アエロフロート・ロシア航空
| ||||
設立 | 1923年 | |||
---|---|---|---|---|
ハブ空港 | シェレメーチエヴォ国際空港 | |||
マイレージサービス | Aeroflot Bonus | |||
会員ラウンジ | First Class Lounge(会員ラウンジ無し) | |||
航空連合 | スカイチーム (会員資格一時停止中) | |||
親会社 | 連邦国家資産管理局 (51.17%) | |||
子会社 |
ロシア航空 オーロラ | |||
保有機材数 | 250機(2018年10月時点) | |||
就航地 | 95都市 | |||
本拠地 | ロシア連邦 モスクワ | |||
代表者 | Valery Okulov(会長) | |||
外部リンク | 公式サイト |
アエロフロート・ロシア航空のボーイング777-300ER | |
種類 | 公開会社 |
---|---|
市場情報 | MCX: AFLT |
略称 | アエロフロート |
本社所在地 |
ロシア連邦 125836 モスクワ・レニングラード通り37 |
業種 | 空運業 |
従業員数 | 1万8393人(2004年) |
主要子会社 |
ロシア航空 オーロラ |
特記事項:日本支社所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー16階[1] (最寄駅:東京メトロ銀座線 虎ノ門駅) |
新型コロナウイルスのパンデミック以前の2020年時点ではモスクワ・シェレメチエヴォ国際空港を拠点に世界95都市に就航していた。
概要
編集コードデータ
編集- IATA航空会社コード: SU
- ICAO航空会社コード: AFL
- コールサイン: AEROFLOT
2レターの「SU」はソビエト連邦(Soviet Union)の名残である。
歴史
編集設立
編集第二次世界大戦後
編集ジェット化
編集広い業務範囲
編集世界最大の航空会社
編集当時のサービス
編集ソ連崩壊後
編集現在
編集年表
編集就航都市
編集ハブ空港
編集世界有数の規模
編集日本線
編集アメリカ線
編集モスクワからのアメリカ線も充実しており、2015年3月現在アメリカだけで30都市に運航していた。コードシェアを含む運航都市は下記の通り。
|
|
|
サービス
編集マイレージサービス
編集ビジネスクラス
編集「プレジデント」と呼ばれるアエロフロートのビジネスクラスは、最新鋭のコクーン型シートとなっている。独自に設計したコクーン型シートは、リラックスできるスペースを提供。ビジネスクラスを利用すると、チェックインから搭乗、手荷物の取り扱いにおいて優先的に対応される。ボーイング777とエアバス330を使用する8時間以上のフライトでは、ビジネスクラス向けに枕や掛布団、ベッドシーツも提供している。空港ではビジネスクラスラウンジも利用が可能。ラウンジのバーは24時間営業で、豊富な種類の飲み物や焼きたてパン、タルトなどを提供している。
機内食
編集機内誌
編集機内誌は"Aeroflot Style(アエロフロート・スタイル)"という名前で毎月発行され、ロシア語と英語で世界中の都市や世界各国の料理を紹介したり、アエロフロートのニュースを掲載している。約300ページの構成となっており、内容はかなり充実している。英語のページは後半の30ページ程度となっておりメインはロシア語。成田便には"オーロラ"という名前の日本語版機内誌が用意されており、ロシアや世界各国の情報を紹介している。こちらは約50ページで構成されている。
Wi-Fiサービス
編集長距離路線で有料機内Wi-Fiサービスを導入している。"On Board Internet Program"と呼ばれる同サービスは2010年から開始しており、ビジネスマンを中心に多くのフライヤーの利便性を高めている。
受託手荷物
編集機内持ち込み手荷物
編集スマートフォンアプリ
編集iPhoneおよびiPadユーザー向けに自身の予約情報やアエロフロート・ボーナスのマイル獲得状況、特別オファーに関する情報を見ることができるアプリを提供している。同アプリには追加で6名までユーザーを登録でき、アプリ内でチケットを買う際などに入力の手間が省けるようになっている。また、同アプリはApple社から発売されているApple Watchにも対応している。(2015年4月時点)
受賞歴
編集- 2013年6月 - スカイトラックス社より東ヨーロッパのベスト・エアラインとして2度目の受賞。
- 2014年6月 - スカイトラックス社より東ヨーロッパのベスト・エアラインとして3度目の受賞。
- 2014年12月 - FlightStats社より2014年11月の定時運航世界第1位として受賞。
- 2015年1月 - 韓国の旅行誌「Global Travel Newspaper Korea」より海外のベストエアライン2014を受賞。
- 2015年4月 - 2014年有償座席キロ数(RSK)が858億2000万旅客キロとなり欧州5位、前年比伸び率が12.3%となり欧州4位となった。同指標では3年連続で欧州トップ5入り(エアライン・ビジネス誌発表)。
保有機材
編集2022年5月時点でのアエロフロート・ロシア航空の保有機材は以下の通りである[25]。平均機材年齢は約6.3年となっている[26]。
航空機 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
B | C | E | 合計 | ||||
エアバスA320-200 | 58 | — | 20 | — | 120 | 140 | 1機は1950年代のレトロ塗装機[27]。
1機はスカイチーム塗装機。 |
8 | 150 | 158 | |||||
エアバスA320neo | 6 | — | 12 | — | 144 | 156 | |
エアバスA321-200 | 33 | — | 28 | — | 142 | 170 | 1機はマンチェスター・ユナイテッドFCの特別塗装機である[28]。2機は95周年特別塗装機である[29]。 |
16 | 167 | 183 | |||||
