追記 20170227: pip
は Python 3.4 以降では Python 本体に同梱されるようになったとのことで、以下の作業は不要になりました。Python 本体をインストールすれば pip
がモジュールとして次の形式ですぐに利用できます。
python -m pip install SomePackage
setuptools
を紹介してますが、現在 s
etuptools
は更新がストップしています。代わりに dis
tribute
というパッケージが開発されていて、それが set
uptools
の代わりになるので、以下、 setuptools の部分を distribute
で読み替えていただくとよいかと思います。基本的な使い方は同じです。
setuptools のインストール
まず、 Python のパッケージを集めたサイト PyPI (Python Package Index) ︵パイピーアイ︶の setuptools のページ に行き、インストーラをダウンロードします。 ●setuptools - Python Package Index![setuptools01](/static/8b4d4dc3113841a812cfe4394d58775b/6a8a8/setuptools01.png)
![setuptools02](/static/c4ca6763ffb4b41346140e13432a5fb3/6a8a8/setuptools02.png)
p
ython -V
﹂で確認することができます。
●参考: Python Tips: Python のバージョンを確認したい
︵ Windows の場合は︶インストールが完了したら Python の Scripts
フォルダを Windows の環境変数 PATH
に追加します︵たとえば﹁ C:\Python27\S
cripts
﹂︶。公式サイトでは次のように説明されています。
Once installation is complete, you will find an easy_install.e
xe
program in your Python Scripts subdirectory. Be sure to add this directory to your PATH environment variable, if you haven't already done so.
意訳:
インストールが完了したら、 Python の Scripts というサブディレクトリに easy_install.exe
というファイルが入っているかと思います。このファイルのディレクトリが環境変数 PATH に含まれていない場合は必ずこれを追加してください。
pip のインストール
setuptools がインストールできたら続いて pip をインストールします。 インストールのやり方はいくつかあるのですが、 setuptools をすでにインストールしたなら、早速その機能を使っていくのが便利です。 念のため、コマンドプロンプトでeasy_install
というコマンドが使えるかどうか確認します。
easy_install
easy_install
が使えることが確認できたら、コマンドプロンプトから次のとおりに打ち込みます。
easy_install pip
うまくいけば、パッケージを探しているような挙動のあとしばらくカチャカチャと動いて、自動的に pip がインストールされます。最終的に「 successfully ~ 」という表記が出ればインストールは成功です。
pip の使い方
pip はコマンドライン上で使用します。通常使うのは次の 4 つかと思います。
pip freeze
pip help
pip install [パッケージ名]
pip uninstall [パッケージ名]
pip freeze
すでにインストールされている Python パッケージをリストアップしてくれます。
pip help
pip コマンドのヘルプを表示します。
pip install [パッケージ名]
指定したパッケージを自動でインストールしてくれます。パッケージのバージョンを指定したい場合は パッケージ名==1.2
といった形で指定します。たとえば、 Django をインストールした場合の画面は次のようになります。
インストールされたパッケージがどこにあるのかを確認したい場合も、この pip install
で確認することができます。
pip uninstall [パッケージ名]