民主、鳩山元首相の発言「今後関知せず」 抗議声明を発表
民主党は26日に常任幹事会を開き、鳩山由紀夫元首相による沖縄県・尖閣諸島を巡る発言について抗議声明を発表した。鳩山氏は6月、尖閣諸島について﹁中国から日本が盗んだと思われても仕方がない﹂と中国側の主張を認めるような発言をしたと伝わった。党声明は発言内容が民主党の見解と異なる、と位置付け﹁国益を損なう、あまりに無責任な発言﹂と批判した。
併せて﹁今後、鳩山元代表の発言については、党として一切関知しない﹂と明らかにし、鳩山氏が党と関係ない立場であることも強調。参院選に影響を与えたことも踏まえ﹁党常任幹事会として遺憾の意を表明し、厳重に抗議する﹂と不快感を示した。
鳩山氏は党の代表を務めたが、すでに政界を引退している。声明は発言について﹁現職であれば除籍処分に相当する重大な倫理規範違反﹂と厳しく指摘した。︹日経QUICKニュース︵NQN︶︺