琵琶

東アジアの楽器。各地域ごとの「琵琶」の項目あり:中国 (Q6685124), 日本 (Q829729), 朝鮮 (Q16255463), ベトナム (Q987843)

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: pipa,  biwa使使
姿
[1]

西()

起源



インドの琵琶

 
ブッダの生涯を描いた2世紀の石刻のヴィーナ。五弦の「直頚」で、糸倉は曲がらず真っすぐ伸びている。


便使[2][3] 

中国の琵琶

 
代の絵画(甘粛省楡林窟)、当時は琵琶を寝かせて弾いていた

 pípá 

西[4]5

調使14使20189519321950431使

 P.3808 1025[5]Unicode[6]

ベトナムの琵琶


Đàn t bà / Đàn)T bà hành (: )en:Ca trù(:)

日本の琵琶

 
日本の琵琶
 
岳亭春信

78 

五弦琵琶


[7]


五弦琵琶の譜字
絃\柱 開放弦 第一柱 第二柱 第三柱 第四柱
第一絃 [8]
第二絃 L[9] [10]
第三絃 [8] [10] [8]
第四絃
第五絃 中/口[11]

この他に「小」という譜字も現れているが、これは第四絃第二柱「丨」の別体という説、あるいは第四絃開放弦「丄」と第四絃第一柱「八」の間の小さな柱を表す譜字という説がある。

楽琵琶

 
楽琵琶
 
琵琶を奏でる匂宮(『源氏物語絵巻 宿木』平安後期ごろ)
 
楽琵琶、筑前琵琶、平家琵琶、盲僧琵琶、薩摩琵琶の比較

()
 
 10 西738

麿

調調使


楽琵琶の譜字
絃\柱 開放弦 第一柱 第二柱 第三柱 第四柱
第一絃 一(いち) 工(く) [12](ぼ) フ(しゅ) 斗(と)
第二絃 乚(おつ) 下(げ) 十(じゅう) 乙(び) コ(こ)
第三絃 ク(ぎょう) 七(しち) ヒ(ひ) 〻(ごん) [13](し)
第四絃 丄(じょう) 八(はち) 丨(ぼく) ム(せん) 也(や)

平家琵琶


1299 - 1371


盲僧琵琶


便[14] 20

使6使[15]

薩摩琵琶

 
薩摩琵琶の裏側

16使2

西145西西

唐琵琶

 
1894年刊『明清楽之栞』より

14

筑前琵琶

 
五絃五柱の筑前琵琶。柴田翠坡・画

29 調  

現代の琵琶


12

日本の琵琶のいくつかに共通の事項

盲僧琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶は高いフレット(「柱」と称する)を持つ。それだけ弦を押し込むことができ、張力を変化させることにより音程を調節できる範囲が広い(柱によっては長三度まで)。中国の琵琶がフレットを増やして、楽器としての機能向上によって表現力を高めたのとは逆に、日本の琵琶はフレットを増やさず(場合によっては減らし)、その分演奏者の技倆をできるだけ活かして微妙な演奏を行うことを好んだ。また中国琵琶が金属弦を取り入れているのに対し、日本琵琶は絹糸の繊細な音色を大切にしている。いっぽうリュートが撥を捨て、指頭で弾くことから多音性を発達させ、弦数も増えていったのに比べ、日本の琵琶は逆に撥を大型化して一音にすべてを込め、また打楽器的効果を持たせた。

脚注

出典



(一)^ 

(二)^ No.138( http://www.tendai.or.jp/houwashuu/kiji.php?nid=162 )2021314

(三)^  (2008)p.119

(四)^ 稿 1980129-131 

(五)^   1219647085 

(六)^ Proposal to encode old Chinese lute notation (PDF). unicode.org (201797). 2019517

(七)^  : 11

(八)^ abc

(九)^ 

(十)^ ab

(11)^ 2

(12)^ 

(13)^ 

(14)^  No.138https://www.tendai.or.jp/houwashuu/kiji.php?nid=162 2022222

(15)^ <>︿2009ISBN 978-4-00-431184-3  pp.2630.

関連項目

外部リンク