アカデミー国際長編映画賞
アメリカの映画芸術科学アカデミーの映画賞の部門のひとつ
(アカデミー外国語映画賞から転送)
アカデミー国際長編映画賞(Academy Award for Best International Feature Film)、従来の名称でアカデミー外国語映画賞(Academy Award for Best Foreign Language Film)は、アカデミー賞の部門の一つ。
アカデミー国際長編映画賞 | |
---|---|
受賞対象 | 優れた外国語映画 |
会場 | カリフォルニア州ロサンゼルスハリウッドドルビー・シアター |
国 | ![]() |
主催 | 映画芸術科学アカデミー |
初回 | 1956年 |
最新回 | 2023年 |
最新受賞者 | 『関心領域』(![]() |
公式サイト | https://www.oscars.org/ |
概要
編集
アメリカ以外の映画で、外国語︵英語以外の言語︶の映画のための賞。アカデミー賞の他の賞とは違い、アメリカ国内で上映されている必要はない[1]。
外国語映画の表彰は、1947年度から1949年度にかけては﹁特別賞﹂の一つとして[注釈1]、1950年度から1955年度︵1953年度は表彰なし︶にかけては﹁名誉賞﹂の一つとして行われ[注釈2]、1956年度の第29回からノミネート方式の﹁外国語映画賞﹂という単独の賞になった[注釈3]。
国際長編映画賞を受賞するのはプロデューサーや監督ではなく、代表作品の選出国で[注釈4]、授賞式で監督は選出国を代表してオスカー像を受け取り[1]、所有することが出来る[13]。2014年度の第87回から、初めてオスカー像に選出国と監督名が刻まれるようになった[13]。
日本作品では、2008年度の﹃おくりびと﹄︵滝田洋二郎監督︶、2021年度の﹃ドライブ・マイ・カー﹄︵濱口竜介監督︶の2作品が受賞している[14]。授賞式では名誉賞を受賞した3作品︵﹃羅生門﹄﹃地獄門﹄﹃宮本武蔵﹄︶[14]と通算でアナウンスされる[注釈5]。
1975年度では日本人監督である黒澤明監督の﹃デルス・ウザーラ﹄が受賞しているが、本作はソビエト連邦作品である[16]。
2006年度の第79回には単独の賞になって50周年を迎え、日本の渡辺謙とフランスのカトリーヌ・ドヌーヴが非英語圏俳優代表として壇上に立ち、これまでの受賞作の歴史を紹介した[17][18]。
2019年度の第92回から、﹁国際的な映画製作環境において、“外国語”という言い方はもう時代遅れではないか﹂との懸念から、名称をアカデミー国際長編映画賞に変更することが、アカデミーによって発表された[19][20][21]。なお、候補作選定にかかるルール変更は特にない[1]。
受賞までの流れ
編集各国から出品
編集
毎年各国から1作品だけ出品できる。実写の劇映画だけではなく、アニメーションやドキュメンタリーでも構わない[22][1]。40分を超える長編映画で、台詞の50%以上が英語以外の言語であり、正確な英語字幕も必要とされる[22]。
出品条件は、制作された国で前年の10月からその年の9月の間に初公開され、35ミリフィルム[注釈6]か70ミリフィルム、もしくはデジタル・シネマ・フォーマットでなくてはならず、少なくとも7日連続で劇場にて商業上映された作品であること[23]。またアメリカ合衆国国内で上映されている必要はない[1][23]。作品の適性など何らかの問題が生じた場合は﹁映画芸術科学アカデミー﹂が最終決定をする。
日本からの出品作は、日本映画製作者連盟が選考している[23]。
「アカデミー外国語映画賞日本代表作品の一覧」も参照
ノミネート選考
編集世界各国から出品された作品は、アカデミー賞を審査する「映画芸術科学アカデミー」によって厳選される。第79回(2006年度)からはノミネート発表一週間前に最終候補9作品が発表され、そのうちの5作品が本選にノミネートされるという形式になった。
第92回(2019年度)からは最終候補のショートリストが9作品から10作品に拡大された。その内7作品は国際長編映画コミッティ会員が、3作品を国際長編映画賞エグゼクティブコミッティ会員が投票で選ぶ[21][1]。
受賞選考
編集アカデミーによる上映会が行われ、5本すべての本選ノミネート作品を見たアカデミー会員のみによって投票が行われる。そして、最も多くの票を集めた作品に外国語映画賞が授与される。
受賞・ノミネート作品
編集1940年代
編集特別賞
