1910年のメジャーリーグベースボール

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MLB19101910414102321053

41

1909 - 1910 - 1911

できごと

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1022323

2104  25

341

190319205退502122081953殿

45141325313191319185165191019241512

首位打者

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509196.385.376998591227.38418

19811910509196506194.385.3832退1MLB509196.385

1190211914192619401942

セブン・イニング・ストレッチ

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この年の開幕戦に、当時のアメリカ大統領だったウィリアム・タフトが来場し、始球式を行ない、試合が始まってからも大統領は観戦していた。しかし堅いイスにずっと座っていたので歴代大統領の中でも最大の巨漢(140キロ)と言われたタフト大統領は7回に入ってから、席から立ち上がり体を伸ばしていると、観客は大統領のお帰りと勘違いして席を立ち拍手を送った(今でいうスタンディングオペレーション)。この出来事が後になって、7回表に観客が席を立って背伸びをする習慣(7回の背伸び)となってセブン・イニング・ストレッチの始まりとする説がある。しかしさらに遡って1869年にシンシナティ・レッドストッキングスのハリー・ライト監督が友人へ送った手紙の中に「試合が7回になると観客は固いベンチに座り続けて疲れたため脚を伸ばし、楽しげに歩き回っている」と書いており、これが記録に残る最古のセブン・イニング・ストレッチとされている。

規則の改訂

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退


記録

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最終成績

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レギュラーシーズン

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アメリカンリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
1 フィラデルフィア・アスレチックス 102 48 .680 --
2 ニューヨーク・ハイランダース 88 63 .583 14.5
3 デトロイト・タイガース 86 68 .558 18.0
4 ボストン・レッドソックス 81 72 .529 22.5
5 クリーブランド・ナップス 71 81 .467 32.0
6 シカゴ・ホワイトソックス 68 85 .444 35.5
7 ワシントン・セネタース 66 85 .437 36.5
8 セントルイス・ブラウンズ 47 107 .305 57.0

ナショナルリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
1 シカゴ・カブス 104 50 .675 --
2 ニューヨーク・ジャイアンツ 91 63 .591 13.0
3 ピッツバーグ・パイレーツ 86 67 .562 17.5
4 フィラデルフィア・フィリーズ 78 75 .510 25.5
5 シンシナティ・レッズ 75 79 .487 29.0
6 ブルックリン・スーパーバス 64 90 .416 40.0
7 セントルイス・カージナルス 63 90 .412 40.5
8 ボストン・ダブズ 53 100 .346 50.5

ワールドシリーズ

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  • アスレチックス 4 - 1 カブス
10/17 – カブス 1 - 4 アスレチックス
10/18 – カブス 3 - 9 アスレチックス
10/20 – アスレチックス 12 - 5 カブス
10/22 – アスレチックス 3 - 4 カブス
10/23 – アスレチックス 7 - 2 カブス

個人タイトル

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アメリカンリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 ナップ・ラジョイ (CLE) .384
本塁打 ジェイク・スタール (BOS) 10
打点 サム・クロフォード (DET) 120
得点 タイ・カッブ (DET) 106
安打 ナップ・ラジョイ (CLE) 227
盗塁 エディ・コリンズ (PHA) 81

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 ジャック・クーンズ (PHA) 31
敗戦 エド・ウォルシュ (CWS) 20
防御率 エド・ウォルシュ (CWS) 1.27
奪三振 ウォルター・ジョンソン (WS1) 313
投球回 ウォルター・ジョンソン (WS1) 370
セーブ エド・ウォルシュ (CWS) 5

ナショナルリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 シェリー・マギー (PHI) .331
本塁打 フレッド・ベック (BSN) 10
フランク・シュルト (CHC)
打点 シェリー・マギー (PHI) 123
得点 シェリー・マギー (PHI) 110
安打 ボビー・バーン (PIT) 178
ホーナス・ワグナー (PIT)
盗塁 ボブ・ベッシャー (CIN) 70

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 クリスティ・マシューソン (NYG) 27
敗戦 ジョージ・ベル (BRO) 27
防御率 キング・コール (CHC) 1.80
奪三振 アール・ムーア (PHI) 185
投球回 ナップ・ラッカー (BRO) 320⅓
セーブ モーデカイ・ブラウン (CHC) 7
ハリー・ギャスパー (CIN)

出典

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  • 『アメリカ・プロ野球史』≪第2章 二大リーグの対立≫ 77-78P参照  鈴木武樹 著  1971年9月発行  三一書房
  • 『米大リーグ 輝ける1世紀~その歴史とスター選手~』≪1910年≫ 53P参照 週刊ベースボール 1978年6月25日増刊号 ベースボールマガジン社
  • 『米大リーグ 輝ける1世紀~その歴史とスター選手~』≪ナポレオン・ラジョイ≫ 54P参照
  • 『米大リーグ 輝ける1世紀~その歴史とスター選手~』≪チーフ・ベンダー≫ 54P参照
  • 『オールタイム 大リーグ名選手 101人』20-21P参照 「ウォルター・ジョンソン」1997年10月発行 日本スポーツ出版社  
  • 『オールタイム 大リーグ名選手 101人』100-101P参照 「ナポレオン・ラジョイ」
  • 『野球は言葉のスポーツ』 164P参照 伊東一雄・馬立勝 共著 1991年4月発行  中公新書 

外部リンク

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