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こんにちは!はてなブログ﹁プロジェクトマネジメントの話とか﹂管理人のwiz7です。僕は一度しか転職を経験したとことがありませんが、僭越ながら一連の活動から得た﹁個人的な知見﹂をお話させていただきたいと思います。
転職活動は﹁始動さえすれば﹂8割は成功!?
転職未経験者にとっては、﹁動き出すことができるか?﹂が個人的には転職活動の中で最も重要なポイントだと僕は考えています。僕を含め、転職に成功した周囲の友人たちが口を揃えて言うのが﹁もっと早くから動いていれば良かった!今まで何やってたんだろ!?﹂といった反省の弁です。
人間は、変化を最も嫌う生き物です。無意識のうちに﹁どうにかして現状を維持しよう﹂とします。
今、自分が置かれている状況が﹁自分にとって悪しき環境﹂であろうとも、それは変わりません。﹁ちくしょう!転職だ!﹂などと愚痴をこぼしながらも人間は極力、現状を維持して﹁変化の先にある、まだ見ぬ世界に対する恐怖﹂から逃れようとするのです。
人間が最も嫌う感情、それは﹁恐怖﹂だと思います。
なので、転職未経験者は特に﹁そろそろ転職ないとなー︵でも大変そうだし……︶﹂などと思いながらも、ズルズルと時間だけが経過していくわけです。ご多聞にもれず、僕もそのパターンでした。
そして、人は自分を納得させるために、活動できない言い訳を作り始めます。﹁今は忙しいから、落ち着いたら活動を始めよう﹂と。コレ、来世にでも転職するつもりなでしょうかね?あ。僕の話は一旦、棚に上げておきますね。
で、今一度、冷静に、客観的に考えてみてください。今日日、﹁社会人が落ち着く﹂などということがあり得るのでしょうか?ましてや、僕のケースはIT業界なので、落ち着くのを待っていたら永久に転職することは不可能だったことだと思います。
ケースバイケースではあるものの、原則、転職を本気で考え出したあなたが動くべきタイミングは﹁今﹂なのです。ようやくその単純な事実に気づいた僕は、超多忙な中、必死に時間をやりくりして転職を成功させたのでした。
……とはいえ、仕事をしながら活動を継続することは至難の業だと思います。腰の重い僕が、どのように動き出していったかについてお話しようと思います。
人一倍、腰のクソ重い僕が動き出したワケ
僕の場合は、転職スカウトメールサービス︵職務経験を登録し、希望する条件に合う企業からの﹁オファー﹂を通知してくれるサービス︶に、﹁姓‥匿名 名‥希望﹂などという、ふざけたアカウントでひやかし半分で登録していて︵ゴメンなさい!︶、定期的に届くスカウトメールをボーっと眺めながら﹁そろそろ動かないと…﹂などとぼやきながら、長い間、転職活動を先延ばししていたのでした。
そんなある日、﹁この案件は転職エージェント経由でのご紹介になります。お会いできませんか?日程はxx月xx日の…﹂といった旨のメールが飛んできたのです。当然、ここでメールを無視することもできましたが、﹁ま、無料だし会うだけなら時間もかからないし、土日に会ってみよう。何かが変わるかも?﹂という、軽い気持ちでエージェントとアポイントを取ったのでした。今思えば、冷やかしみたいなものですね……。
しかし、実際にエージェントと会ってみると、市場の動向の説明と共に、自分の市場価値についての見解、また膨大な求人票の山を提示していただけたのです。その新たな情報の山は、頭の中で一人、部屋でモンモンとネットから情報収集しているだけ絶対に得られない宝の山でした。
その資料の山を目の当たりにし、﹁あれ……以外と求人あるもんだな、ひょっとしたら俺でもそれなりにイケるじゃないか?﹂という感触を得つつも、あまのじゃくな僕は﹁コレ、ただ乗せられてるだけじゃないの?﹂とも考えました。