編集- 1947年(第20回) 靴みがき (ヴィットリオ・デ・シーカ イタリア代表)
- 1948年(第21回) 聖バンサン (モーリス・クローシュ フランス代表)
- 1949年(第22回) 自転車泥棒 (ヴィットリオ・デ・シーカ イタリア代表)
1950年代
編集名誉賞
編集- 1950年(第23回) 鉄格子の彼方 (ルネ・クレマン フランス イタリア代表)
- 1951年(第24回) 羅生門 (黒澤明 日本代表)
- 1952年(第25回) 禁じられた遊び(ルネ・クレマン フランス代表)
- 1953年(第26回) 受賞なし
- 1954年(第27回) 地獄門 (衣笠貞之助 日本代表)
- 1955年(第28回) 宮本武蔵 (稲垣浩 日本代表)
外国語映画賞
編集年度 | 作品名 | 監督 | 選出国 |
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1956年 (第29回) | |||
道 | フェデリコ・フェリーニ | イタリア | |
居酒屋 | ルネ・クレマン | フランス | |
ビルマの竪琴 | 市川崑 | 日本 | |
Der Hauptmann von Köpenick | ヘルムート・コイトナー | 西ドイツ | |
Qivitoq | エリック・バーリン | デンマーク | |
1957年 (第30回) | |||
カビリアの夜 | フェデリコ・フェリーニ | イタリア | |
脱出地点 | アルネ・スコーウェン | ノルウェー | |
リラの門 | ルネ・クレール | フランス | |
Nachts, wenn der Teufel kam | ロバート・シオドマク | 西ドイツ | |
Mother India | Mehboob Khan | インド | |
1958年 (第31回) | |||
ぼくの伯父さん | ジャック・タチ | フランス | |
一年の長い道 | ジュゼッペ・デ・サンティス | ユーゴスラビア | |
いつもの見知らぬ男たち | マリオ・モニチェリ | イタリア | |
Helden | フランツ・ペーター・ヴィルト | 西ドイツ | |
La Venganza | フアン・アントニオ・バルデム | スペイン | |
1959年 (第32回) | |||
黒いオルフェ | マルセル・カミュ | フランス | |
戦争・はだかの兵隊 | マリオ・モニチェリ | イタリア | |
橋 | ベルンハルト・ヴィッキ | 西ドイツ | |
Paw | アストリド・ヘニング・イェンセン | デンマーク | |
Dorp aan de rivier | フォンス・ラデメーカーズ | オランダ |
1960年代
編集1970年代
編集1980年代
編集1990年代
編集2000年代
編集2010年代
編集2020年代
編集英語圏からの出品
編集アメリカ以外の英語圏の国からも、英語以外の言語の作品が出品されている。以下は主なもの。
他の賞にもノミネートされた作品
編集
外国語映画賞以外のアカデミー賞の部門には﹁ロサンゼルス郡で1週間連続ロードショーされた作品が対象﹂というノミネート条件がある。したがって、外国語映画賞へ出品された作品も、上記の条件を満たしていれば他の賞へエントリーされることができる。そのため、外国語映画賞本選ノミネート作品の中には、他の賞にもノミネートされた作品がある。以下、その主な作品例を挙げる。
●道 ︵1954年、イタリア選出︶
第29回 外国語映画賞 受賞
第29回 脚本賞 ノミネート
●処女の泉 ︵1960年、スウェーデン選出︶
第33回 外国語映画賞 受賞
第33回 衣装デザイン賞︵白黒︶ ノミネート
●8 1/2 ︵1963年、イタリア選出︶
第36回 外国語映画賞 受賞
第36回 衣装デザイン賞︵白黒︶ 受賞 / 監督賞・脚本賞・美術賞 ノミネート
●男と女 ︵1966年、フランス選出︶
第39回 外国語映画賞 受賞
第39回 脚本賞 受賞 / 主演女優賞︵アヌーク・エーメ︶・監督賞 ノミネート
●戦争と平和 ︵1968年、ソ連選出︶
第41回 外国語映画賞 受賞
第41回 美術賞 ノミネート
●Z ︵1969年、アルジェリア選出︶
第42回 外国語映画賞 受賞
第42回 編集賞 受賞 / 作品賞・監督賞・脚色賞 ノミネート
●チャイコフスキー ︵1970年、ソ連選出︶
第44回 外国語映画賞 ノミネート
第44回 音楽︵編曲・歌曲︶賞 ノミネート
●悲しみの青春 ︵1971年、イタリア選出︶
第44回 外国語映画賞 受賞
