
ン
タ
ー
フ
ェ
ー
ス
モ
ジ
ュ
ー
ル
で
あ
る
。
M
I
S
な
ど
の
外
部
か
ら
の
J
M
F
/
J
D
F
︵
作
業
指
示
情
報
︶
を
受
け
付
け
て
機
器
向
け
の
プ
ロ
ト
コ
ル
に
変
換
す
る
機
能
を
持
つ
。
ま
た
、
稼
動
実
績
デ
ー
タ
を
J
M
F
/
J
D
F
デ
ー
タ
に
変
換
し
て
外
部
に
送
信
す
る
機
能
を
も
つ
。
J
D
F
非
対
応
の
生
産
機
器
を
い
か
に
ス
ム
ー
ズ
に
J
D
F
ワ
ー
ク
フ
ロ
ー
に
組
み
込
む
か
と
い
う
課
題
に
対
す
る
ソ
リ
ュ
ー
シ
ョ
ン
と
な
る
。
ま
ず
J
D
F
導
入
の
メ
リ
ッ
ト
を
改
め
て
整
理
す
る
と
大
き
く
は
以
下
の
3
点
で
あ
る
。
(
1
)
省
力
化
・
効
率
改
善
プ
リ
セ
ッ
ト
情
報
の
や
り
と
り
(
2
)
生
産
・
製
造
記
録
J
M
F
に
よ
る
人
の
手
を
介
さ
な
い
記
録
(
3
)
生
産
情
報
の
共
有
デ
ー
タ
と
し
て
残
り
、
共
有
可
能
と
な
る
一
方
で
J
D
F
導
入
へ
の
疑
問
点
と
し
て
よ
く
聞
か
れ
る
の
が
次
の
5
点
で
あ
る
。
(
1
)
実
際
の
業
務
に
本
当
に
使
え
る
の
か
(
2
)
保
有
設
備
に
J
D
F
対
応
機
器
が
少
な
い
(
3
)
J
D
F
仕
様
書
が
英
語
で
難
解
(
4
)
J
D
F
の
仕
様
が
バ
ー
ジ
ョ
ン
ア
ッ
プ
を
続
け
、
確
定
し
な
い
(
5
)
自
動
化
が
進
む
と
人
間
の
役
割
が
な
く
な
る
の
で
は
な
い
か
こ
れ
ら
の
疑
問
点
に
つ
い
て
ひ
と
つ
ず
つ
述
べ
て
い
き
た
い
。
(
1
)
実
際
の
業
務
に
本
当
に
使
え
る
の
か
J
D
F
を
利
用
す
る
ユ
ー
ザ
ー
が
増
え
る
に
し
た
が
い
実
運
用
上
の
要
望
が
多
く
寄
せ
ら
れ
る
よ
う
に
な
っ
て
い
る
。
J
D
F
規
格
は
そ
れ
ら
の
要
望
に
応
え
る
よ
う
に
進
化
を
続
け
て
お
り
、
具
体
的
に
は
以
下
の
よ
う
な
仕
様
が
策
定
さ
れ
つ
つ
あ
る
。
●
生
産
直
前
の
指
示
変
更
/
号
機
替
え
へ
の
対
応
●
生
産
現
場
で
注
意
事
項
の
伝
達
な
ど
に
日
常
的
に
使
わ
れ
て
い
る
手
書
き
メ
モ
に
あ
た
る
機
能
の
定
義
●
付
け
合
わ
せ
対
応
●
各
種
イ
ン
ラ
イ
ン
処
理
を
考
慮
し
た
オ
フ
輪
印
刷
機
へ
の
対
応
●
非
稼
動
時
間
の
内
容
分
析
が
で
き
る
よ
う
な
情
報
の
吸
い
上
げ
●
デ
ザ
イ
ン
・
制
作
部
門
の
管
理
●
オ
フ
セ
ッ
ト
印
刷
し
た
後
で
の
デ
ジ
タ
ル
印
刷
機
に
よ
る
追
い
刷
り
へ
の
対
応
こ
の
よ
う
に
よ
り
現
実
に
即
し
た
形
で
進
化
を
続
け
て
お
り
、
ユ
ー
ザ
ー
は
出
来
上
が
っ
た
仕
様
を
利
用
す
る
だ
け
で
な
く
、
仕
様
へ
の
要
望
を
C
I
P
4
に
伝
え
る
こ
と
も
大
事
で
あ
る
。
(
2
)
保
有
設
備
に
J
D
F
対
応
機
器
が
少
な
い
J
D
F
対
応
し
た
シ
ス
テ
ム
が
ひ
と
つ
も
な
い
の
で
は
、
始
ま
ら
な
い
が
全
て
を
一
気
に
揃
え
る
必
要
は
な
い
。
い
く
つ
か
の
ス
テ
ッ
プ
に
分
け
て
対
応
す
る
こ
と
が
現
実
的
で
あ
る
。
(
3
)
J
D
F
仕
様
書
が
英
語
で
難
解
J
D
F
1
.
