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    篠田正浩

  • 監督/脚本/編集/出演
  • 本名
    出身地 岐阜市殿町
    生年月日 1931/03/09
    没年月日
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    略歴

    【日本的な様式感覚と独特の美意識に長けた技巧派】岐阜県生まれ。早稲田大学在学中は陸上選手として箱根駅伝にも出場したが、3年時に足を故障。陸上を断念し、卒業後の1953年、松竹に入社する。岩間鶴夫、中村登、原研吉らにつき、60年に流行歌『黄色いさくらんぼ』の映画化で監督昇進の話が出たが、これを拒否。さらに自作脚本『怒りの祭壇』がニール・セダカのヒット曲を主題歌に使うことを条件に映画化が決まるが、題名を「恋の片道切符」(60)と改められた監督デビュー作は興行的に不振で、篠田は再び助監督に戻された。その間、後輩の大島渚、吉田喜重らが成功を収め、新人監督登用を推し進める松竹の方針もあって、篠田に再び監督の機会が訪れる。2作目の「乾いた湖」(60)は権力者へ怨念を燃やす自堕落な学生運動家を主人公にした作品で、のちに結婚する女優・岩下志麻との出会いともなった。大島、吉田とともに“松竹ヌーヴェル・ヴァーグ”の作家として注目された篠田は、64年の「乾いた花」でその名声を決定的なものとする。日本的な様式感覚と独特の美意識に裏打ちされた演出スタイルは、以降の「暗殺」(64)、「美しさと哀しみと」(65)でも開花した。65年、会社側の合理化案への不満から、「異聞猿飛佐助」完成後に松竹を退社。日生プロで撮った「処刑の島」(66)を経て、67年、岩下志麻と結婚後は自ら設立した表現社を基盤に、「あかね雲」(67)、「心中天網島」(69)を発表する。後者は学生時代からの歌舞伎研究の成果を凝集させて挑んだ傑作で、生と死の狭間に置かれた男女の狂おしいまでの情念とエロティシズムで描き高い評価を受けた。【最新のCG技術も積極的に使用】その後は日本を代表する名カメラマン・宮川一夫と組んで、「沈黙」(71)、「はなれ瞽女おりん」(77)、「瀬戸内少年野球団」(84)、「槍の権三」(86)と秀作を連打。宮川が視力の衰えで引退してからも「少年時代」(90)、「写楽」(95)、「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」(97)など、過去の風景再現にCG合成の技巧を積極的に取り入れた作品で気を吐いた。松竹を離れてからの篠田の監督生活においては、パートナーであり演じ手でもある岩下が一貫してその創作を支えてきた。03年、篠田は製作中の「スパイ・ゾルゲ」をもって監督業から引退すると公言。岩下は夫の最後の映画を出演者としてだけでなく、メイキング監督として現場でカメラを回し続けることで支援し、のちにその映像を『わが心の「スパイ・ゾルゲ」~妻・岩下志麻が見た監督・篠田正浩』にまとめている。

    キネマ旬報の記事

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    2013年3月下旬号

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    2012年5月上旬号

    巻頭特集「わが母の記」と小津安二郎、再考:インタビュー 篠田正浩に聞くあの頃の小津、現代の小津

    2011年1月上旬号

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    2010年12月上旬号

    追悼 池部良:池部良という官能的音楽

    2009年7月上旬号

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    2003年12月下旬号

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    1995年10月下旬号

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    1995年6月下旬号

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    1995年2月上旬号

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    特集 写楽:篠田正浩監督 インタビュー

    1994年7月下旬特別号

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    1992年11月上旬号

    巻頭企画 幻惑の〈寺山修司〉再訪 Shuji Terayama Revisited:対談 篠田正浩×三浦雅士

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    1991年2月下旬決算特別号

    特別グラビア:読者選出日本映画監督賞 篠田正浩

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    1990年8月上旬号

    特集 少年時代:鼎談 篠田正浩×藤子不二雄 A×石ノ森章太郎

    1987年5月下旬号

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    1986年1月下旬号

    特集 鑓の権三:監督インタビュー

    1984年6月上旬号

    特集 瀬戸内少年野球団 篠田正浩監督作品:座談会 阿久悠×篠田正浩×岩下志麻×原正人×黒井和男

    特集 瀬戸内少年野球団 篠田正浩監督作品:初めて体験した映画作りの楽しさ

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    1981年10月上旬号

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    1981年3月上旬号

    特集 「レイジング・ブル」:3 最近、マーチン・スコセッシと話し合ったこと

    1979年10月下旬号

    「夜叉ヶ池」特集:1 対談 辻村ジュサブローVS篠田正浩・正に宇宙的な泉鏡花の世界

    1978年8月下旬号

    日本映画音楽史を形作る人々:篠田正浩(終)