第44回 脚色賞 ノミネート
●ブルジョワジーの秘かな愉しみ ︵1972年、フランス選出︶
第45回 外国語映画賞 受賞
第45回 脚本賞 ノミネート
●セブン・ビューティーズ ︵1976年、イタリア選出︶
第49回 外国語映画賞 ノミネート
第49回 主演男優賞︵ジャンカルロ・ジャンニーニ︶・監督賞・脚本賞 ノミネート
●さよならの微笑 ︵1976年、フランス選出︶
第49回 外国語映画賞 ノミネート
第49回 主演女優賞︵マリー=クリスティーヌ・バロー︶・脚本賞 ノミネート
●特別な一日 ︵1977年、イタリア選出︶
第50回 外国語映画賞 ノミネート
第50回 主演男優賞︵マルチェロ・マストロヤンニ︶ ノミネート
●欲望のあいまいな対象 ︵1977年、スペイン選出︶
第50回 外国語映画賞 ノミネート
第50回 脚色賞 ノミネート
●影武者 ︵1980年、日本選出︶
第50回 外国語映画賞 ノミネート
第50回 美術賞 ノミネート
●ファニーとアレクサンデル ︵1982年、スウェーデン選出︶
第56回 外国語映画賞 受賞
第56回 撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞 受賞 / 監督賞・脚本賞 ノミネート
●オフィシャル・ストーリー ︵1987年、アルゼンチン選出︶
第58回 外国語映画賞 受賞
第58回 脚本賞 ノミネート
●さよなら子供たち ︵1987年、フランス選出︶
第60回 外国語映画賞 ノミネート
第60回 脚本賞 ノミネート
●カミーユ・クローデル ︵1988年、フランス選出︶
第62回 外国語映画賞 ノミネート
第62回 主演女優賞︵イザベル・アジャーニ︶ ノミネート
●シラノ・ド・ベルジュラック ︵1990年、フランス選出︶
第63回 外国語映画賞 ノミネート
第63回 衣装デザイン賞 受賞 / 主演男優賞︵ジェラール・ドパルデュー︶・美術賞・メイクアップ賞 ノミネート
●インドシナ ︵1992年、フランス選出︶
第65回 外国語映画賞 受賞
第65回 主演女優賞︵カトリーヌ・ドヌーヴ︶ ノミネート
●さらば、わが愛/覇王別姫 ︵1993年、香港選出︶
第66回 外国語映画賞 ノミネート
第66回 撮影賞 ノミネート
●ライフ・イズ・ビューティフル ︵1998年、イタリア選出︶
第71回 外国語映画賞 受賞
第71回 主演男優賞︵ロベルト・ベニーニ︶・作曲賞︵ドラマ︶ 受賞 / 作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞 ノミネート
●セントラル・ステーション ︵1998年、ブラジル選出︶
第71回 外国語映画賞 ノミネート
第71回 主演女優賞︵フェルナンダ・モンテネグロ︶ ノミネート
●グリーン・デスティニー ︵2000年、台湾選出︶
第73回 外国語映画賞 受賞
第73回 撮影賞・作曲賞・美術賞 受賞 / 作品賞・監督賞・脚色賞・歌曲賞・衣装デザイン賞・編集賞 ノミネート
●アメリ ︵2001年、フランス選出︶
第74回 外国語映画賞 ノミネート
第74回 脚本賞・撮影賞・美術賞・録音賞 ノミネート
●みなさん、さようなら ︵2003年、カナダ選出︶
第76回 外国語映画賞 受賞
第76回 脚本賞 ノミネート
●海を飛ぶ夢 ︵2004年、スペイン選出︶
第77回 外国語映画賞 受賞
第77回 メイクアップ賞 ノミネート
●パンズ・ラビリンス ︵2006年、メキシコ選出︶
第79回 外国語映画賞 ノミネート
第79回 撮影賞・美術賞・メイクアップ賞 受賞 / 脚本賞・作曲賞 ノミネート
●白いリボン ︵2009年、ドイツ選出︶
第82回 外国語映画賞 ノミネート
第82回 撮影賞 ノミネート
●BIUTIFUL ビューティフル ︵2010年、メキシコ選出︶
第83回 外国語映画賞 ノミネート
第83回 主演男優賞︵ハビエル・バルデム︶ ノミネート
●別離 ︵2011年、イラン選出︶
第84回 外国語映画賞 受賞
第84回 脚本賞 ノミネート
●愛、アムール ︵2012年、オーストリア選出︶
第84回 外国語映画賞 受賞
第84回 作品賞・監督賞・主演女優賞︵エマニュエル・リヴァ︶・脚本賞 ノミネート
●イーダ ︵2014年、ポーランド選出︶
第87回 外国語映画賞 受賞
第87回 撮影賞 ノミネート
●幸せなひとりぼっち ︵2016年、スウェーデン選出︶
第89回 外国語映画賞 受賞
第89回 メイクアップ&ヘアスタイリング賞 ノミネート
