ロケット・ボーイ
2001年のテレビドラマシリーズ
『ロケット・ボーイ』は、2001年1月10日・1月17日と同年2月21日から3月21日まで、フジテレビ系「水曜劇場」枠で放送された連続テレビドラマ。全7話。
ロケット・ボーイ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 宮藤官九郎 |
演出 |
河毛俊作 田島大輔 |
出演者 | 織田裕二 |
音楽 | 住友紀人 |
エンディング | 織田裕二「空のむこうまで」 |
製作 | |
プロデューサー | 高井一郎 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2001年1月10日 - 3月21日 |
放送時間 | 水曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 水曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 7 |
特記事項: 初回・第3話・最終話は15分拡大(21:00 - 22:09)[1] |
概要
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とあるハプニングをきっかけに知り合い意気投合した、30代のサラリーマン3人が成長していくさまを描いた青春グラフィティ。主人公・小林晋平が宇宙飛行士への夢に挑む姿や、3人の親子関係・結婚をめぐるドタバタなどがストーリーの軸になっている。
本作品収録中、主演俳優の織田裕二が椎間板ヘルニアで入院し、第3話以降の収録・放送が一時不可能な状態になった。それに伴い、第2話オンエアのあと4週間放送を休止し、当初全11回の予定だったものを再構成して、全7話で制作・放送された。
なお、中断期間中はドラマ﹃踊る大捜査線﹄の特徴的な回を抜粋した再放送﹃ザッツ踊る大捜査線﹄が充てられ︵ユースケと市川染五郎が解説役を務めた︶、﹃ロケット・ボーイ﹄本編よりも平均視聴率が上回るという、本編スタッフにとっては屈辱的な結果となった。全7回の平均視聴率は18.8%︵﹃踊る大捜査線﹄再放送全4回の視聴率は平均21.3%︶。なお、この再放送の好評を受け、視聴者からの要望もあり、当初放送予定の無かった最終回部分を﹃ザッツ踊る大捜査線ファイナル﹄として別枠で再放送を行った。
本作は一度もセルおよびレンタルソフト化されていない。CSでは2017年3月・4月にホームドラマチャンネルで放送されている。
あらすじ
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キャスト
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小林 晋平︿31﹀
演 - 織田裕二
少年時代は宇宙飛行士に憧れていたが、大学卒業後は旅行代理店﹁銀河ツーリスト﹂で働くことになった気弱な人。かなりの天文オタク︵着信音も﹃2001年宇宙の旅﹄︶。なぜか牛乳酎が大好き。父からは﹁実家の旅館を継げ﹂としつこく言われている。君江とのお見合いはドタキャンした。
鈴木 善行︿30﹀
演 - ユースケ・サンタマリア
メンマを取り扱っている﹁ミクロフード﹂の営業マン。優柔不断な性格。少年時代はプロ野球選手に憧れており、ヤクルトスワローズのファン。学生時代から﹁チョロ松﹂の常連︵それがきっかけで現在の仕事に就いた︶。
実は学生時代に両親が事故で亡くなり、親戚をたらい回しにされた苦労人。結婚するまではプレハブ小屋で生活していた。
田中 武徳︿28﹀
演 - 市川染五郎
大手広告代理店﹁大日本広告﹂に勤務。ちょっと生意気で﹁ヘイ!ヘイ!﹂が口癖の女好き。
実は仕事のミスが多く、厄介者扱いされている。普段はポジティブを装っているが、家族の前では、プレッシャーに苦悩するネガティブ人間。
小林の関係者
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花沢 君江︿23﹀
演 - 京野ことみ
晋平の幼馴染︵昔のあだ名は花沢エイリアン︶。お見合いの相手。
小林とのお見合いのついでに上京し、笹塚で一人暮らしをしている。
橘 亜希子︿30﹀
演 - 中嶋朋子
大学時代に映画館のアルバイト仲間との罰ゲームで晋平と8年間付き合い、同棲していた人︵元彼女︶。
