竹部さゆり女流プロデュースの新感覚の将棋ソフト﹃たけわらべ﹄を期間限定で公開します。
なんと!評価関数ファイルはありません。
本体だけ将棋所かShogiGUIに登録すればすぐに遊べます。
(エンジンオプション等は、やねうら王と同じです。)
現代の最新の将棋ソフトには到底敵いませんが、人間相手だとわりと強いです。
・KPPT型のように形に対する評価を一切持っていない。
・利きがすべて。利きだけで盤面を制圧する将棋。
・見たことのない囲いが頻出する。人間は初見で対応するのは難しい。
・囲いに対する知識は一切持っていない。
次の画面の後手が﹁たけわらべ﹂です。
何この囲い…何この攻め…何これ。こんな将棋負けるのか…なんだこれ。将棋って何…。
みたいなやられ方をします🤮
次の画面も後手が﹁たけわらべ﹂です。囲いも攻めも独創的すぎて笑えます。
田舎の将棋の強いおっさん(定跡書も何も読んだことがない)を彷彿とさせる指し回しです。
駒の位置評価は一切なしで、純粋に利きだけを見てるので、抑え込みとかめっちゃうまいです。囲いは独創的すぎて、たぶんプロでは通用しないと思うのですが、もしかするとRyzen Threadripper 3990XクラスのPCで何度か対局すればプロにも一発ぐらい入るのかもしれません。
見たことないような形からの攻めなので人間は初見だとだいぶ不利ですね。人間の将棋の大会でこういうのやられたら吐きそうです。
ある意味、とても人間らしい独創的な駒組みで、従来の将棋ソフトとは一線を画する棋風だと言えると思います。
コンピュータ側の思考時間を少なくすると変な戦法が現れやすいです。色んな持ち時間で遊んでみてください。
なお、﹁たけわらべ﹂は、期間限定での公開です。この特徴的な思考エンジンは、さらにパワーアップして﹃将棋神やねうら王2﹄(発売日未定)に収録する予定です。お楽しみに!
たけわらべダウンロード :
Windows 64bit 用 : https://drive.google.com/file/d/1Ttm65dLNflFn9DZqH2cGYr9bs7FWNE2J/view?usp=sharing
Windows 32bit 用‥
https://drive.google.com/file/d/1HZ9_w6U5ytYPri0JDNzhSmwRdaMpi_vW/view?usp=sharing
注意 : 使い方がわからない等の質問は、やねうら王のツイッターでは受け付けておりません。ツイッターは何度でも違う人が同じ質問をしてくるので、回答するためのメディアとして適切ではないからです。やねうら王のツイッターでDM等で質問されてもすべて無視することにしています。回答が欲しければ、必ず、この記事のコメント欄で質問をお願い致します。
これはワクワクする取り組み!
是非遊んでみてください。
learnバイナリが入ってるんですけど、何を学習するんですか?^^;
勢い余ったですw
これは画期的なソフトですね。
私のノートパソコンでは、Bonanza Feliz に勝ちました。定跡の本なんか読んだことないよ、というタイプの実力派ですね。「将棋神やねうら王」に組み込んでみました。10級なら、私でも勝てました。好敵手が一人(?)増えました。
楽しんでいただけて良かったです。
面白いですです!!
利きがすべてということは、敵駒に自駒の効きがあると評価値アップ?
ええ、実はそうです。盤上のすべての駒に対して、自分/相手の利きがあるかは評価したほうが強かったので。
OS(Windows)は32bit版ですか?
64bit OSなら、”sse2″と書いてある実行ファイルで動くはず。
OS(Windows)は32びt版です。
動かせるでしょうか?(*^-^*)
本記事内にWindows 32bit用の実行ファイルを追加しましたのでそちらで試してもらえますか?
それはよかったです。
古式ゆかしい将棋に似たゲームを指す将棋ソフトですね。将棋って駒を取られるとか技かけられるとかしない限り意外と負けないせいで滅茶苦茶なことしても意外と何とかなったりするんですよね。
まあ強くなれば咎めれるんだけどそもそも序盤を相手に合わせて指せるってのも2300超えないと無理だし人間が咎めるのはなかなか難しいねんなあ。
無茶を咎めるのには相応の実力が要るというのは本当、その通りだと思います。
駒の価値は、やねうら王と同じものを使っています。
> もしかして飛車は利きがいっぱいある
そういう静的な価値ではなく、実際に盤上での利きを見てます。以下の連載に詳しく書いてあります。
https://yaneuraou.yaneu.com/2020/11/17/make-evaluate-function/
UNIX系のOSには対応してないのでしょうか?
以前からかなり興味を持っているのですが、GitHubにも公開されていないようなので、サポート対象外なのかなと少し寂しい気持ちでいます。
ありがとうございますm(__)m