●ROMA/ローマ ︵2018年、メキシコ選出︶
第91回 外国語映画賞 受賞
第91回 監督賞・撮影賞 受賞 / 作品賞・主演女優賞︵ヤリッツァ・アパリシオ︶・助演女優賞︵マリーナ・デ・タビラ︶・脚本賞・音響編集賞・録音賞・美術賞 ノミネート
●COLD WAR あの歌、2つの心 ︵2018年、ポーランド選出︶
第91回 外国語映画賞 ノミネート
第91回 監督賞・撮影賞 ノミネート
●ある画家の数奇な運命 ︵2018年、ドイツ選出︶
第91回 外国語映画賞 ノミネート
第91回 撮影賞 ノミネート
●パラサイト 半地下の家族 ︵2019年、韓国選出︶
第92回 国際長編映画賞 受賞
第92回 作品賞・監督賞・脚本賞 受賞 / 編集賞・美術賞 ノミネート
●ペイン・アンド・グローリー ︵2019年、スペイン選出︶
第92回 国際長編映画賞 ノミネート
第92回 主演男優賞︵アントニオ・バンデラス︶ ノミネート
●ハニーランド 永遠の谷 ︵2019年、北マケドニア選出︶
第92回 国際長編映画賞 ノミネート
第92回 長編ドキュメンタリー映画賞 ノミネート
●アナザーラウンド ︵2020年、デンマーク選出︶
第93回 国際長編映画賞 受賞
第93回 監督賞 ノミネート
●コレクティブ 国家の嘘 ︵2020年、ルーマニア選出︶
第93回 国際長編映画賞 ノミネート
第93回 長編ドキュメンタリー映画賞 ノミネート
●ドライブ・マイ・カー ︵2021年、日本選出︶
第94回 国際長編映画賞 受賞
第94回 作品賞・監督賞・脚色賞 ノミネート
●FLEE フリー ︵2021年、デンマーク選出︶
第94回 国際長編映画賞 ノミネート
第94回 長編アニメ映画賞・長編ドキュメンタリー映画賞 ノミネート
●わたしは最悪。 ︵2021年、ノルウェー選出︶
第94回 国際長編映画賞 ノミネート
第94回 脚本賞 ノミネート
●西部戦線異状なし ︵2022年、ドイツ選出︶
第95回 国際長編映画賞 受賞
第95回 撮影賞・作曲賞・美術賞 受賞 / 作品賞・脚色賞 音響賞・視覚効果賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞 ノミネート
●関心領域 ︵2023年、イギリス選出︶
第96回 国際長編映画賞 受賞
第96回 音響賞 受賞 / 作品賞・監督賞・脚色賞 ノミネート
●雪山の絆︵2023年、スペイン選出︶
第96回 国際長編映画賞 ノミネート
第96回 メイクアップ&ヘアスタイリング賞 ノミネート
外国語映画賞とは違う年に他の賞にノミネートされた作品
編集上記の例は同年に外国語映画賞と他部門にノミネート・受賞した作品のみである。しかし、外国語映画賞にノミネートされた後の別の年に「ロサンゼルス郡〜ロードショーされた作品が対象」のノミネート条件を満たせば、(外国語映画賞とは違う年の)他部門にノミネートされることも可能であった。以下はその主なもの。なお、ルール変更により現在は国際長編映画部門への出品と他の部門への出品を別の年のアカデミー賞に対してすることは不可となっている。
- 鏡の中にある如く (1961年、スウェーデン選出)
- 第34回 外国語映画賞 受賞
- 第35回 脚本賞 ノミネート
- シベールの日曜日 (1962年、フランス選出)
- 第35回 外国語映画賞 受賞
- 第36回 脚色賞・音楽(編曲賞) ノミネート
- シェルブールの雨傘 (1964年、フランス選出)
- 第37回 外国語映画賞 ノミネート
- 第38回 脚本賞 ノミネート
- 砂の女 (1964年、日本選出)
- 第37回 外国語映画賞 ノミネート
- 第38回 監督賞 ノミネート
- ああ結婚 (1965年、イタリア選出)
- 第38回 外国語映画賞 ノミネート
- 第37回 主演女優賞(ソフィア・ローレン) ノミネート
- アルジェの戦い (1967年、イタリア選出)
- 第39回 外国語映画賞 ノミネート
- 第41回 監督賞・脚本賞 ノミネート
- モード家の一夜(1969年、フランス選出)
- 第42回 外国語映画賞 ノミネート
- 第43回 脚本賞 ノミネート
- 殺人捜査 (1970年、イタリア選出)
- 第43回 外国語映画賞 受賞
- 第44回 脚本賞 ノミネート
- 移民者たち (1971年、スウェーデン選出)
- 第44回 外国語映画賞 ノミネート
- 第45回 作品賞・監督賞・主演女優(リヴ・ウルマン)・脚色賞 ノミネート
