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1977年に地元の10代タレントコンテストで「More Than Just a Friend」を歌って優勝した。高校に通うころにはワシントンD.C.地域で知られるようになった。リチャード・モントゴメリー高校では「同窓会(Homecoming)の女王」に選ばれた。また、同校の演劇グループ、ブラック・マスカーズの一員となった。兄弟のマイク・エイモスと共同で「Baltimore」を書いて[[ボルチモア・オリオールズ|オリオールズ]]の音楽コンテストで優勝し、その曲で家族や友人のために最初のシングルを作った(B面は「Walking With You」)。このころ友人のボーイフレンドの勧めでエレンからトーリと名乗るようになった。

1977年に地元の10代タレントコンテストで「More Than Just a Friend」を歌って優勝した。高校に通うころにはワシントンD.C.地域で知られるようになった。リチャード・モントゴメリー高校では「同窓会(Homecoming)の女王」に選ばれた。また、同校の演劇グループ、ブラック・マスカーズの一員となった。兄弟のマイク・エイモスと共同で「Baltimore」を書いて[[ボルチモア・オリオールズ|オリオールズ]]の音楽コンテストで優勝し、その曲で家族や友人のために最初のシングルを作った(B面は「Walking With You」)。このころ友人のボーイフレンドの勧めでエレンからトーリと名乗るようになった。


1987年に[[アトランティック・レコード]]と契約し<ref name=erlewine>[https://www.allmusic.com/artist/tori-amos-mn0000792530#biography Tori Amos | Biography | AllMusic] - Artist Biography by Stephen Thomas Erlewine</ref>、1988年にY Kant Tori Readというバンドのメンバーとして同名のアルバムを発表<ref>[http://www.allmusic.com/album/y-kant-tori-read-mw0000199588 Y Kant Tori Road - Y Kant Tori Read | AllMusic] - Review by Doug Stone</ref>。このアルバムは商業的に失敗だったが、アトランティックとの契約は継続され、1991年には自身の[[強姦|レイプ]]体験に基づいた曲「ミー・アンド・ア・ガン」が高く評価されて<ref name=erlewine />、1992年に初のソロ・アルバム『[[リトル・アースクウェイクス]]』を発表する。同アルバムは[[2020年]]に米誌『[[ローリング・ストーン]]』が発表した「ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 | 2020年改訂版」において233位に選出された<ref>{{Cite web|和書|url= https://rollingstonejapan.com/articles/detail/34654/1/1/1 |title= ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 | 2020年改訂版 |date=2020年9月23日|accessdate=2021年1月14日}}</ref> 。 1996年に発表したアルバム『[[ボーイズ・フォー・ペレイ 〜炎の女神〜]]』の収録曲「[[プロフェッショナル・ウィドウ]]」は、[[アーマンド・ヴァン・ヘルデン]]によってリミックスされると1997年に[[全英シングルチャート]]で1位を獲得している<ref>[http://www.officialcharts.com/artist/27268/tori%20amos/ TORI AMOS | full Official Chart History | Official Charts Company]</ref>。



歌詞のモチーフには女性であることの様々な側面を選ぶことが多い。また、父が牧師で、[[キリスト教]]の影響の強い家庭に育ったことから、家父長的な宗教への批判も見られる。

歌詞のモチーフには女性であることの様々な側面を選ぶことが多い。また、父が牧師で、[[キリスト教]]の影響の強い家庭に育ったことから、家父長的な宗教への批判も見られる。




1998222200095[[]][[]]

[[ ]]1998222[[]][[]]<ref>{{Cite web |url=http://www.independent.co.uk/news/people/profiles/tori-amos-interview-the-cornflake-girl-grows-up-disgracefully-9281232.html |last=McLean |first=Craig |title=Tori Amos interview: The cornflake girl grows up disgracefully |publisher=The Independent |date=2014-04-25 |accessdate=2015-05-10}}</ref>200095


