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現在、東京が1位。2050年はどの都市が?
2018年1月22日(月)15時40分
2050年に世界の都市の人口ランキング1位になることが予想されるインド、ムンバイ KishoreJ-iStock
世界都市の人口規模、2050年はこうなる
そこに住んでいるとあまり実感はないものだが、東京は現在、世界で最も人口が多い都市となっている。しかし2050年になると世界の人口分布は大きく様変わりし、東京は世界の都市の人口ランキングで7位に後退すると予測されている。
英紙インディペンデントは、2050年に予測される世界の都市の人口ランキングを掲載した。カナダのトロント大学内にある研究機関グローバル・シティーズ・インスティチュート︵GCI︶がはじき出したものだ。ランキングによると、2050年に最も人口が多くなる都市は、4240万人が暮らす都市になっているとみられるインドのムンバイだ。
日本国内の都市で唯一ランキング入りしている東京は、現在の1位から順位を大きく落として7位。人口は、2016年時点の3814万人︵国連発表の﹁World Cities 2016﹂より︶から、3260万人に減少していると予測されている。なお東京の人口については、東京都が発表している数値と大きく異なる︵2017年12月時点で約1375万人︶が、これはGCIや国連の場合、首都圏全体を入れているのが理由のようだ。
2050年のランキングは、以下のとおり。
1位ムンバイ︵4240万人、インド︶
2位デリー︵3620万人、インド︶
3位ダッカ︵3520万人、バングラデシュ︶
4位キンシャサ︵3500万人、コンゴ民主共和国︶
5位コルカタ︵3300万人、インド︶
6位ラゴス︵3260万人、ナイジェリア︶
7位東京︵3260万人︶
8位カラチ︵3170万人、パキスタン︶
9位ニューヨーク︵2480万人、米国︶
10位メキシコシティ︵2430万人、メキシコ︶
なお、2075年にはキンシャサが、2100年にはラゴスが1位になっていると予測されている。
GCIによると、都市部は経済発展や改革の中心であり、都市化することで資源消費が効率化され、教育やヘルスケアを受けられる率が高くなると説明。また、自然環境の悪化を防ぐ面でも、都市化は非常に有効な手段になりうる、と述べている。
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