第2部 コンピューター開発史


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使



使


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 (Difference Engine)

(Analytical Engine)






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サー・チャールズ・バベジ(1850)  Sir Charles Babbage 晩年の写真 (1850年頃)

 本文には挙げていないが、バベジはイギリスに大陸式の微分積分学を広めた若き数学者集団「アナリティカルズ」の中心人物であり、イギリス数学者最高の栄誉であるケンブリッジ大学ルーカス講座教授でもあった。(現在、ルーカス教授はホーキング博士であり、古くはニュートンも教授職にあった)
 また、活動は科学・数学以外にも経済分野や実業にもおよび、マルクスなどにも多大な影響を与えている。


調






便便





 (Difference Engine)







使









 XX2

   1 4 9 16 25 36 49

 

   3 5 7 9 11 13

 1

 2

   2 2 2 2 2



便





階差機関(試作品)
 階差機関の制作が長引くなか、周囲の理解を得るために急遽作られた階差機関。
 実演用であり、5桁の数値を2次階差まで演算できる。
 (実際の階差機関のスペックは、20桁6次階差が予定されていた)

 当時はバベジ家の居間に置かれ、現在はロンドン科学博物館に保存されている。現在でも動作するそうだ。
 また、東京理科大学の科学資料室に複製が置かれている。上野の国立科学博物館にもあるそうだが、こちらは未確認。

 ちなみに、小さなテーブルに載せられるほどのサイズ。案外小さい。

バベジのアイデアはこれだけにとどまりません。正確な数表を作っても出版のさいに活字を拾い間違えては意味がありませんから、自動的に活字をならべる機構まで作ろうとしたのです。

さらに、その為の活字を人間がセットする時に間違った活字が混入しないように、新型の活字を考案すると言う念の入りようです。


この機械は、動力に蒸気を使うことを想定しており、やはり蒸気を使う当時の最大の発明品であった、「エンジン」の名を使って「ディファレンス・エンジン」と名付けられました。エンジンというのは、ラテン語で「創造力・創造力によって作られた機械」の意味でもあります。

しかし、これだけの機械を個人で作るのは、さすがに資金的に難が有りました。そこでバベジはこれを国家プロジェクトにするように進言し、約束を取り付けます。これは世界で始めて行われた国家プロジェクトでした。


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(ページ作成 1997-12-07)
(最終更新 2013-05-23)

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