vMessa
ge
のみ﹂というサポート状況です。
つまり、vMessage
を読めるメーラーでないとインポートできない訳です。あまり聞きませんよね。(vCard
やvCalender
対応のは多いんけどねぇ)
普段使ってるメーラーで読めたら何が嬉しいかというと、
●検索が簡単。
●パソコンデータのバックアップついでに、携帯メールもバックアップできる。
●データが一元管理でき、とにかく楽。
と、夢が広がります。
プログラムのダウンロード
このリンクを右クリックし、﹁リンク先を保存﹂して下さい。
プログラム中の文字コードは、Shift-JIS
で、改行コードは CR + LF
です。
exe
形式版をリリースしました。Windows 2000/XP 限定ですが、ここからダウンロード。(ZIPアーカイブ, 682KB)
exe
版をご利用の際は、以下の説明文中の、
> perl sh505i_mail.pl
を、
> sh505i_mail.exe
に読み替えてご使用下さい。
プログラムの仕様
(一)複数のvMessage
ファイルを読み込み、UCB-mail(mbox 形式)に変換し、標準出力に表示します。
(二)vMessage
ファイルを携帯電話から取り出す作業は、このプログラムでは行いません。あらかじめ、データリンクソフト等を使ってエクスポートしておいて下さい。
(三)perl5 以降の動作する環境で動作します。その他、いくつかモジュールが必要です。前提環境の節をご覧下さい。
(四)サポートするのは、vMessage
形式 → UCB-mail(mbox 形式)の変換のみです。従って、vMessag
e
形式でのコピー(エクスポート)機能を持たない携帯電話(とデータリンクソフト)をお持ちの方には、プログラムの改造を行っていただく必要があります。申し訳ありません。
(五)重複するメールがあった場合、1通だけ残して、後は削除されます。
(六)vCard
形式のアドレス帳が存在する場合、それをメールと同時に読み込むことによって、メールのTo:
欄、From:
欄に、氏名を追記できます。
(七)UCB-mail の仕様に基づき、本文中にFrom
(英字4文字+空白)で始まる行を発見した場合、行頭に>
(greater than)を付加します。
(八).
(ピリオド)ひとつだけの行もエスケープするべきかと思いましたが、これが特別な意味を持つのは、POP3, SMTP であり、UCB-mail ではないため、特に処理はしないようにしてあります。
(九)Subject:
に含まれる日本語は、JIS コードに変換→BASE64にエスケープされますが、これを行わないようにすることができます。
プログラム実行時、-s no
とオプションを付加して下さい。
Shuriken Pro 3 のように、Shift-JIS コードべた書きの Subject をシレっと読み込んでくれる、素晴らしいメーラーもあります。
前提環境(perl)
プログラムの実行には、以下の環境が必要です。
perl 5 以降 | Windows なら、Active Perl 等で OK です。 (↑リンク先のインストーラを Windows 98 以前で実行する場合、Windows Installer 2.0 を前もってインストールしておく必要があります。 ) 5.8.2 にて動作確認致しました。 |
---|---|
perl モジュールDigest::MD5 |
http://search.cpan.org/~gaas/Digest-MD5-2.33/MD5.pm からダウンロードできます。
メールの重複検出に使ってます(md5_hex 関数)。これ以外のアルゴリズムで重複検出するように改造すれば、これは不要です。
|
perl モジュールMIME::Base64 Jcode |
http://search.cpan.org/search?dist=MIME-Base64
http://search.cpan.org/~dankogai/Jcode-0.83/Jcode.pm からダウンロードできます。
以上2つは、日本語氏名とサブジェクトの、文字コード変換→BASE64 エンコードに使ってます。
プログラム実行時、
-a オプションを指定せず、かつ、-s no オプションを指定した場合、これらのモジュールを使った処理には飛ばないようになっております。
よって、これに該当する場合、プログラムの49~50行目にある、
use MIME::Base64;
use Jcode;
をコメントアウトしてください。これらのインストールが不要になります。
|
Digest::MD5, MIME::Base64, Jcod
e
はインストール済み。
●プログラムは、C:\
にある。
●メールデータ(vMessage
ファイル。拡張子.VMG
)は、フォルダC:\mail
以下にある。(このパスは、-m
オプションの引数に与えます。
●アドレス帳データ(vCard
ファイル。拡張子.VCF
)は、フォルダC:\addr
以下にある。(このパスは、-a
オプションの引数に与えます。
●変換済みの UCB-mail(mbox 形式)は、C:\mob
ile
というファイルに置くこととする。(このパスは、コマンドのリダイレクト先として与えます。
●自分のメールアドレスは、xxx@docomo.ne.jp
(送信メールの﹁差出人﹂や、受信メールの﹁宛先﹂フィールドに、このアドレスが埋め込まれます。-f
オプションの引数に与えます。)
前提環境の確認
(exe
形式版をご利用の場合、この作業は必要ありません。)(2004/ 3/25追加)
コマンドプロンプトを開き、次の通り入力します。コマンドプロンプトは、[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]にあります。
入力の途中で、以下のようなメッセージが表示された場合、モジュールが正しくインストールされていません。モジュールの説明書をお読みのうえ、インストールをやり直してみて下さい。
exe
形式版をご利用の場合、perl sh505i_mail.
