樋 (建築)
屋根面を流れる雨水を集め地上や下水に導くための装置
(雨樋から転送)
樋の種類
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●軒樋︵のきとい、のきどい︶ - 軒下に敷設して屋根からの水を集めて流す役割を担う。eavestrough. eaves spout.
●竪樋︵たてとい、たてどい︶ - 軒樋によって集められた水を地面に下ろす。縦樋。drainpipe. downpipe.
●箱樋︵はことい、はこどい︶ - 軒樋の外観を箱状の覆いで隠したもの。box gutter.
樋の形状
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●溝型 - 断面形状が略半円弧、U字、倒コの字、V字、逆台形で上面開口となっており溝状のもの[2]。
●管型 - 断面形状が管状のもの[2]。
●鎖型︵鎖樋︶ - 鎖状のもので竪樋に用いるもの[2]。鎖部分に水が伝って下へ流れるようになっている。
樋の構成
編集a.軒樋 b.止まり c.集水器 d.エルボ e.呼び樋 f.竪樋 g.合わせ桝
構成部品
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●樋集水器 - 軒樋などの雨水を集めて縦樋に流すためのじょうごや桝[2]。
●樋止め - 雨水が樋から流出するのを防止するために樋の先端に取り付けるプレート[2]。﹁止まり﹂ともいう。
●エルボ
●呼び樋
●合わせ桝
樋受金物
編集歴史
編集付属
編集軒樋の上面に半弧形状の樹脂製の網を被せて固定し、落ち葉による詰まりを防止するものがある[12]。
出典
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(一)^ ﹃日本難訓難語大辞典﹄遊子館、2007年。
(二)^ abcdef意匠分類定義カード︵L4︶ 特許庁
(三)^ 雨どいとは - 取り付け必要の意味からトヨやトユの違い
(四)^ 雨樋とは?﹁とゆ﹂﹁とよ﹂との違いや修理費用、メンテナンス方法などを詳しく紹介
(五)^ 雨樋の歴史と機能について知りたい
(六)^ 雨といの歴史 雨といのはじまり︵奈良時代~︶1
(七)^ 雨といの歴史 雨といのはじまり︵奈良時代~︶1
(八)^ 雨といなるほど大百科
(九)^ 雨といの歴史 雨といの普及︵江戸時代~︶
(十)^ 雨といの歴史 塩ビ雨といの登場︵昭和30年代~︶1
(11)^ 雨樋の歴史
(12)^ “のきとい落ち葉防止ネット 米国消防アドミニストレーション”. 2020年5月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 雨といなるほど大百科 - Panasonic