鉄人28号の登場ロボット

架空の兵器
鉄人28号 > 鉄人28号の登場ロボット

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S国製ロボット

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カニロボット

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派生作品でのカニロボット

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アニメ第4作

沈没船「黒龍丸」の調査を目論む何者かが送り込んだロボット。正太郎が操るブラックオックスと交戦し、ハサミの溶切断機で襲い掛かったものの返り討ちにされる。しかし、調査中のオックスを再度襲撃して自爆し、オックスを行方不明にする事には成功した。「カニロボット」という名称は本作で設定されたものである。また、公式サイトの「ビッグファイア博士のロボット博覧会 その2」でも紹介されているが「鉄人を苦しめた」という誤った解説文が記載されている。

ギド

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砂漠の国の反乱軍が使用する量産型ロボット兵器。反乱軍のリーダーであるギドの名を与えられている。棘付きの甲羅を背負っており棘からは熱線を放射するほか、頭部に備えた口で人間を捕獲する事が可能。砂漠での戦闘に特化しており、砂嵐でも行動可能で砂中を移動できる。半自律型ロボットらしく、リーダー・ギドの命令で集団行動していた。カブトガニのように腹部からの攻撃に弱く、それを鉄人やサターンに看破されて次々に破壊されてしまった。

派生作品でのギド

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アニメ第4作
PX団が運用する量産型ロボットとして登場、原作とは異なりPX団員が搭乗して操縦を行うほか水中航行も可能。テロ活動に使用されたが、鉄人やブラックオックスには敵わず次々に撃破されていった。

ギャロン

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姿

派生作品でのギャロン

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4

PX

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 THE ANIMATION -



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ギルバード

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ドラグネット博士が作り出した、鉄人よりも高性能なロボット。 近年ギルバートと表記されることが多いが、初出はギルバードである。

連載版では自我を持つロボット・ロビーに対し、「鉄人やオックスより強いロボットを作る代わりにロビーの電子頭脳を見せる」という取引の交渉材料として製作された。完成直後にロビーが鉄人に破壊されてしまった為、目的を失ったドラグネット博士は失意のうちに帰国しようと考えていたが、そこに現れたケリーの弟・ジョンソンによって博士が殺害され、彼らが追っ手の警察と正太郎の追跡を退けるために利用する事になる。

後の光文社カッパコミックス版、および同版を使用した秋田書店のコミックス版では「ロビーのロボット王国計画」がカットされたため、同コミックスの劇中では、ドラグネット博士が、宇宙開発目的のサイボーグ研究の失敗(超人間ケリーの事例)からロボット研究に切り替え、完成したのがギルバードとなっており、事件の冒頭もロボット博覧会の会場からケリーによって盗み出されたことになっている。

鉄人やブラックオックスを凌駕することを目的として作られており、頑丈さと怪力は鉄人と同等かそれ以上、より高速で小回りの利く飛行能力、操縦者がある程度離れてもコントロールできる優れた遠隔操作技術、相対者と会話までできる操縦性を持ち、ブラックオックス並みの熱線砲を胸部に備えている。実際に鉄人と相対した時は実力伯仲し、正太郎の熟練された操縦技術を計算に入れてなお互角、ケリーによる至近距離での操縦の優位性が加わったときには鉄人の敗北は時間の問題と思われた。しかし、敷島博士がその場にブラックオックスを運んできたことで形勢が逆転。妨害電波で機能不全に陥った隙に鉄人に鎖で縛られて墜落し、オックスと至近距離で熱線を撃ち合った結果、上半身が完全に融解して戦闘不能に陥った。

派生作品でのギルバード

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4

28

PS2

X調

28 

[1]

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サターン

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使[?]

鹿

派生作品でのサターン

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 28FX

1

4

PX

PS2

X

28 

VL2

28 

28

ジャネル・ファイブのコレクション

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姿







姿



西





姿



10

使




人造人間モンスター

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使

派生作品での人造人間モンスター

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『アニメ第4作』
戦時中「鉄人第二計画」として、不乱拳博士が自分の息子である「不 義久」の死体から作り出した人造人間。東京の地下に封印されていたが、鉄人の暴走事件によってカプセルが発見され、ブラックオックスと鉄人の戦闘の際にカプセルが破損して復活を遂げる。村雨健二の協力を得て父親との再会を果たすが、息子を怪物にしてしまった事を悔いていた不乱拳はモンスターに対して自分を殺すよう命令を下しており、同時にモンスターを自らの手で葬ろうと考えていた。結果、モンスターは自らの意に反して不乱拳に致命傷を与えてしまい、同時に不乱拳が隠し持っていた拳銃で頭部を撃ち抜かれて殺害された。死後、遺された肉体は崩壊して緑色の液体と化してしまった。