- 映画に愛をこめて アメリカの夜 (1973年、フランス選出)
- 第46回 外国語映画賞 受賞
- 第47回 監督賞・助演女優賞(ヴァレンティナ・コルテーゼ)・脚本賞 ノミネート
- フェリーニのアマルコルド (1974年、イタリア選出)
- 第47回 外国語映画賞 受賞
- 第48回 監督賞・脚本賞 ノミネート
脚注
編集注釈
編集
(一)^ 1947年度︵第20回︶に外国語映画を特別賞︵Special Award︶として表彰[2]。1948年度︵第21回︶と1949年度︵第22回︶は、特別外国語映画賞︵Special Foreign Language Film Award︶として表彰。同時に特別賞︵Special Award︶とも[3][4]。
(二)^ 1950年度︵第23回︶から1955年度︵第28回︶にかけて、5本の外国語映画を名誉外国語映画賞︵Honorary Foreign Language Film Award︶として表彰。同時に特別賞︵Special Award︶とも[5][6][7][8][9]。
(三)^ 1956年度の第29回より、外国語映画部門︵Foreign Language Film︶を創立。﹁For the first time, there was a competitive category for foreign language films. …﹂[10]
(四)^ ただし外国語映画部門が創設された1956年度︵第29回︶は[10]、プロデューサーに授与されている[11]。翌1957年度︵第30回︶から選出国に授与されるようになった[12]。
(五)^ 単独の外国語映画部門が創設されてから、日本作品で2度目の受賞となる﹃ドライブ・マイ・カー﹄は、授賞式︵第94回︶では日本から︵名誉賞と合わせて︶﹁5度目の受賞﹂になると紹介。- プレゼンターから﹃ドライブ・マイ・カー﹄の受賞が発表された直後のアナウンス‥﹁This is the 5th Oscar and 14th nomination for Japan.︵これは日本の5度目の受賞と、14度目のノミネーションになります︶﹂[15]
(六)^ 2010年代以降は存在しない[要出典]
(七)^ 監督、出演者、スタッフがほぼアルゼンチンで、製作国もアルゼンチン、ウルグアイ、スペイン共同製作にもかかわらずウルグアイ映画として出品したため失格。
出典
編集
(一)^ abcdefEwing, Jeff (2019年4月24日). “Academy Announces Rule Changes For 92nd Oscars” (英語). Forbes.com (Forbes Media LLC.) 2024年2月8日閲覧。
(二)^ “THE 20TH ACADEMY AWARDS / 1948” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(三)^ “THE 21ST ACADEMY AWARDS / 1949” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(四)^ “THE 22ND ACADEMY AWARDS / 1950” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(五)^ “THE 23RD ACADEMY AWARDS / 1951” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(六)^ “THE 24TH ACADEMY AWARDS / 1952” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(七)^ “THE 25TH ACADEMY AWARDS / 1953” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(八)^ “THE 27TH ACADEMY AWARDS / 1955” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(九)^ “THE 28TH ACADEMY AWARDS / 1956” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(十)^ ab“THE 29TH ACADEMY AWARDS / 1957” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2021年1月14日閲覧。
