イラン大統領選挙　ライシ師の後継は？

温暖化対策見直しの背景 次の温室効果ガス削減目標は？

2024年6月27日（木） ◆来年2月までに2035年の温室効果ガス削減目標を 28日から政府の有識者会議で地球温暖化対策計画の見直しなどが始まりますが、その背景には国際的な温室効果ガス削減目標の提出期限があります。 世界各国は現在、パリ協定に基づいて2030年の温室効果ガス削減目標を出していますが、来年2月までに次の2035年の目標を国連に提出するよう求められているのです。日本も次の目標を決めるためにも計画の見直しが必要だというわけです。 ◆排出削減強化の先行きは？ 気温の上昇を産業革命前から1.5℃に抑えるには世界全体で2035年に2019年比で60％もの温室効果ガス排出...記事を見る

変わる富士登山 両県で異なる対応

2024年6月26日（水） 来月から始まる富士山への登山が、これまでとは様変わりし、山梨県側と静岡県側で異なる対応が取られることになります。 ■山梨側の5合目にゲート 来月1日に開山する山梨県側の吉田ルート。その5合目に、県が新たにゲートを設置しました。 ゲートは午後4時から午前3時までの間と、1日の登山者数が4000人を超えると閉められます。 また、1人2000円の通行料が新たに必要となり、登山者は支払いを済ませたことを示すリストバンドをかざしてゲートを通過することになります。 手続きや支払いは当日、現地でもできますが、山梨県は事前に登山日を予約して通行料を決済するウェブサイ...記事を見る

欧州と中国のEVめぐる熱い戦い 貿易戦争は避けられるか

6月25日（火） 過剰生産への批判が高まっている中国製のEV・電気自動車をめぐって、7月から追加関税を課すことを発表したEUと、これに反対する中国のせめぎあいが続いています。 Q．イラストは熱戦が続くバレーボールですね。EUが打ち込んだボールは「追加関税」ですか。 はい。EUは中国製のEVが補助金を受けて不当に安く販売されているとして7月4日から追加関税を課すことを発表しています。今後の中国の対応次第で現在の10％の関税に加えて最大38．1％の追加関税が課されることになります。世界最大の自動車輸出国となった中国のEVの輸出の4割がヨーロッパ向けと言われ、追加関税は大きな痛手となるだけに中...記事を見る

本格運用なるか H3ロケット

2024年6月24日（月） 日本の主力ロケットH3の3号機が、30日、種子島宇宙センターから打ち上げられる。宇宙担当の水野倫之解説委員の解説。 イラストは衛星打ち上げの国際競争を、陸上のレースに例えて描いてみた。 日本のH3は世界の衛星打ち上げ受注を目指してJAXAと三菱重工業が開発。 去年初号機が打ち上げられましたが、第2段エンジンのトラブルで失敗。 今年2月に2号機で再挑戦して打ち上げに成功、デビューを果たした。 ただ成功したとはいえ2号機は性能確認が目的で、万が一に備え実用衛星を載せない試験打ち上げだったので、国際競争ではようやくスタート地点に立てた段階。 そして今回3...記事を見る