空飛ぶアカエイ

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退


超人間ケリー

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ドラグネット博士が機械を電子頭脳ではなく人間の脳でコントロールしようと考えた末に造り出したサイボーグ

元々は博士の助手だったケリーが精神を病んだドラグネット博士によって無理矢理改造されてしまった姿。改造後は起動に失敗、死んだと思われて弟ジョンソンの手で墓地に葬られていたが、雷が墓に落ちたショックで蘇った。蘇生後、自らの変わり果てた姿に悲しみ、ドラグネット博士に復讐を誓って来日。ジョンソンと共に博士を殺害し、国外逃亡を謀る。

無用な殺生は嫌う温和な人となりだったが、雷や機能障害が起こると凶暴になって暴れ苦しむ。その姿を人に見られる事を極端に嫌い、全身を包帯で固め黒服にコートを羽織って帽子を目深に被っている。人間サイズながらトラック等を持ち上げる怪力に飛行能力を持ち、弾丸では傷もつかない。また、かつてはドラグネット博士の助手であっただけに、科学知識や機械技術も持っており、ギルバートを自由自在に操った。ジョンソンと人質を抱えて逃亡しようとしたが正太郎から『投降しなければ人質及びジョンソン諸共攻撃する』と脅迫された為、ドラグネット博士の殺害の罪を一身に被り、弟を残して鉄人に特攻して果てた。

派生作品での超人間ケリー

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4



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鉄人26号

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鉄人計画26号機。戦後鉄人を作り上げた覆面の男が、乗鞍岳で製作したものと考えられる。

人間サイズでバケツをひっくり返したような円筒形のロボットで、28号を製作する資金調達にロボット強盗として運用され、鉄人の設計者である敷島博士の邸宅に押し入り、その父親を殺害している。電撃のような怪光線を発射する能力もあり、当時の通常兵器に比べれば高性能なロボットである。

派生作品での鉄人26号

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『実写版』
旧日本軍のロボット軍隊建造計画の一環として、1~25号までの失敗を教訓に、法師ヶ岳の秘密研究所で敷島博士を初めとする科学陣が設計開発。顔は三角の形状。しかし完成直後の耐久テストで大破した。
『超電動ロボ 鉄人28号FX』
新鉄人シリーズの1機として「鉄人26号ジャンボ」が登場。
『アニメ第4作』
旧日本軍最後の反攻策として、敵国の本土に直接巨大砲弾で複数送り込まれて暴れる無線操縦のロボット(大きさは鉄人サイズ)が構想された。しかし、実際には製作に至らなかったためイメージ画像の中で語られるだけの存在である。
鉄人奪還作戦
PX団が秘密裏に完成させた対人ロボットとして登場。原作と異なり脚部がなく、胴体下のローラーによって移動する。ワイヤー状の腕部から電撃を放つ。そのデザインから原作者曰く「ソース瓶」。

鉄人27号

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鉄人計画27号機。人間の模倣という人型ロボットらしい設計で、顔の造型も人間を模している。戦車砲の効かない装甲と数十トンもある鉄人を軽々投げ飛ばす怪力、目くらましの発光機能など、通常兵器に比べると凄まじい性能を有し、自衛隊では歯が立たない。しかし、戦時中に試作されていた27号では性能が不十分だったようで、後継機の鉄人28号が開発されることになった。戦後、覆面の男の手で再び建造されて鉄人28号再開発のために暗躍したが、起動直後に暴走を始めた鉄人28号には敵わず、取り押さえることも出来ずに一撃で破壊されてしまった。 実はこの27号こそが(悪役としての)鉄人28号として登場する予定のロボットであり、原作漫画第一話冒頭の回想シーンに登場した「鉄人28号」は27号と同じ姿に描かれている。しかし、短期連載で終わる予定だった当作品の連載継続が決まった際に設定が変更。正義のヒーローとしての鉄人28号のデザインが新たに書き起こされることになった。また「大型27号」という台詞から、26号とともに現れた黒いコートの男は人間サイズの27号と解釈することも出来るが、この辺りについては不透明のままである。

派生作品での鉄人27号

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26

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4

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PS2

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鉄人28号

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鉄人28号 (架空のロボット)を参照。

ドラグネットが製作したロボット

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上半身を白くしたブラックオックスのような形をしたロボット。来日に合わせ急造した割に鉄人と互角に闘う能力を持っていた。遠隔操作型で、ギルバートと同じ飛行装置を内部に組み込んでいる。胸部からは催眠ガスを発し、正太郎たちを昏倒させた。ロビーに対してドラグネット博士の技術のデモンストレーション役に一役買ったが、博士にとっては間に合わせの急造品に過ぎず、その後は登場しない。