目の前の求人を見て﹁求人はあるけど、俺なんかじゃ……ダメかもしれない﹂と考えることも可能ですし、﹁これだけパイがあれば、超絶ホワイト企業に転職して人生変わるかもしれない!﹂と妄想することも可能なわけです。
膨大な求人票の山の中には、到底僕のスペックではムリそうな求人も意図的︵かどうかは、わかりませんが……︶混在していましたし、エージェントは慈善事業ではなく、あくまでもビジネスとして﹁僕の活動をプッシュするための提案﹂をしてくださっているわけです。ここで﹁俺、イケてるかも?﹂などと考えるのはある意味﹁勘違いも甚だしいわ!﹂とも言えるわけですよね。
ただ――。
僕はここで、自分で自分の行動に火をつけるために﹁前向きな勘違い﹂をしよう!と決めたのです。
﹁自分の行動﹂を、強力に後押ししてくれるせっかくのチャンスがあるのなら、それを利用しない手はないのでは?と考えたのです。仮に失敗しても、今の会社に留まって次の機会を伺えば良いだけの話です。どう転んでも経験値は確実に貯まりますし、リスクはゼロなのです。ここで動かない理由はありません。
小さな一歩が変化を生み出し、その変化が次の行動に火をつける
転職したい気持ちはあるけれど、ちょっと……という方は、まずエージェントに会って、軽く会話してみることを個人的にはお勧めします。利用料は無料ですし、土日に買い物がてら、私服でふらっと会いに行けばよいのです。それがおっくうであれば、スカウトサービスの登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。もし、﹁この記事、何か宣伝くさくてイヤだ!﹂ということであれば、転職経験のある友人などの話を聞くだけでもいいと思います。
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以下の﹁図1﹂を参照ください。僕が言いたいのはこういうことです。
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図1‥小さな﹁一歩﹂が変化を生み出し、変化が﹁自分の行動﹂に火をつける 転職に限らず、人生の何事についても同じことが言えるのかもしれませんが、﹁ごく小さな行動﹂が変化を生み出し、その変化が自分への新たな﹁インプット﹂になるわけです。その﹁インプット﹂がキッカケとなり、自分の新たな行動︵=アウトプット︶につながる、ということです。 当たり前の話をしていますが、まずは動くこと、これが全てです。ただ、日々忙しくてそれが中々できない。だからまずは﹁小さな一歩﹂から始めればいいのです。転職経験のある友人と5分間だけ雑談するだけでもいい。大きなこと、できないことを突然やろうとするから、気分がおっくうになり、挫折するのです。コレって、何でも同じですよね。 転職活動に限りませんが、素人が自分の頭の中で想像し、ネットから得る情報など、たかがしれていると思います。もちろん、﹁自分の頭で考える﹂こと自体は非常に重要ですが、少しだけでもよいので、﹁外の空気﹂に触れてみてください。ひょっとしたら新しい景色が見えてくるかもしれません。 面接の﹁千本ノック﹂を受けるため、15冊の転職本を購入し、﹁60社の企業﹂に応募 就職じゃなくて、転職で60社?ア○ホなの?暇なの?と突っ込まれそうですが、仕事は多忙を極めていました。もちろん、書類が通過しても都合が合わずに面接自体を辞退した会社もありましたし︵ゴメンなさい!︶、内定までいって辞退させていただいた企業もあります。書籍も当然、全てを精読したわけではありません。 とはいえ、普通の人はあまりここまでやらないかと思います。 なぜ僕は﹁数﹂をこなしたのか? 活動を始める際に、僕は﹁これを最初で最後の転職活動にしよう﹂という目標を掲げたのでした。今どきのIT業界に生きる人間としては、ちょっぴり古臭い価値観かもしれませんね。 今までずっと様々な客先に転々と常駐してきた僕は、﹁腰を落ち着けて一つの場所で長く働きたい﹂という思いが強かったのです。