はじめまして。このホームページは昭和20年代から30年代の始めにかけて、少年雑誌の超人気作家 であった山川惣治と少年向き絵物語についてのホームページです。当時﹁少年ケニヤ﹂の愛読者であ った1ファンによって作られています。

当時少年少女であった方々、また昭和50年代に角川文庫 で﹁少年ケニヤ﹂や﹁少年王者﹂を読まれた方々、また全く絵物語を知らないマンガ世代で現在のマ ンガの先駆けとなった絵物語について知りたい方はどうぞごらんください。

マンガのホームページや﹁マンガの王様﹂手塚治虫のホームページは多いがそれ以前に一時代を築 いた﹁絵物語﹂のホームページはほとんど無いので、﹁絵物語﹂のホームページを作ろうと考 えました。

 マクローリン著﹁消えた竜﹂︵岩波書店刊︶を読むと、長い地球の歴史の中で恐竜が 出現するよりも以前に、将来ほ乳類となるべき、犬歯を持ったは虫類が出現していたことが魅力的な イラストとともに紹介されています。またスティーブン・Ｊ・グールド著﹁ワンダフル・ライフ﹂︵ ハヤカワ文庫︶にはカンブリア紀に海底を遊弋していた巨大な節足動物のイメージが示されています。 恐竜は子供にも大人にも興味深いものですが、これらの著書に紹介されている他の時代の生物も、恐 竜に劣らず魅力的です。

 もし現代のマンガ世代の方が絵物語の世界を探検するなら、現在のマンガの一部の作品のご先祖さま に出会って感動するかもしれません。また現在のマンガにはない魅力を感じるかもしれません。︵恐 竜好きがスキムノグナタスやアロマカリスを見て魅了されるのと同じです。︶少なくとも一流の作者 による一流の作品は時代を越えて私たちを 感動させるはずです。北斎や広重の浮世絵がいまだに現代 の私達を感動させるように。

では絵物語の世界へどうぞ。

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目次︵見出し文字をクリックすると 各章の最初の頁へ飛びます。︶
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1.山川惣治と少年絵物語の紹介︵2頁︶
2.刻苦精励によって達人となった主人公の活躍︵1頁︶
3.人間は病気から回復する︵1頁︶
4.雄大な構想力と粘り︵5頁︶
5.卓越した文章(7頁︶
6.ワンダー・ワールドの創造︵2頁プラスアルファ︶
7.ユーモラスな描写︵1頁︶
8.ガイコツ仮面は正義の味方︵3頁︶
9.魅力ある悪人たち(3頁︶
10.﹁少年ケニヤ﹂は﹁ゴジラ﹂に影響を与えた︵3頁︶
11.作品論︵25頁︶
12.現代マンガにみられる絵物語の影響︵21頁︶
13.ジャングル物語の系譜︵一応25頁︶
14.山川惣治のライバルたち︵41頁︶
15.山川惣治の絵の魅力︵13頁︶
16.絵物語を求めて︵現在13頁︶
16.5.その後の物語︵4頁︶
17.付録(18頁完結︶
あとがき

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