とほほの広島ラーメン入門

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広島ラーメンとは

広島西部を中心とするラーメンです。最近少し全国的知名度の上がった広島東部の尾道ラーメンとは異なります。茶褐色の醤油とんこつ味。豚骨、鶏ガラ、野菜などを白濁するまで煮出していますが、意外にあっさりしています。中細ストレートのやわらか麺。具材はチャーシュー、ネギ、モヤシ、シナチクが基本。ラーメンではなく中華そばと呼ぶ店も多いようです。

広島ラーメンの歴史

広島ラーメンの老舗と言えば「しまい」「すずめ」「陽気」の3軒ですが、親戚関係があります。「段原食堂」を経営されていた沖稔さん、次男が「しまい」を、奥さんの姉妹の娘、つまりは姪っ子姉妹の妹が「すずめ」を、姉が「陽気」を創業します。「しまい」と「乙丸」も姉妹。「うぐいす(流川)」と「うぐいす(新天地)」も姉妹。姉妹店というか、実姉妹が関わる老舗が多い気がします。

上海・段原食堂 (閉店)

()25(1950) [1]  
しまい(舟入→大町) (閉店)

Wikipedia  [1] ()30 [2]2 2017416

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すずめ(寿寿女)

(:)寿寿婿  20154寿

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陽気(初代) (閉店)

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陽気(江波)

()()() [9]2 3.70  

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陽気(横川)

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陽気(大手町)

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広島ラーメン

乙丸

()廿
きくま

()221
めじろ

すずめが閉店すると知って常連の石田さんが関上道弘さん・山本誠二さんに弟子入りし、二人からお墨付きをもらい、2015年6月に「すずめ」跡地に開店されたのが「めじろ」。「すずめ」の閉店を惜しんでのことですが、まだまだ「すずめ」を名乗ることはできないということから師匠に名前をつけてもらい小鳥系「めじろ」になりました。現在は少し場所を移して「一ノ口 十ノ口」を経営されています。

つばめ

1982(())
うぐいす

満州でラーメンのおいしさを知った姉妹が日本に戻り、姉妹で「うぐいす(流川店)」、「うぐいす(新天地店)」を開かれました。1948年創業なのでかなりの老舗ですね。流川店は閉店してしまいましたが、新天地店は今も営業しています。新天地公園のすぐ横にあり、遅くまで空いているので飲みの〆に寄る人も多そう。

上海総本店

1
ふじもと

新鋭広島ラーメンとして注目を集めているのが「ふじもと」。「陽気」系とは違い、サンマ、マグロ、ホタテなどのダシを選びます。「陽気」系がやさしい味なのに対して、ニューウェーブとしてガツンとパンチの聴いた男子系ラーメンです。「味喜」「もりかわ」「五色星」など ふじもと系列 と呼ばれる店も増えてきました。

つけ麺



新華園

広島つけ麺発祥の店。「新華園」では「つけ麺」とは呼ばず「広島冷麺」と呼びます。店に入っても勝手に席についてはならず、入口脇でベンチ待ちします。撮影禁止、携帯電話禁止、食事中私語禁止、食事後は器をカウンターにあげてテーブルを拭き、料金をカゴに入れます。TVや雑誌の取材はお断りなど、ややルールの多い店ですが、中区河原町(舟入)の本店と市内に何店舗があるようです。

ばくだん屋

1100200eki
辛部(からぶ)

()030

汁なし担々麺


()()()30
きさく

20012021

...(2022.9.13)
くにまつ

2009()LECT123 KUNIMAX MAX
キング軒

()

呉冷麺とおまけ


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珍来軒

19552008
呉龍

1980年に呉冷麺を提供する2軒目の店として創業。繁華街から少しだけ離れますが歩いて行けます。今では元祖の珍来軒と人気を二分するほどの人気店となっています。こちらも並びます。珍来軒もそうですが、麺が無くなると営業終了になるので、閉店まで時間があると思っても早めの訪問をおススメします。

呉麺屋

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モリス

個人的にどうしても紹介したいのが呉のモリス。呉市民のソウルフード。個人的に一番好きなラーメン。1947年創業。イギリスのデザイナー、ウィリアム・モリスが好きで店名にされたそうです。イリコと昆布を中心とした透明なスープに中太ストレート麺。沖縄そばにちょっと似てるかな。


Copyright (C) 2022 杜甫々

初版:2020年2月16日 最終更新:2020年2月16日

初版:2022年9月11日 最終更新:2022年9月13日

http://www.tohoho-web.com/ot/hiroshima-ramen.html