映画配給会社﹁GAGA﹂に勤務しており、﹃猿の惑星﹄が大好き。
中島 良雄
演 - 東根作寿英
﹁銀河ツーリスト﹂海外班主任。晋平の後輩。
妻子持ちだが、ミヤコにつけ狙われている可哀想な人。
工藤 ミヤコ
演 - 猫背椿
﹁銀河ツーリスト﹂勤務。晋平の同僚。
同僚の中島を日々つけ狙っている人。
山吹 みどり
演 - 赤坂七恵
﹁銀河ツーリスト﹂勤務。晋平の同僚。
晋平入院時には企画のピンチヒッターを務める。
服部
演 - 六角精児
﹁銀河ツーリスト﹂アルバイト添乗員。晋平の牛乳酎仲間。
ズル休みする癖があり、事あるごとに入院している。﹁朝が弱くなければホントはバスの運転手になりたかった﹂らしい。距離計算だけはプロ。
桜木 正介︿40﹀
演 - 渡辺いっけい
﹁銀河ツーリスト﹂課長。晋平の上司。
口うるさいが人情味はある人。
小林 学︿58﹀
演 - 山本圭
晋平の父。旅館﹁新かど旅館﹂経営者。本当は﹁船乗りになりたかった﹂らしい。
小林 早苗︿66﹀
演 - 大森暁美
晋平の母。非常に上品な人。
鈴木の関係者
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幸子
演 - 筒井真理子
善行の姉。2児の母。
亮太
演 - 梨本謙次郎
幸子の旦那さん。宇都宮で餃子屋を経営。
松井 光子︿25﹀
演 - 須藤理彩
善行の奥さん。旧姓は松井。娘の名前はルナ︵小林が命名︶。
松井 佐助
演 - 岩松了
光子の父。ラーメン﹁チョロ松﹂の店主︵相当なエロオヤジ︶。しょっちゅう田中とは喧嘩をしている。
松井 千鶴子
演 - 鷲尾真知子
光子の母。﹁チョロ松﹂を手伝っている。
田中の関係者
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村越
演 - 伊藤正之
武徳の上司。ミスを連発する武徳を疎ましく思っている。
田中 一臣
演 - 谷原章介
田中の兄。田中グループ﹁TKシティビル﹂代表。
田中 麻美子
演 - 大楠道代
田中の母。超有名なフラワーコーディネーター。
田中 義宗
演 - 竜雷太
田中の父。大企業﹁田中グループ﹂会長。
その他
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小林
演 - 皆川猿時
晋平らが行きつけのビアホール﹁ジャガークラブ﹂の店長さん。お決まりのセリフは﹁ハイ!喜んで!﹂。
エリカ
演 - 桜井裕美
﹁ジャガークラブ﹂の店員さん。実は店長と付き合っている。
面接官
演 - 毛利衛
晋平が宇宙飛行士試験を受けた際の面接官。
ウエイター
演 - 内浦純一
スタッフ
編集放送日程
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 | |
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第1話 | 1月10日 | 彼女が出て行った朝、僕は彼らと出会った | 河毛俊作 | 19.9% | |
第2話 | 1月17日 | そして僕らは変わり始めてた | 18.0% | ||
第3話 | 2月21日 | 僕らの再スタート | 田島大輔 | 22.6% | |
第4話 | 2月28日 | 花巻-東京492キロ走り切れ! | 18.8% | ||
第5話 | 3月 | 7日小林晋平、宇宙を目指す | 河毛俊作 | 17.3% | |
第6話 | 3月14日 | 小林、涙の面接試験と流星群 | 田島大輔 | 17.6% | |
最終話 | 3月21日 | それぞれの旅立ちと見果てぬ夢 | 17.2% | ||
平均視聴率 18.8%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
- 初回・第3話・最終話は、21時 - 22時9分の15分拡大放送[1]。
備考
編集脚注
編集- ^ a b “ロケットボーイ - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇”. テレビドラマデータベース. 2024年6月4日閲覧。
外部リンク
編集フジテレビ 水曜劇場 | ||
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