もちろん、必ずしもその考え方が正しいというわけではありません。常駐型で働くことが良くないということでは当然ありませんし、様々な現場で働くほうが、多種多様な開発手法を学べるので勉強になるし楽しい!という高スキルな人たちも多く見て来ました。どちらが正解だという話ではありません。 ただ、僕は﹁理想の企業﹂の中で永く働きたいと考えていたため、﹁転職は今回で終わらせよう、そのためには徹底した﹃準備﹄が必須だ﹂、と考えたのです。 徹底した準備――。 様々な要素が考えられますが、やはりキモになるのは﹁面接﹂です。しかし面接は一人では練習できません。エージェントも模擬面接をしてくれますが、1回までです。どうするか。そう、あまり大きな声ではいえませんが︵思いっきり書いていますが……︶、実際の面接でひたすら﹁練習﹂を繰り返したのです。 もちろん、志望度が低い企業であっても、面接を受けてみたらいい企業だった、入社したい、ということも十分に起こり得るので、エントリー対象の企業は、仮に練習のつもりであってもそれなりに﹁気になる企業﹂のみに絞りました。訓練だとしても﹁本気﹂で訓練しないと勘は身につきませんし、そもそも相手の企業に対して失礼になります。 僕の場合は少し特殊で、一社目に入社する際に、就職活動というものを経験していなかったため、面接の経験不足というハンデ克服の意味合いもあったのですが、ザックリと書籍で理論武装を行った後は、ひたすら﹁アウトプット中心の練習を積み、転職活動における﹃面接﹄が何たるかについて、体で覚えていく﹂方針で望んだのです。![1507202](https://www.tensyoku-hacker.com/wp-content/uploads/2015/07/1507202.png)
図2‥理屈では限界があるので、実践練習で試行錯誤を繰り返しながら体で覚えていく ひたすら面接を受け続け、記録に残してPDCAを繰り返す。次第に面接に体が慣れ、面接トークが板につき、体が仕上がった頃に、今までエントリーした中でも最も志望度の高い企業に無事入社することができたのでした。正直、このタイミングについては完全に﹁運﹂でした。ただこの運も、多忙を極める中、時間をやりくりして﹁訓練﹂を継続したからこそ、勝ち取れたものだと考えています。 ﹁隣の芝生は確実に青く見える﹂が、そこに見える芝生は本当に青いかも!
今回の記事では、﹁動け!﹂とさんざん煽ってきましたが、転職することが本当に自分にとって幸せなことなのか、うまくいかない理由を﹁会社・環境のせいにしていないか?﹂ということは当然、確認する必要があります。
隣の芝生は﹁確実﹂に青く見えるのです。僕も転職活動を開始する前に﹁これって現実逃避じゃないよね?﹂と自問自答を繰り返しましたが、﹁今すぐ転職!今まで何してたのよ?﹂という解がアッサリと出たので、一切迷わずゴールまで走り抜けることができました。
しかし、皆さんが直面している現実は、必ずしもそのような単純なケースばかりでもないかとも思います。今のステージで咲くことが結果的に自分の幸せになる、というケースも当然あるわけです。
判断は難しいかもしれません。ただ一つだけ覚えておいていただきたいのは、転職すべき人が﹁隣の芝生は青い﹂︵=ヨソが良く見えるだけ︶という言葉に萎縮して動けなくなってしまうのは大きな損失だということ。そして実際、﹁遠くから青く見えた芝生﹂が、﹁近づいたら本当に青かった!﹂という人も、僕を含め多々存在する、という事実です。
僕は必ずしも、仕事を楽しむ必要はないと思います。趣味に生きるというのも素晴らしい選択だと思います。
ただ、仕事を楽しめたほうが﹁より楽しく人生を過ごせるのでは?﹂とも思うのです。
もしあなたが動きたい!と思いながらも、くすぶっているのなら、人の話だけでも聞いてみませんか?
そんな﹁小さな一歩﹂が、あなたの未来を﹁大きく楽しく変えていく﹂のかもしれませんね!
