![Vlookup関数を使ってみよう!](operation_vlookup.jpg)
VLOOKUP関数を使ってみよう!
エクセルの関数は数あれど、よく使う関数や、知っていて損のない関数はごく一部。
今回はその中でも、特に便利で利用しやすい﹁VLOOKUP関数﹂についてご説明します。
﹁エクセルでこういう表を作りたいんだけど…﹂というご相談をよくいただきますが、このVLOOKUP関数を使えば解決できるものも多々あります。
﹁使ったことあるよ﹂という方も、﹁関数はちょっと苦手で﹂という方も、どうぞご覧下さい。
関数の書式は?
︻図:1︼において関数の式が入力されているのは、�B のセル です。
入力されている式は以下の通りです。
=VLOOKUP︵検索値︹�@︺,範囲︹�A︺,
列番号︹�A‥1〜3︺,検索方法の指定︶
検索値〔�@〕 | �Bに関数を入力した後、商品コードを打ち込むセルです。 打ち込むと、�Bに 商品名、及び単価が表示されます。 |
---|---|
範囲〔�A〕 | 商品一覧表のセルです。 表内左端の列(「1」の列)に、検索に用いる商品コードが 入力されている必要があります。 |
列番号 | 範囲〔�A〕内の、何列目に取り出したいデータがあるかを 指定します。 【図:1】の例の場合、商品名を取り出したい場合は「2」、 単価を取り出したい場合「3」となります。 ※列数に制限はありません。 |
検索方法の指定 | 「FALSE」または「TRUE」で指定します。 「FALSE」と指定すると、検索値と完全に一致する値だけを 範囲の中から検索します。 「TRUE」を指定すると、検索値と一致する値がない場合、 一番近い値を検索します。 |
実際に入力してみよう
例を用いて、具体的な式の入力法方法を見ていきましょう。
︻図:2︼では、関数式は セル D6 に入力されています。
●
図2︵画像クリックで拡大︶
範囲︹�A︺のセルの “$” マーク
﹁$I$4‥ $K$15﹂の“$”マークは、その範囲が﹁絶対セル番地﹂であることを示しています。
例えば、D6に入力されている式をD7へコピーした場合、範囲が絶対セル番地で指定されていないと、参照範囲もずれてコピーされてしまいます。
︵この場合、I5〜 K16になります︶
範囲︹�A︺を絶対セル番地で指定しておけば、
式をどこにコピーしても、範囲は必ずI4〜 K15を参照するようになります。
セル C6 に商品コードが入力されると、検索範囲である I4 〜 K15 の一番左端のセルを検索し、合致する商品コードがあれば2列目にある商品名を D6 に表示します。
検索の型が﹁FALSE﹂なので、合致する商品コードがなかった場合や、ブランクだった場合はエラーコード( ﹁#N/A﹂ )が表示されます︻図:3︼。
![](vlookup2.jpg)
![](vlookup3.jpg)
エラーコードを表示したくない場合
エラーコードは、商品コードに何も入力されていないときでも表示されます。
﹁商品コードがブランクのときはエラーコードを表示させたくない﹂といった場合は、
IF関数 を組み合わせてみましょう。
IF関数 とは、条件を満たしているかどうかで処理を分岐できる関数です。
今回の例だと﹁セル C6 はブランクである﹂が条件となり、条件を満たしていた場合
︵ C6 がブランクだった場合︶は答えもブランクにし、
条件を満たしていなかった場合
︵ C6 に何か入力されていた場合︶は、VLOOKUPを使った式を実行させるようにします。
﹁ "" ﹂︵半角のダブルコーテーション︶
二つの半角のダブルコーテーション︵﹁ "" ﹂︶は ブランク を表しています。
式の中で文字を表現したい場合は、﹁ " " ﹂で囲ってください。
︵例‥﹃パソコン﹄など︶
今回ご紹介したVLOOKUP関数やIF関数を応用すると、様々なパターンの数式を設定することができます。
関数の応用は慣れないとちょっと難しいかもしれませんが、頭の体操だと思って、色々とトライしてみて下さい!
![](vlookup4.jpg)