4
の
仕
様
書
は
1
0
0
0
ペ
ー
ジ
を
超
え
る
も
の
で
、
そ
の
ボ
リ
ュ
ー
ム
に
圧
倒
さ
れ
る
が
最
初
か
ら
最
後
ま
で
読
む
必
要
は
な
い
。
J
D
F
の
サ
ブ
規
格
と
し
て
I
C
S
︵
相
互
運
用
性
適
合
仕
様
‥
I
n
t
e
r
o
p
e
r
a
b
i
l
i
t
y
C
o
n
f
o
r
m
a
n
c
e
S
p
e
c
i
f
i
c
a
t
i
o
n
︶
と
い
う
も
の
が
定
義
さ
れ
て
い
る
。
こ
れ
は
、
例
え
ば
M
I
S
と
オ
フ
セ
ッ
ト
枚
葉
印
刷
な
ど
使
用
目
的
に
応
じ
て
最
低
限
デ
ー
タ
交
換
す
べ
き
項
目
が
定
義
さ
れ
て
い
る
も
の
で
あ
り
、
2
0
0
9
年
2
月
現
在
で
13
種
類
の
I
C
S
が
規
定
さ
れ
て
い
る
︵
J
D
F
1
.
3
ベ
ー
ス
︶
。
ま
た
、
C
I
P
4
で
は
J
D
F
の
普
及
・
啓
蒙
に
向
け
て
さ
ま
ざ
ま
な
活
動
を
し
て
い
る
。
日
本
の
ユ
ー
ザ
ー
向
け
に
日
本
語
で
議
論
で
き
る
場
と
し
て
C
I
P
4
日
本
語
ユ
ー
ザ
ー
フ
ォ
ー
ラ
ム
が
C
I
P
4
の
サ
イ
ト
内
に
開
設
さ
れ
て
い
る
。
ま
た
、
日
本
固
有
の
事
情
を
J
D
F
の
仕
様
に
反
映
さ
せ
た
り
、
日
本
で
の
相
互
接
続
テ
ス
ト
︵
I
n
t
e
r
O
p
︶
を
実
施
す
る
J
a
p
a
n
T
e
c
h
n
i
c
a
l
W
o
r
k
i
n
g
G
r
o
u
p
と
日
本
で
の
J
D
F
普
及
活
動
を
行
う
J
a
p
a
n
B
u
s
i
n
e
s
s
N
e
t
w
o
r
k
i
n
g
G
r
o
u
p
が
昨
年
10
月
に
発
足
し
て
い
る
。
J
D
F
に
取
り
組
む
に
あ
た
り
活
用
し
て
も
ら
い
た
い
。
な
お
、
基
本
的
に
費
用
は
か
か
ら
な
い
。
(
4
)
J
D
F
の
仕
様
が
バ
ー
ジ
ョ
ン
ア
ッ
プ
を
続
け
、
確
定
し
な
い
J
D
F
は
バ
ー
ジ
ョ
ン
ア
ッ
プ
を
続
け
、
最
新
バ
ー
ジ
ョ
ン
は
2
0
0
8
年
11
月
に
リ
リ
ー
ス
さ
れ
た
1
.
4
で
あ
る
。
基
本
的
な
部
分
は
ほ
と
ん
ど
変
わ
っ
て
お
ら
ず
、
機
能
を
拡
張
す
る
方
向
で
改
訂
が
続
い
て
い
る
。
例
え
ば
、
J
D
F
1
.
4
で
は
デ
ジ
タ
ル
印
刷
を
考
慮
し
た
仕
様
追
加
が
多
く
盛
り
込
ま
れ
て
い
る
。
例
と
し
て
バ
リ
ア
ブ
ル
印
刷
を
見
越
し
た
自
動
面
付
け
機
能
や
、
多
機
能
デ
ジ
タ
ル
印
刷
機
を
J
D
F
制
御
す
る
た
め
の
仕
様
定
義
な
ど
で
あ
る
。
(
5
)
自
動
化
が
進
む
と
人
間
の
役
割
が
な
く
な
る
の
で
は
な
い
か
J
D
F
導
入
は
あ
く
ま
で
も
無
駄
な
部
分
の
自
動
化
で
あ
り
、
仕
事
を
流
す
の
は
人
間
で
あ
る
。
仕
事
の
流
れ
を
ス
ム
ー
ズ
に
し
て
ミ
ス
や
ロ
ス
を
減
ら
す
こ
と
が
主
た
る
目
的
で
あ
る
。
そ
し
て
効
率
化
さ
れ
た
結
果
、
次
の
ス
テ
ッ
プ
へ
進
む
あ
る
い
は
新
し
い
分
野
へ
展
開
す
る
と
い
う
の
が
望
ま
し
い
業
務
改
善
の
ス
パ
イ
ラ
ル
で
あ
ろ
う
。
ま
と
め
と
し
て
、
J
D
F
導
入
に
は
新
規
設
備
導
入
と
は
異
な
る
知
識
と
ノ
ウ
ハ
ウ
、
そ
し
て
取
組
み
が
必
要
と
な
る
。
自
社
の
業
務
手
順
、
あ
る
い
は
業
務
自
体
の
見
直
し
が
求
め
ら
れ
る
。
現
状
の
無
駄
を
洗
い
出
し
、
そ
れ
が
標
準
化
で
き
る
か
ど
う
か
、
そ
し
て
シ
ス
テ
ム
化
で
き
る
か
ど
う
か
と
い
う
検
討
を
す
る
こ
と
に
な
る
。
決
し
て
楽
な
道
で
は
な
い
が
、
印
刷
業
界
に
限
ら
ず
IT
化
は
避
け
て
通
れ
な
い
。
何
も
し
な
け
れ
ば
、
何
も
変
わ
ら
な
い
と
い
う
こ
と
で
、
是
非
、
積
極
的
に
チ
ャ
レ
ン
ジ
し
て
い
た
だ
き
た
い
。
(C) Japan Association of Graphic Arts Technology