岡部通
岡部 通(おかべ とおる、1889年(明治22年)9月28日[1] - 1961年(昭和36年)12月18日[1])は、日本陸軍の軍人。最終階級は陸軍少将。
経歴
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東京府出身[1][2]。1911年︵明治44年︶5月、陸軍士官学校︵23期︶を卒業[1][3]。同年12月、歩兵少尉に任官[3]。
1937年︵昭和12年︶3月、独立守備第8大隊長に就任し、同年11月、歩兵大佐に昇進[2]。1939年︵昭和14年︶3月、宇都宮連隊区司令官に転任[2]。1940年︵昭和15年︶10月、歩兵第13連隊長に就任し支那事変に出征し第一次長沙作戦などに参戦[1][2]。1941年︵昭和16年︶8月、陸軍少将に進級し、同年9月、第51歩兵団長に発令され、引き続き中国で活動した[1][2]。
1942年︵昭和17年︶7月、第17軍隷下となりソロモン諸島に移動[1]。さらに第18軍隷下に転じニューギニアの戦いに参戦[1]。ラエ・サラモアの戦いに従軍。1943年︵昭和18年︶5月、東部軍附となり日本本土に帰還した[1][2]。1944年︵昭和19年︶2月、第32警備司令官に就任し北海道に駐屯[1][2]。1945年︵昭和20年︶3月、独立混成第79旅団長となり、満州に渡り安東で終戦を迎えた[1][2]。
脚注
編集参考文献
編集- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。