著者プロフィール
![1507201](https://www.tensyoku-hacker.com/wp-content/uploads/2015/07/1507201.png)
図1‥小さな﹁一歩﹂が変化を生み出し、変化が﹁自分の行動﹂に火をつける 転職に限らず、人生の何事についても同じことが言えるのかもしれませんが、﹁ごく小さな行動﹂が変化を生み出し、その変化が自分への新たな﹁インプット﹂になるわけです。その﹁インプット﹂がキッカケとなり、自分の新たな行動︵=アウトプット︶につながる、ということです。 当たり前の話をしていますが、まずは動くこと、これが全てです。ただ、日々忙しくてそれが中々できない。だからまずは﹁小さな一歩﹂から始めればいいのです。転職経験のある友人と5分間だけ雑談するだけでもいい。大きなこと、できないことを突然やろうとするから、気分がおっくうになり、挫折するのです。コレって、何でも同じですよね。 転職活動に限りませんが、素人が自分の頭の中で想像し、ネットから得る情報など、たかがしれていると思います。もちろん、﹁自分の頭で考える﹂こと自体は非常に重要ですが、少しだけでもよいので、﹁外の空気﹂に触れてみてください。ひょっとしたら新しい景色が見えてくるかもしれません。 面接の﹁千本ノック﹂を受けるため、15冊の転職本を購入し、﹁60社の企業﹂に応募 就職じゃなくて、転職で60社?ア○ホなの?暇なの?と突っ込まれそうですが、仕事は多忙を極めていました。もちろん、書類が通過しても都合が合わずに面接自体を辞退した会社もありましたし︵ゴメンなさい!︶、内定までいって辞退させていただいた企業もあります。書籍も当然、全てを精読したわけではありません。 とはいえ、普通の人はあまりここまでやらないかと思います。 なぜ僕は﹁数﹂をこなしたのか? 活動を始める際に、僕は﹁これを最初で最後の転職活動にしよう﹂という目標を掲げたのでした。今どきのIT業界に生きる人間としては、ちょっぴり古臭い価値観かもしれませんね。 今までずっと様々な客先に転々と常駐してきた僕は、﹁腰を落ち着けて一つの場所で長く働きたい﹂という思いが強かったのです。もちろん、必ずしもその考え方が正しいというわけではありません。常駐型で働くことが良くないということでは当然ありませんし、様々な現場で働くほうが、多種多様な開発手法を学べるので勉強になるし楽しい!という高スキルな人たちも多く見て来ました。どちらが正解だという話ではありません。 ただ、僕は﹁理想の企業﹂の中で永く働きたいと考えていたため、﹁転職は今回で終わらせよう、そのためには徹底した﹃準備﹄が必須だ﹂、と考えたのです。 徹底した準備――。 様々な要素が考えられますが、やはりキモになるのは﹁面接﹂です。しかし面接は一人では練習できません。エージェントも模擬面接をしてくれますが、1回までです。どうするか。そう、あまり大きな声ではいえませんが︵思いっきり書いていますが……︶、実際の面接でひたすら﹁練習﹂を繰り返したのです。 もちろん、志望度が低い企業であっても、面接を受けてみたらいい企業だった、入社したい、ということも十分に起こり得るので、エントリー対象の企業は、仮に練習のつもりであってもそれなりに﹁気になる企業﹂のみに絞りました。訓練だとしても﹁本気﹂で訓練しないと勘は身につきませんし、そもそも相手の企業に対して失礼になります。 僕の場合は少し特殊で、一社目に入社する際に、就職活動というものを経験していなかったため、面接の経験不足というハンデ克服の意味合いもあったのですが、ザックリと書籍で理論武装を行った後は、ひたすら﹁アウトプット中心の練習を積み、転職活動における﹃面接﹄が何たるかについて、体で覚えていく﹂方針で望んだのです。
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図2‥理屈では限界があるので、実践練習で試行錯誤を繰り返しながら体で覚えていく ひたすら面接を受け続け、記録に残してPDCAを繰り返す。次第に面接に体が慣れ、面接トークが板につき、体が仕上がった頃に、今までエントリーした中でも最も志望度の高い企業に無事入社することができたのでした。正直、このタイミングについては完全に﹁運﹂でした。ただこの運も、多忙を極める中、時間をやりくりして﹁訓練﹂を継続したからこそ、勝ち取れたものだと考えています。 ﹁隣の芝生は確実に青く見える﹂が、そこに見える芝生は本当に青いかも!
![男性](https://www.tensyoku-hacker.com/wp-content/uploads/2015/07/1507204.jpg)
wiz7
Webサービスの開発会社でプロジェクト管理など、最近は企画寄りの仕事もしています。
はてなブログ「プロジェクトマネジメントの話とか」では、プロジェクトマネジメントの他、ライフハック・IT業界の話を中心に、ビジネス全般について書いています。
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