偽鉄人28号

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派生作品での偽鉄人28号

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太陽の使者 鉄人28号
太陽の使者 鉄人28号#敵対勢力を参照。

バッカス

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2005





使

派生作品でのバッカス

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4

56沿



PS2

XX[3]

28 

DVD

28 





PX

ファイア二世

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ビッグファイア博士が、ベラネード財団がダム建設の際にロボットを使用する事を知り、売り込み目的で作り出したロボット。博士の自慢である知能回路の自己学習能力、鳥メカによる索敵及び支援攻撃、熱線攻撃、発熱機能の他に、土建機能、コンクリート再生機能などを有する、攻撃的な土建ロボットである。自己判断で動いている事から高度に自律行動が可能であり、博士同様に自尊心すら持っているような描写もある。実際に、自分の悪口を鳥メカから伝え聞いて、正太郎をつまみ上げている。

これまでのロボット達と一線を画すのは、商業目的で量産化を前提とした商品であるという点である。売り込み目的のロボット見本市に赴き、ホワイト・バッファロー山への登山レースを強引に行い、最も早く帰還したロボットをベラネード財団査察団に買い上げるよう取り決めさせる一方で、人目及ばぬ山中で参加ロボットを次々破壊するが、帰還機が遅い事からレースを危ぶんだ参加者が鉄人に協力を求めたため、カメラ記録目的で飛来した鉄人と戦うことになる。その自律性から動きの悪い鉄人相手に終始優位だったが、激しい戦闘で脆くなった氷雪から谷底へ落下し自滅した。事態を鳥メカから聞きつけた博士により、機密保持の為に爆破処理された。

博士自身の名前に二世をつけた名が示す通り、ビッグファイア博士は自らが製作したファイア二世に深い愛情を注いでおり、二世の破滅を鉄人の所為だと思い込み、鉄人に復讐を誓う。

派生作品でのファイア二世

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『アニメ第4作』
ブラックオックスの設計図を元にビッグファイア博士が改造を施したロボット。外装を外した状態で工場を襲い、鉄人と戦う。この時は正太郎の無理な操縦のため、鉄人は惨敗してしまった。完成後は黒部でのロボット性能競争に参加し、他の参加ロボットを山中で全て破壊した。しかし、その場にニコポンスキーの操縦するブラックオックスが乱入。オックスのコピーに過ぎないファイア二世では本物に勝つことは出来ず、完膚なきまでに叩き潰され装甲を全てもぎ取られてしまった。その後、装甲が新たに付け直されてファイア三世となった。
『PS2ゲーム版』
鉄人を倒して名声を得ようとするビッグファイア博士がX団の資金援助を得て開発したロボット。飛行能力はないものの、登場ロボット中トップクラスのジャンプ力を誇る。必殺技は指先から放つ「熱光線」、肩に止まっている鳥型ロボットが光弾を発射する「バードアタック」、両者を同時に使用する「一斉攻撃」の三つ。鳥型ロボットの光弾には敵ロボットを硬直させると同時にパワーゲージを低下させる効果があり、使い方次第では相手を一方的に攻撃し続ける事が可能。
『鉄人28号 皇帝の紋章』
フランスのグラン・フランム(ビッグ・ファイアの仏語読み)教授が開発したロボット。本来は仏語読みでフランム・ドゥゼームという名で、教授は英語で呼ばれることを嫌っており、更に「息子」として愛情を注いでいる。操縦器は食卓型。人型ロボットであるが格闘能力は無く、鳥型ロボットによって相手の位置を把握し、両手指に内蔵した大砲による長距離砲撃で敵ロボットを破壊、もしくは操縦者を殺傷することを前提に設計されている。また、不意打ちに備えて全身が軟質素材で覆われており、鉄人のパンチを受けても殆どダメージを受けなかった。
鉄人との戦闘では正太郎を砲撃して重傷を負わせたが、「鉄人のロケットを取り外して囮にし、その隙に雪中を潜行して奇襲させる」という策に騙されて取り逃してしまう。直後に現れたフランケン博士からは「ファイア二世の砲撃では鉄人の装甲を破壊できない」事を指摘されたうえ、電子頭脳による自立行動能力と妨害電波発生装置を持つブラックオックスには砲撃を当てることも出来ず、関節を握り潰されて行動不能に陥ったところに熱線を撃ち込まれて破壊された。

