とも
「トモ」の合字
(とも (仮名)から転送)
𪜈 (トモ) は、片仮名の一つである。
片仮名 | |
---|---|
文字 | |
字源 | トモ |
Unicode | U+2A708 (𪜈) |
言語 | |
言語 | ja |
ローマ字 | |
ヘボン式 | tomo |
訓令式 | tomo |
JIS X 4063 | tomo |
発音 | |
IPA | tomo |
種別 | |
音 | 清音 |
字源
編集用例
編集近世から近代の日本で使用されている。
右上に濁点をつけた「𪜈゙」もある。
符号位置
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この文字は現在、片仮名であるにもかかわらず、UnicodeのCJK Unified Ideographs Extension C︵CJK統合漢字拡張C︶に含まれている。
2002年4月、ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2へと提出するCJK統合漢字拡張Cの草案として、Ideographic Rapporteur Groupの日本グループは、おもに今昔文字鏡に含まれる国字を中心としたJMKソースの漢字集合を提出した[5]。これには﹁𪜈﹂(JMK65004)のほかに﹁ト云﹂(JMK65005)および﹁トキ﹂(JMK65003)の合略仮名も“国字”として含まれていた。
のちにこれらの文字の具体的な典拠を調査する要が生じた際に、﹁𪜈﹂は下中邦彦編﹃大辭典﹄下巻 (ISBN 9784582119008) が具体的な典拠として挙げられた (ただし、漢字としての用法ではなく合略仮名としての用法である) ものの、残りの二字に関しては典拠が提出されず[6]、CJK統合漢字拡張Cへの収録は見送られた。加えて日本からの合略仮名の国際提案に関しては2009年以降 (漢字としての) 新規の提案を見送ることとなっており[7]、これにより Unicode 11.0 現在においても、片仮名の合字としては﹁𪜈﹂一字のみがCJK統合漢字に登録されている。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
𪜈 | U+2A708 |
- |
𪜈 𪜈 |
トモ |
脚注
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(一)^ 福井久藏撰輯﹃國語學大系: 第7卷﹄厚生閣、1938年。
(二)^ “操觚便覧 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2020年1月14日閲覧。
(三)^ 鐵道略則
(四)^ “日本大文典. 第1編 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2020年1月14日閲覧。
(五)^ “IRG19 (N895)”. Ideographic Rapporteur Group (2002年5月6日). 2016年4月26日閲覧。
(六)^ “IRG26 (N1225)”. Ideographic Rapporteur Group (2006年6月8日). 2016年4月26日閲覧。
(七)^ 日本規格協会; 国立国語研究所; 情報処理学会﹃汎用電子情報交換環境整備プログラム 成果報告書﹄︵レポート︶2009年3月、79頁。2016年4月26日閲覧。