    1978年6月下旬号

    日本映画音楽史を形作る人々:篠田正浩3

    1978年5月下旬号

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    1977年11月下旬号

    闇の中の安息:篠田正浩

    1977年7月下旬号

    フロント・ページ:

    1975年12月上旬号

    アメリカ人による日本映画論1:カメラの目は神の目である=篠田正浩論

    1975年6月下旬号

    顔と言葉:

    花ざかりの森の篠田正浩 「桜の森の満開の下」:

    シナリオ:桜の森の満開の下

    1975年6月上旬号

    グラビア:篠田正浩 「桜の森の満開の下」

    1974年3月上旬号

    グラビア:篠田正浩監督の「卑弥呼」

    1973年7月上旬夏の特別号

    グラビア:篠田正浩監督/化石の森

    1972年6月上旬号

    特別グラビア:札幌オリンピック/篠田正浩

    ディスカッション 映画「札幌オリンピック」に描く篠田正浩監督のイメージは?:篠田正浩×金井俊夫×黒井和男×白井佳夫

    1972年4月下旬号

    NEW WAVE:「沈黙」に見る篠田正浩の「転向」

    1971年10月上旬秋の特別号

    特別グラビア:篠田正浩の「沈黙」

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    1971年9月上旬号

    特別グラビア:篠田正浩/沈黙

    1971年7月上旬夏の特別号

    田山力哉著「海外の映画作家たち・創作の秘密」を読んで:

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    1971年6月下旬号

    篠田正浩の映画はニュー・ヨークでいかに評価されたか:

    1971年5月下旬号

    特別対談 君は映像の可能性を信じているのか?:寺山修司×篠田正浩

    1970年9月下旬号

    顔と言葉:

    1970年5月下旬号

    随想:

    1970年4月上旬春の特別号

    特別グラビア:完成した待望 篠田正浩の「無頼漢」

    1970年2月上旬決算特別号

    ベスト・テン発表特別グラビア:日本映画監督賞 篠田正浩

    1970年1月上旬新年特別号

    座談会 アビニヨン・日本そして世界の映画:大島渚×篠田正浩×吉田喜重×柴田駿×川喜多和子×白井佳夫

    1969年11月上旬号

    特別座談会 「テオレマ」の秘密とパゾリーニの神秘を解く鍵は果して何か:井上光晴×篠田正浩×福田定良×矢代静一×米川良夫

    1969年10月下旬号

    欧州からの映画報告:

    1969年7月下旬号

    対談 映画をつくるという戦い:大島渚×篠田正浩

    1969年5月下旬号

    随想:

    1968年12月上旬号

    次回作:「心中天網島」

    1968年3月下旬号

    TV&SB インタビュー:篠田正浩

    1968年1月上旬新年特別号

    われら行動派:日本映画革新への提言

    1967年12月下旬号

    特集 続 ことし監督たちはなにを遺したか:篠田正浩

    1967年8月下旬号

    次回作:篠田正浩

    1967年4月上旬春の特別号

    特集 時代を担う青年監督たち :青年監督30人の作家歴とその主張 付・監督論

    1967年1月上旬新年特別号

    特別グラビア '67年-27の顔と言葉:篠田正浩

    1966年4月下旬号

    次回作:「処刑の島」

    1966年1月下旬正月号

    巻頭グラビア 40人の評論家が期待する66年の顔:篠田正浩

    1965年9月上旬号

    なくて七癖:24 篠田正浩の巻

    1965年6月上旬号

    第一線監督はいまこう考える:近況報告特集

    1964年4月下旬号

    次回作:暗殺

    1964年3月上旬号

    日本映画の若い芽を摘みとるな 松竹映画「乾いた花」をめぐって:公開にあたって作者側の言い分 苦痛に耐えつづけた8カ月

    1963年7月上旬創刊45周年記念特別号

    特写グラビア:ある日の篠田正浩

    1963年6月下旬号

    シナリオ:乾いた花

    1962年12月下旬号

    特集 サイレント喜劇は生きている:無声喜劇5つのポイント 映画作家5人による分析 3つのパーソナリティの魅力

    1962年10月上旬秋の特別号

    特集 映画批評に対する意見:どうして対話が生まれないのか

    1962年3月上旬号

    特集 新人監督の条件 今村昌平・大島渚・羽仁進の意識と行動を通して:新進監督座談会 我々はこんな立場に生きている 篠田正浩×恩地日出夫×富本壮吉×池広一夫×村野鉄太郎

    1961年12月上旬号

    特集 監督による監督論:ロジェ・ヴァディム論  十二人の第一線日本映画監督がそれぞれ論ずる海外映画監督論。現場作家たちが、創作体験をとおして生んだ独自な映画論を展開する。

    1961年4月上旬春の特別号

    特集 演出における私の角度:私のリバイバルズ

    1961年3月下旬号

    旬報無題欄:わが闘争

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