Googleの画像認識APIを基に、好きな画像を学習させて認識機能を簡単にカスタマイズできる「Cloud AutoML Vision」発表
Googleは、Googleが提供する学習済み機械学習APIを基に、ユーザーが自分のデータを学習させることで認識機能をカスタマイズできる「Cloud AutoML」を発表しました。
「Cloud AutoML」に対応したAPIの第一弾として、ユーザーが独自の画像を学習させられる「Cloud AutoML Vision」を発表しました。
![Cloud AutoML Vision API発表](http://www.publickey1.jp/2018/automlvision01.gif)
学習済みの機械学習APIに対して追加で学習可能
画像を読み込ませるだけで学習してくれる
Googleが公開したデモは、積乱雲や巻雲といった雲の画像を学習させることでCloud AutoML Visionが雲の種類を見分けられるようにする、というもの。 下記がCloud AutoML Visionの画面。ユーザーが学習させるデータ群として画像が用意されており、それらの画像には﹁cirrus﹂︵巻雲‥けんうん︶や﹁Cumulonimbus﹂︵積乱雲︶などのラベルが付いています。![Cloud AutoML Vision APIの画面。ユーザー学習用の画像を用意](http://www.publickey1.jp/2018/automlvision02.gif)
これらを読み込ませた学習させると、学習後の統計データなどが表示され、評価することができます。
![Cloud AutoML Vision APIの画面。画像を読み込ませ学習させる](http://www.publickey1.jp/2018/automlvision03.gif)
学習させたあと新たな雲の画像を読み込ませると、巻雲の可能性が高いと認識しました。
![Cloud AutoML Vision APIの画面。学習させたあと、あらたな画像で巻雲かどうかを判別させてみた](http://www.publickey1.jp/2018/automlvision04.gif)
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