2001年発表のカバー・アルバム『[[ストレンジ・リトル・ガールズ]]』を最後にアトランティックとの契約が終了し、2002年には[[エピック・レコード]]移籍第1弾アルバム『[[スカーレッツ・ウォーク]]』を発表した<ref name=erlewine />。

作家の[[ニール・ゲイマン]]やミュージシャンの[[トレント・レズナー]]とは友人で、互いの作品を作品中で言及しあう仲である。レズナーとは『アンダー・ザ・ピンク』の中の一曲『Past the Mission』でデュエットしている。



作家の[[ニール・ゲイマン]]やミュージシャンの[[トレント・レズナー]]とは友人で、互いの作品を作品中で言及しあう仲である。レズナーとは『[[アンダー・ザ・ピンク]]』の中の一曲「[[パスト・ザ・ミッション]]」でデュエットしている。

== ディスコグラフィー ==

*Y KANT TORI READ(日本盤未発売、絶版)

*リトル・アースクエイクス(日本発売1992年4月25日)チャート最高位:US54位。UK14位。

*アンダー・ザ・ピンク(日本発売1994年2月25日)チャート最高位:US12位。UK1位。

*ボーイズ・フォー・ペレイ~炎の女神(日本発売1996年2月25日)チャート最高位:US2位。UK1位。

*クワイヤーガール・ホテル(日本発売1998年6月5日)チャート最高位:US5位。UK6位。

*トゥ・ビーナス・アンド・バック(日本発売1999年10月14日)チャート最高位:US12位。UK22位。

*ストレンジ・リトル・ガールズ (日本発売2001年10月11日)チャート最高位:US4位。UK16位。男性ミュージシャンによる歌のカバー曲集。

*スカーレッツ・ウォーク (日本発売2002年11月27日)チャート最高位:US7位。UK26位。

*テイルズ・オブ・ライブラリアン~トーリ・エイモス・コレクション (日本発売2003年12月17日)チャート最高位:US40位。UK74位。

*ビーキーパー(日本発売2005年4月20日)チャート最高位:US5位。UK24位。

*THE ORIGINAL BOOTLEGS(日本盤未発売ライブ盤2枚組CD×6公演分計12枚)

**Auditorium Theatre Chicago, IL 4/15/05

**Royce Hall Auditorium Los Angeles, CA 4/25/05

**Paramount Theatre Denver, CO 4/19/05

**Manchester Apollo Manchester UK 6/5/05

**Hammersmith Apollo London UK 6/4/05

**B of A Pavilion Boston, MA 8/21/05



== ディスコグラフィ ==


*A PIANO: THE COLLECTION5CD86B

=== スタジオ・アルバム ===

*American Doll Posse(邦題:「アメリカ人形軍団」日本発売2007年7月18日 US 2007年5月1日発売)チャート最高位:US5位。UK50位。

*[[リトル・アースクウェイクス]] - Little Earthquakes(1992年1月13日)

*Live At Montreux 1991 / 1992 (日本盤未発売 US 2008年9月30日発売 ソロデビュー前後に出演した Montreux Jazz Festival での演奏を収めたライブ盤。 同タイトルのDVD有。)

*Abnormally Attracted to Sin (US 2009年5月19日発売)チャート最高位:US9。UK20

**チャート最高位:US54/UK14

*[[アンダー・ザ・ピンク]] - Under the Pink(1994年1月31日)

*Midwinter Graces (US 2009年11月10日発売)米ビルボードチャート初登場66位。

**チャート最高位:US12位/UK1位

*[[ボーイズ・フォー・ペレイ 〜炎の女神〜]] - Boys for Pele(1996年1月23日)

**チャート最高位:US2位/UK2位

*[[クワイヤーガール・ホテル]] - From the Choirgirl Hotel(1998年5月4日)