pl
の箇所を、sh505i_mail.exe
に置き換えてご使用下さい。)(2004/ 3/25追加)
引き続きコマンドプロンプトに、次の通り入力します。-m mai
l -a addr -f xxx@docomo.ne.jp
の部分は、お使いの環境によって、入力するべき文字が異なりますので、この節の冒頭をよくお読みになり、適宜、書き換えて下さい。
ブラウザウィンドウの横幅によっては、以下のコマンドが、2行以上にまたがって表示されているかもしれませんが、実際は、長い一行のコマンドです。途中で改行せず入力して下さい。
C:\mobile
というファイルに、UCB-mail が出力されました。
Subject:
の日本語をエスケープしない場合(Shift-JIS 文字べた書きにする場合)は、上記の代わりに、次のコマンドを使って下さい。
C:\Windows\Application Data\M
ozilla\Profiles\XXXXX\YYYYY.s
lt\Mail\ZZZZZ\
Windows 95, 98, Me (ログインありの状態)
C:\Windows\Profiles\WWWWW\App
lication Data\Mozilla\Profile
s\XXXXX\YYYYY.slt\Mail\ZZZZZ\
Windows 2000, XP
C:\Documents and Settings\WWW
WW\Application Data\Mozilla\P
rofiles\XXXXX\YYYYY.slt\Mail\
ZZZZZ\
ただし、
C: | Windows をインストールしたドライブ。 |
---|---|
WWWWW | ログオン中のユーザ名。 |
XXXXX | Mozilla で使用するプロファイル名。 |
YYYYY | ランダムな英数字。 |
ZZZZZ | 3. で作成したメールアカウントの名前。 |
C:\mobile
をコピーします。
・もう一度、[スタート]→[すべてのプログラム]→[Mozilla]→[Mail]を選択します。
・メールフォルダ [mobile] が、画面左側のツリーに追加されています。ここに、読み込んだ携帯メールが入っています。
C:\Program Files\Netscape\Use
rs\XXXXX\Mail\
ただし、
C: | Windows をインストールしたドライブ。 |
---|---|
XXXXX | Netscape Messenger で使用するプロファイル名。 |
C:\mobile
をコピーします。
・もう一度、[スタート]→[すべてのプログラム]→[Netscape Communicator]→[Netscape Messenger]を選択します。
・メールフォルダ [mobile] が、画面左側のツリーに追加されています。ここに、読み込んだ携帯メールが入っています。
Outlook Express への 移行が可能なメーラー | 入手するには… |
---|---|
Microsoft Exchange | 企業向け製品である Exchange server が必要。 |
Microsoft Internet Mail | 絶版。 |
Microsoft Outlook | 後述。 |
Microsoft Windows Messaging | 絶版。 |
Netscape Communicator | 唯一残された希望の光。 |
Netscape mail v2 or v3 | …。 |
(F)
]→[インポート(I)
]→[メッセージ(E)
]を選びます。
「インポート元の電子メールプログラムを選択してください(S)
」の選択肢に、[Netscape Communicator]を選び、[次へ(N)
]を押します。
「メッセージの場所」パネルの、[参照(R)
]を押します。
「フォルダの参照」パネルで、
C:\Program Files\Netscape\Users\XXXXX\Mail
を選択し、[OK]を押します。ただし、
C: | Windows をインストールしたドライブ。 |
---|---|
XXXXX | Netscape Messenger で作成したプロファイル名。 |
「メッセージの場所」パネルに戻ってきます。[次へ(N)
]を押します。
「選択されたフォルダ(S)
」を選び、その下の枠内の[mobile]を選択し、[次へ(N)
]を押します。
以上で完了です。[完了]を押します。
ちなみに、サブジェクト・本文とも、絵文字は再現されます。
このプログラムは、vMessage
形式でのエクスポート機能を持ったデータリンクソフト等がないと何もできません。
全携帯のデータリンクソフトに合わせてプログラム作るのは面倒なので、携帯→PC 移行は「携快電話」とかに任せて、こっちは、「携快電話」のエクスポート形式に併せてプログラム組んだ方が楽な気がします。(ソフトは買わんといけんくなるけど)
主な製品のカタログスペック(エクスポートの)をビックカメラで調べてきたら、次のような状況でした。
製品名 | エクスポート形式 |
---|---|
携帯万能12 | CSV, テキスト, Eml, Outlook |
携快電話9 | Eml |
ケータイ・リンク7 | Eml |