ファイア三世

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ホワイト・バッファロー山での登山レースの後、ビッグファイア博士が作り出したファイア二世の後継ロボット。パワーと装甲を重視している面は鉄人と似通っており、起動した際の動作も鉄人と同じ。鳥型ロボットは無くなっている。

二世同様、ベラネード財団への売り込み目的で作られたにしては攻撃的なロボットで、試験運用で恐竜ロボットを血祭りにあげるなど、土建ロボットなのかすら疑わしいロボットである。基本的に高度な学習能力を有した自律ロボットであるが、きちんと教え込まないと誤った判断で行動する危険も孕んでいる。当初はフレームや内部の機械が露出した未完成状態でライバル会社の工場を襲撃、爆弾を仕掛けて破壊するというテロ活動に使用されていたが、知能回路をリセットしなかった為に自社工場を破壊しかけるという事態を引き起こしてしまう。 その為、ベラネード財団に売り込む際には知能回路がリセットされ外装が増設された。この外装は防御力を向上させる以上に捜査陣へのカモフラージュとして機能した為、正太郎たちは自己顕示欲が強いビッグファイアの性格を利用し、鉄人とファイア三世の決闘を提案することで装甲を引き剥がす機会を作ろうとした。

鉄人の能力を研究をしていた博士が二世の機能をさらにパワーアップしたため、自律行動するロボットながらもあらゆる面で鉄人を圧倒した。靴底に隠せる超小型リモコンに、鉄人以上のパワーとスピード、煙幕や催眠ガス、熱線などの装備、何より高性能な知能回路の学習機能、ほぼ全ての面で鉄人以上でありながらファイア三世に足りなかったのは飛行能力と正しい操縦者であり、正太郎の展開した空中戦に翻弄されて致命打を与える事は出来なかった。最期は装甲を剥がされた頭部に鉄骨を突き刺されて爆発、その結果を見たビッグファイア博士は「鉄人か……や、やつは怪物だ」と述懐している。

派生作品でのファイア三世

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4

28

調PX28

PS2



28 


VL2号

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スノー国から送り込まれたロボット兵器。頭に角を生やした鬼のようなデザインで、簡易な分解組み立てが可能な設計になっており、パーツ群をロケット砲弾で輸送(現代では弾道ミサイル攻撃と間違えられかねないが)、現地で組み立てて運用できるのが利点。飛行の際は脇の下からロケットを噴射するのが特徴。質実剛健で鉄人以上の頑丈さ、飛行スピード、優れた操縦性と自律性を誇る。また、掌から高圧電流を流し込んで掴んだ物体を破壊する能力を持つ。空中では鉄人をジャイアントスイングの要領で振り回し、腕を破壊する技も見せた。

量産兵器で、かつ戦闘性能に特化していないものでさえ、鉄人以上の性能を持つ時代になった事を象徴するロボット。潜入先での活動を前提とした設計であり、隠密行動を目的とする秘密兵器の類いに分類される。ただし、有効活動範囲は操縦器から半径10キロと制限があり、それが仇となってスノー国の諜報員達の行動範囲を把握されてしまい、追い詰められてしまう。また、完成直前に組み立て現場に紛れ込んだ大塚署長によって部品を抜かれており、奪取する予定だった金庫と破壊された鉄人の腕を誤認するなどの不具合を起こしていた。鉄人との再戦ではジャイアントスイングを敷島博士の提案した力の受け流し戦法によって無力化され、地上での格闘戦でも圧倒されてしまう。最後は前述の不具合のためか鉄人の攻撃でダメージが蓄積した為かは不明だが、突如操縦を受け付けなくなって暴走を始め、諜報員達を指先からの熱線で攻撃した挙句、空中へ飛び上がって自爆してしまった。

派生作品でのVL2号

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『アニメ第4作』
某国が梅小路綾子に供与した、人工知能ロビーによって京都全域の送電網を通して遠隔操作される高性能ロボット。鉄人と互角のパワーと人工知能により自ら考えて行動できるスピードが脅威で、正太郎が一々操縦しないと動けない鉄人では勝負にならず、敷島博士にも「鉄人に勝ち目は無い」と言わしめた。ただ、ロビーさえ破壊すれば行動不能にする事が可能だった為、敷島博士は鉄人の操縦器を改造し電波によって送電網にサージ電流を逆流させることでロビーを破壊した。その後、VL2号 = ロビーは「お母さん」とつぶやきながら「母」である綾子の「胸へ飛び込み」、彼女を圧死させると同時に機能を停止した。
『鉄人28号 白昼の残月』
廃墟弾確保、日本占領の為にバッカス、サターン、ギルバートと共に送り込まれた。高見沢が箱ごと投げつけた大量のダイナマイトの爆発にも傷一つつかない強固な装甲を誇る。操縦機を失った正太郎を襲う為に海から奇襲を仕掛けたが、ショウタロウが操る鉄人28号によって頭部を握り潰されて爆発した。