(11)^ “1956(29th) FOREIGN LANGUAGE FILM” (英語). oscars.org︵Search Results︶. AMPAS. 2024年2月9日閲覧。
(12)^ “THE 30TH ACADEMY AWARDS / 1958” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2024年3月23日閲覧。
(13)^ abPond, Steve (2014年9月18日). “Oscars to Add Winning Foreign Language Director’s Name on Statuette” (英語). TheWrap (The Wrap News Inc.) 2024年4月17日閲覧。
(14)^ ab“︻米アカデミー賞︼﹁ドライブ・マイ・カー﹂が国際長編映画賞を受賞、09年﹁おくりびと﹂以来”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2022年3月28日) 2024年4月18日閲覧。
(15)^ 'Drive My Car' (Japan) Wins Best International Film / 94th Oscars (YouTube) (英語). Oscars. 2022年4月29日. 該当時間: 01:32. 2022年5月5日閲覧。
(16)^ “THE 48TH ACADEMY AWARDS / 1976” (英語). Oscars.org. AMPAS. 2024年4月11日閲覧。
(17)^ “<第79回アカデミー賞>会場に渡辺謙が登場 - 米国”. ﹁MODE PRESS﹂AFPBB News︵AFP通信︶. フランス通信社/株式会社クリエイティヴ・リンク. (2007年2月26日) 2021年1月7日閲覧。
(18)^ “外国語映画賞のプレゼンターで、謙さん登場!─ 第79回アカデミー賞”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2007年2月26日). 2021年1月7日閲覧。
(19)^ Kay, Jeremy. “Academy leaves Netflix eligibility rule intact, changes name of foreign language category” (英語). Screen. 2019年4月24日閲覧。
(20)^ Donnelly, Matt (2019年4月24日). “Netflix Can Chill: Academy Rules No Change in Streaming Oscar Eligibility” (英語). Variety. 2019年4月24日閲覧。
(21)^ ab平井伊都子 (2019年4月27日). “第92回アカデミー賞の新ルール!外国語映画賞は名称変更、配信作品も引き続き有資格に”. Movie Walker (ムービーウォーカー) 2019年4月12日閲覧. "﹁国際長編映画賞﹂に名称変更"
(22)^ ab“米国アカデミー賞 / 規約抜粋”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2024年4月19日閲覧。
(23)^ abc“米国アカデミー賞 / 出品を希望する方へ”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2024年2月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイト(英語)
- The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイト(英語)
- Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)(英語)
- The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベース(英語)
- Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース (英語)
- アカデミー賞 - allcinema (日本語)
- 社団法人 日本映画製作者連盟 (日本語)