「検査しないとおしおきよ!!」 セーラームーンが性感染症予防呼びかけ 厚労省が起用

人気キャラクター、セーラームーンを“起用”して性感染症の早期発見を呼びかける厚生労働省のチラシ
人気キャラクター、セーラームーンを“起用”して性感染症の早期発見を呼びかける厚生労働省のチラシ

 10代後半から30代の女性で平成25年ごろから患者が急増している梅毒などの性感染症の予防や早期発見につなげようと、厚生労働省は21日、女性に人気の美少女戦士セーラームーンをモデルに起用したポスターを作成した。性行為によって感染する性感染症の啓発は男女双方に行うことが必要だが、厚労省は今回、若い女性に対象を絞って啓発活動を実施。「若い女性が子供の頃ヒロインだったセーラームーンの力を借り、患者が増加しているこの局面を打破したい」と意気込む。


 

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 こうした状況に危機感を抱いた厚労省は、昨年から女性向けに梅毒の検査を呼びかける啓発ポスターを作成。若い女性に訴えるため、ピンクやハートといったモチーフを検討した結果、患者が増えている世代が子供の頃から親しんだセーラームーンに白羽の矢が立った。原作者の武内直子さんも厚労省の申し出を快諾。ポスターは、月に座ったセーラームーンが「検査しないとおしおきよ!!」と検査を呼びかけるものに決まった。

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