平仮名

主に日本語の表記のため草書体の漢字から借用した音節文字の総称


平仮名ひらがな
類型: 音節文字
言語: 日本語琉球語
時期: 800年 -
親の文字体系:

漢字

姉妹の文字体系: 片仮名
Unicode範囲: U+3041-U+309F - 平仮名
U+1B001 - 仮名補助
U+1B150-U+1B152 - 小書き仮名拡張
ISO 15924 コード: Hira
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
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歴史

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平安時代 - 明治時代

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高野切

使

899︿867813 - 867[1]

9︿897使

[2]

 () 300使100200

95︿9055935595116

102016[3]

[4]使使

異体字・変体仮名の抑圧

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変体仮名は人々から忘れ去られ、形も崩れていった。

33190048

使21927使使[5]使1900()[6]

仮名遣いの改変

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第二次世界大戦後、現代仮名遣いが制定された。これにより、特殊な場合を除いて「」と「」が用いられなくなった。

字体の由来

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ひらがなの由来
  • 」は「」の変形とする説が有力である。
  • 」は「」の異体字「」の変形である。

一覧

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現在、日本語で主に使われているものは以下の通りである。

わ行 ら行 や行 ま行 は行 な行 た行 さ行 か行 あ行
                    あ段
( )                 い段
                  う段
( )                 え段
                    お段
撥音
拗音 促音 拗音
半濁音 濁音

1900年頃、日本語で主に使われていたものは以下の通りである。[7][要説明]

わ行 ら行 や行 ま行 は行 な行 た行 さ行 か行 あ行
                         あ段
                     い段
                    う段
                    え段
                        お段
より まいらせ候 なり さま こと かしこ 撥音
               
半濁音 濁音 長音 畳音 畳音

筆順

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以下の画像に、平仮名の筆順(書き順)と発音を示す。

 

"平仮名の書き順" - YouTube

使い道

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現在の日本語で最も基本的な文字であり、主に次のような場面で用いられる。

  • 文章の表記に用いる場合
    • 仮名交じり文
    • 漢字表記が無い和語を表す場合
    • 漢字表記がある単語でも、漢字が常用漢字に含まれていないなど、読み書きしづらい場合
  • 音を示すことを目的とする場合
  • 書道の一分野であるかなに用いる場合
  • 人名につけられることがある



使[8]//[9]使

使[10]
 
選挙カーでの例。より投票者に名前を覚えてもらいやすくするため、名字や名前を漢字から平仮名に書き換えることが多い。

脚注

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(一)^ : .  (). (20121128). 2012121. https://web.archive.org/web/20121201033436/http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000m040087000c.html 2020414 

(二)^ 141939

(三)^   2017827

(四)^ 182006

(五)^ 21927

(六)^  1969

(七)^ [] 1903

(八)^  西. NEXT. (20151028). 20151028. https://web.archive.org/web/20151028093252/https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201510/0008518756.shtml 2020414 

(九)^ 

(十)^ TDC (2013730). .... . 201386. https://web.archive.org/web/20130806050027/http://n-knuckles.com/case/politics/news000110.html 2020414 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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