**チャート最高位:US5位/UK6位

*[[トゥ・ヴィーナス・アンド・バック]] - To Venus and Back(1999年9月21日)

**チャート最高位:US12位/UK22位

*[[ストレンジ・リトル・ガールズ]] - Strange Little Girls(2001年9月17日)

**チャート最高位:US4位/UK16位

**男性ミュージシャンによる歌のカバー集。

*[[スカーレッツ・ウォーク]] - Scarlet's Walk(2002年10月28日)

**チャート最高位:US7位/UK26位

*[[ビーキーパー]] - The Beekeeper(2005年2月20日)

**チャート最高位:US5位/UK24位

*[[アメリカ人形軍団]] - American Doll Posse(2007年5月1日)

**チャート最高位:US5位/UK50位

*Abnormally Attracted to Sin(2009年5月18日)

**チャート最高位:US9位/UK20位

*Midwinter Graces(2009年11月10日)

**チャート最高位:US66位

*Night of Hunters(2011年9月20日)

**チャート最高位:US24位/UK27位

*ゴールド・ダスト〜ニュー・ベスト・コレクション - Gold Dust(2012年10月1日)

**チャート最高位:US63位/UK36位

*[[アンレペンタント・ジェラルディーンズ]] - Unrepentant Geraldines(2014年5月9日)

**チャート最高位:US7位/UK13位

*Native Invader(2017年9月8日)

**チャート最高位:US39位/UK16位


=== ライヴ・アルバム ===

*The Original Bootlegs(2枚組CD×6公演分、計12枚)

**Auditorium Theatre Chicago, IL 4/15/05(2005年8月30日)

**Royce Hall Auditorium Los Angeles, CA 4/25/05(2005年8月30日)

**Paramount Theatre Denver, CO 4/19/05(2005年10月4日)

**Manchester Apollo Manchester UK 6/5/05(2005年10月4日)

**Hammersmith Apollo London UK 6/4/05(2005年11月15日)

**B of A Pavilion Boston, MA 8/21/05(2005年12月6日)

*Live At Montreux 1991 / 1992(2008年9月30日)

**ソロ・デビュー前後に出演した[[モントルー・ジャズ・フェスティバル]]での演奏を収めたライヴ盤。同名のDVD有。


=== コンピレーション・アルバム ===

*[[テイルズ・オブ・ライブラリアン〜トーリ・エイモス・コレクション]] - A Tori Amos Collection : Tales Of A Librarian(2003年11月17日)

**チャート最高位:US40位/UK74位

*A Piano: The Collection(2006年9月26日)


**5CD86B

=== その他 ===

*Y Kant Tori Read(1988年)

**ソロ・デビュー前に参加したバンドY Kant Tori Readの唯一のアルバム。



== 使用楽器 ==

== 使用楽器 ==

エイモスが愛用しているピアノは、[[スタインウェイ・アンド・サンズ|スタインウェイ]]、[[ベヒシュタイン]]と並んで世界的に有名な[[オーストリア]]の名器[[ベーゼンドルファー]] (Bösendorfer) である。セカンド・アルバム『アンダー・ザ・ピンク』のレコーディングのためにレンタルし、以後自分のためにどうしても欲しくなってしまい購入に至ったとのこと。アンダー・ザ・ピンク以降のアルバムブックレットでは、使用楽器にピアノと表記せずベーゼンドルファーと明記するようになった。自身のコンサートではBösendorfer Model 290 ConcertGrandを持ち運び各国で演奏している。ソロデビュー後初の『リトル・アースクイクス・ツアー』では[[ヤマハ]]の[[エレクトリックピアノ]](YAMAHA [[ヤマハ・CPシリーズ|CP-80]])を使用していた。