ブラックオックス

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ブラックオックスを参照。

モンスター

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ゴロギル博士が製作したロボット。樽型の形状でとんがり頭にニヤリとした歯を見せる、大変インパクトのあるデザインが特徴。何の目的で製作したかは不明ながら、温和なゴロギル博士からは想像できないほど凶悪な能力を秘めたロボットである。本体と同型の小型モンスターを腹部に搭載するほか、飛行能力、胴体に内蔵した光線銃、頭部からの火炎放射、水中潜行能力、地中潜行能力など多彩な機能を持ち、体格も鉄人より2倍大きい。パワーも鉄人がロケットを最大出力にしてようやく地中から引っ張り出せる程強い。また、小型モンスターは手足を持たないものの高速で飛行し、敵を追尾して砲弾の如く体当たりを仕掛ける。

過激なテロ組織「十字結社」により強奪され、テロ行為に用いられる事になる。そのためゴロギル博士は正太郎個人に「モンスターを破壊してほしい」と依頼しに来たが、追って来た十字結社に殺害されてしまう。

地上での格闘戦では鉄人に押され気味だったが、小型ロボで正太郎を直接攻撃したり、水中や地中から奇襲を仕掛けたり、地割れを起こして鉄人を地中に封じ込めるなど、トリッキーな戦術で善戦する。しかし、飛行能力が鉄人より劣る事を正太郎に看破され、空中戦の末に腹部の装甲を損傷。そこに鉄人の体当たりを受けて爆散した。

派生作品でのモンスター

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4

1OP姿

PS2



28 

3



PXM21M-01

28 


ロビー

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3



28

調

派生作品でのロビー

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太陽の使者 鉄人28号
本作最後の敵「宇宙魔王」の配下であるロボットとして登場。母星を魔王に滅ぼされており、表面上は忠誠を誓っていたが内心では復讐の機会を狙っていた。正太郎達が魔王の本拠へ乗り込んできたのを好機と見て、魔王の息子グーラを罠にはめたり正太郎達に情報を流したりして魔王を破滅に導く。復讐を果たした後は単身で宇宙へ旅立って行った。
『アニメ第4作』
京都において不乱拳博士とその弟子たちによって開発された人工知能、またはそれに遠隔操作される小型ロボット。弟子の一人である梅小路綾子によって我が子として育てられる。ロビーは関係者の殺人を繰り返すが、それは暴走ではなく、「母」綾子を守るためであった。最後には鉄人に捕らえられ握り潰されるが、人工知能本体は寺の石仏群の中に隠されて無傷だった為、ロビーは某国によって供与されたVL2号を新しい体とし、「母を奪いに来た敷島博士の手先」鉄人と戦う。
『PS2ゲーム版』
世界初の人工知性搭載ロボットとして完成するが、機械と人類の共存は不可能という結論に達し、牧村博士を殺害して逃亡する。無数のロボット軍団を量産して三度に渡り日本を襲うが、警察と正太郎の包囲網により追い詰められ、破壊される。ロビー自身に戦闘能力は無く、鉄人で破壊することが出来るほか、正太郎のパンチでも破壊することが可能。
『鉄人28号 皇帝の紋章』
暗号機エニグマの研究から偶然に生まれた人工知能として登場。ロボット状の身体は会話用の端末に過ぎず、本体は潜水艦の中に内蔵された巨大な演算装置群である。
「来るべきロボット戦争に勝利する」という命題を与えられ、皇帝の紋章を争奪する各国のロボットたちを密かに観察していた。しかし、核兵器の登場によりロボット兵器は無意味となると考え、核弾頭を搭載したロボット「溶鉱炉」(シュメルツ・オーフェン)を以って全面核戦争を引き起こし、全世界を焼き尽くすことにより唯一の勝者になろうとする。最終的に鉄人の攻撃で潜水艦内の本体を破壊され、「溶鉱炉」も鉄人の犠牲で撃破されたことによりロビーの計画は潰えた。

注釈

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  1. ^ なお、PS2版ゲームの最終ステージ「第二十五話 ロボット軍団の逆襲」においてもサターン、バッカス、ギルバードの三体が鉄人に襲い掛かるシーンがある。
  2. ^ カロリア鉄人という名称で商品化されている。
  3. ^ 『皇帝の紋章』では、大塚署長がこの回転アッパーをソ連工作員(外見はスリル・サスペンスに酷似)に使用している