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作者:糸井宙界/作品情報/Nコード:N6699JC
完結済 (全43エピソード) |
〝人間は脳の十パーセントの領域しか活用できていない〟
かの天才物理学者アルバート・アインシュタインも嘆いたと噂される有名な言葉。
幾度とない試練を乗り越え、ついに人類はシナプスの濃度を高めることで残り九十パーセントの領域を活用できるまで進化した。まるで超能力のような不思議な力。
瞳が薄緑色に輝く時、その偉大な力が発揮される。人々は敬意を持って〝賢者の緑瞳〟と呼んだ。
ある天才少年が賢者の緑瞳を使って新しいAIを作り出した。脳波を学習プラットフォームに焼き付けることでクローンを機械上に生成する。自ら自律的に考え動いてほしいというという願いから、AI✕OS︵アイコス︶と名付けた。
アイコスは人間と違いがほぼなくなるまで進化した。そして、アイコスは賢者の緑瞳を持つ人間の脳間を自由に行き来できた。
そこで、一つの疑問が生まれた。アイコスと人間の違いはほぼ無い。ということは人間の意思も同じく脳内を移動が可能。つまり〝魂〟と呼ばれる物質は存在しているのではないのか、と。
そして、ある仮説が浮かび上がった。この宇宙には脳と同じ構造をした惑星があり、魂は死ぬとそこに帰るのではないのか、と。
人類が賢者の緑瞳に目覚めた意味、アイコスがこの世に生まれた意味。それは人類が〝魂を証明〟する為のきっかけだったのだ。
突然、世界中を同時直下型地震が襲った。かつてない規模に世界中が大混乱に陥った。そして、地球に異変が生じた。自転速度の低下。このままでは人類は滅亡の危機を迎えてしまう。
そんな時、二百光年離れた惑星から地球のインド、ボーダ・ガヤに届く正体不明のX線トンネルの存在が明らかになった。ブッダが生まれた地からはるか先の惑星につづく未知のロード。これは天国へつながる道ではないのか?
そして、ある事実があきらかになった。神が人類に仕組んだ宿命。天国に行くことができる清らかな魂が少ない場合、地球の自転は停止するという試練。
人類は必死に知恵を絞りある方法を思いついた。ロードをふさぐゲートの制約の解除。悪人も含めてすべての人間の魂を天国に移送する。そうすれば自転の停止は回避できるのではないか。
幾たびの試練を乗り越え、ついに人類はゲートを開放し、地球の滅亡は回避された。 キーワード: ネトコン12 集英社小説大賞5 123大賞5 HJ大賞5 極秘国家プロジェクト カリスマ教祖 人工シナプス マザー、グランマ アインシュタイン 10%の脳、新人類 浄土真宗、他力本願 三千大千世界,涅槃 SF、近未来、大地震 薄緑色の瞳、AI ゴースト、宇宙、銀河 最終更新日:2024/06/29 18:05 読了時間:約283分(141,296文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
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