エアバスA321neo | 3 | — | 12 | — | 184 | 196[30] | |
エアバスA330-300 | 12 | — | 28 | — | 268 | 296 | 1機はスカイチーム塗装機である[31]。 |
36 | 265 | 301 | |||||
エアバスA350-900 | 7 | — | 28 | 24 | 264 | 316[32] | 2023年までに納入予定[33]。後に8キャンセル[34]。 |
ボーイング737-800 | 37 | — | 20 | — | 138 | 158 | 1機はスカイチーム塗装機である。 すべて子会社のLCCであるポベーダ航空に移管される予定[35]。 |
ボーイング777-300ER | 22 | — | 30 | 48 | 324 | 402 | |
28 | 24 | 375 | 427 | ||||
イルクートMS-21-300 | — | 50[36] | 16 | — | 159 | 175[37] | |
スホーイ・スーパージェット100-95 | 10 | 95[38] | 12 | — | 75 | 87 | 1機はスカイチーム塗装機[31]。 後に全機が子会社のロシア航空に移管予定[35][39][40]。 |
合計 | 187 | 161 |
保有機の国籍
編集機材の変遷
編集過去の機材
編集- エアバスA310 : 1992年 - 2005年
- エアバスA319 : 2003年 - 2013年[51]
- エアバスA330-200:2008年 - 2021年[52]
- アントノフAn-2 : 1948年 - 不明
- アントノフAn-10 : 1959年 - 1973年
- アントノフAn-24 : 1962年 - 不明
- アントノフAn-124 : 1980年 - 2000年
- ボーイング737-300F : 2008年 - 2009年
- ボーイング737-400 : 1994年 - 2005年
- ボーイング767-300ER : 1994年 - 2015年
- ボーイング767-300ERF : 1994年 - 2014年
- ボーイング777-200ER : 1998年 - 2005年
- イリューシンIl-12 : 1947年 - 1970年
- イリューシンIl-14 : 1954年 - 不明
- イリューシンIl-18 : 1958年 - 不明
- イリューシンIl-62 : 1967年 - 2002年
- イリューシンIl-76 : 1979年 - 2004年
- イリューシンIl-86 : 1980年 - 2006年
- イリューシンIl-96-300 : 1993年 - 2014年
- マクドネル・ダグラス DC-10 : 1995年 - 2009年
- マクドネル・ダグラス MD-11F : 2008年 - 2013年
- ツポレフTu-104 : 1956年 - 1979年
- ツポレフTu-114 : 1961年 - 1976年
- ツポレフTu-124 : 1962年 - 1980年
- ツポレフTu-134 : 1967年 - 2007年
- ツポレフTu-144 : 1977年 - 1978年
- ツポレフTu-154 : 1968年 - 2009年
- ツポレフTu-204 : 1990年 - 2005年
- ヤコブレフYak-40 : 1966年 - 1995年
- ヤコブレフYak-42 : 1980年 - 2000年
塗装
編集-
Tu-104 1974年
-
Il-86 1992年
-
エアバスA310 1994年
アエロフロート・ロシア国際航空の塗装 -
ボーイング767-300ER 2001年
-
ボーイング777-200 2003年
-
エアバスA320 2014年
復刻塗装 -
ボーイング 777-300ER 2013年
現在、多数派となっている塗装 -
エアバスA350XWB 2020年
エアバスA350のみに見られる塗装
事故
編集スポンサーシップ
編集様々なスポーツイベントやスポーツチームへの協賛を行っており、近年では多くの国際大会への協賛も増えている。
オリンピック
編集サッカー
編集アエロフロートはロシアのプロサッカーチームCSKAモスクワの公式スポンサーとなっている他、サッカーロシア代表の公式スポンサーにもなっている。また、2013年からはイングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)のマンチェスター・ユナイテッドFCのスポンサーにもなっていたが、2022年のロシアのウクライナ侵攻を受けてマンチェスター・ユナイテッド側が契約を打ち切った[53]
バスケットボール
編集FIBAの公式エアラインの他、アメリカNBAのブルックリン・ネッツやロシアのプロバスケットボールチームであるCSKAモスクワの公式スポンサーとなっている。2014年10月から公式スポンサーとなったCSKAモスクワのユニフォームにはアエロフロートのロゴがあしらわれている。
脚注
編集関連項目
編集参考文献
編集- 谷川一巳「世界の『航空会社』物語」(2002年・主婦の友社)ISBN 4072337676
- Davies, R.E.G.(1992). Aeroflot: An Airline and Its Aircraft (First ed.). Rockville, Maryland: Paladwr Press. ISBN 0962648310.
- 『月刊エアライン』「特集 ロシアより愛をこめて2011」2011年4月号(イカロス出版)
- クレア・トラベラー (CREA TRAVELLER)「アエロフロートでパリに行きました」2014年7月号(文藝春秋)
外部リンク
編集- アエロフロート・ロシア航空
- Аэрофлот - Aeroflot
- Аэрофлот (@aeroflot) - X(旧Twitter)
- Aeroflot Airlines (aeroflotinternational) - Facebook
- Аэрофлот - российские авиалинии - YouTubeチャンネル
- aeroflot (@aeroflot) - Instagram