エイモスが愛用しているピアノは、[[スタインウェイ・アンド・サンズ|スタインウェイ]]、[[ベヒシュタイン]]と並んで世界的に有名な[[オーストリア]]の名器[[ベーゼンドルファー]] (Bösendorfer) である。セカンド・アルバム『アンダー・ザ・ピンク』のレコーディングのためにレンタルし、以後自分のためにどうしても欲しくなってしまい購入に至ったとのこと。アンダー・ザ・ピンク以降のアルバムブックレットでは、使用楽器にピアノと表記せずベーゼンドルファーと明記するようになった。自身のコンサートではBösendorfer Model 290 ConcertGrandを持ち運び各国で演奏している。ソロデビュー後初の『リトル・アースクウェイクス・ツアー』では[[ヤマハ]]の[[エレクトリックピアノ]](YAMAHA [[ヤマハ・CPシリーズ|CP-80]])を使用していた。



その他に[[ローズ・ピアノ]](使用モデルSuitcase Stage88)や[[ウーリッツァー・ピアノ]](Wurlitzer、使用モデルModel140B)、[[ハモンドオルガン]](使用モデルB3)等、数多くの鍵盤楽器を使い分けて、レコーディング及びコンサート活動を行なっている。

その他に[[ローズ・ピアノ]](使用モデルSuitcase Stage88)や[[ウーリッツァー・ピアノ]](Wurlitzer、使用モデルModel140B)、[[ハモンドオルガン]](使用モデルB3)等、数多くの鍵盤楽器を使い分けて、レコーディング及びコンサート活動を行なっている。


== 脚注 ==

{{Reflist}}



== 外部リンク ==

== 外部リンク ==

{{commonscat|Tori Amos}}

{{commonscat|Tori Amos}}

*公式サイト

*公式サイト

**[http://www.toriamos.com/ Tori Amos]

**[https://www.toriamos.com/ Tori Amos]

**[http://everythingtori.com/ Everything Tori]

**[https://www.everythingtori.com/ Everything Tori]

**[https://wmg.jp/tori_amos/ ワーナーミュージック・ジャパン - トーリ・エイモス]


*ファンサイト(日本国内)

**[http://www.toriamos.jp/ ToriAmos.jp]



{{トーリ・エイモス}}

{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:えいもす とおり}}

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[[Category:アメリカ合衆国の歌手]]

[[Category:アメリカ合衆国の女性シンガーソングライター]]

[[Category:アメリカ合衆国のピアニスト]]

[[Category:アメリカ合衆国のピアニスト]]

[[Category:ワーナー・ミュージック・グループのアーティスト]]

[[Category:エピック・レコードのアーティスト]]

[[Category:アイランド・レコードのアーティスト]]

[[Category:フェミニスト・ミュージシャン]]

[[Category:アメリカ合衆国のフェミニスト・ライター]]

[[Category:在イギリス・アメリカ人]]

[[Category:ノースカロライナ州カトーバ郡出身の人物]]

[[Category:1963年生]]

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[[Category:存命人物]]

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[[zh:多莉·艾莫絲]]


2024年4月30日 (火) 17:43時点における最新版

トーリ・エイモス(2007年)
デュー・ドロップ・イン・ツアー(1996年)
2003年
サマー・オブ・シン・ツアー(2005年)で二台のピアノを同時に弾きながら歌うエイモス
アメリカ人形軍団ツアー(2007年)で、ピップというキャラクターに扮して

Tori Amos1963822 - Myra Ellen Amos

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D.C.3251968112

197710More Than Just a FriendD.C.HomecomingBaltimoreBWalking With You

1987[1]1988Y Kant Tori Read[2]1991[1]19922020500 | 2020233[3]  1996 19971[4]



 1998222[5]200095

200120021[1]


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 - Little Earthquakes1992113
US54UK14

 - Under the Pink1994131
US12UK1

  - Boys for Pele1996123
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 - From the Choirgirl Hotel199854
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 - To Venus and Back1999921
US12UK22

 - Strange Little Girls2001917
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 - Scarlet's Walk20021028
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 - The Beekeeper2005220
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 - American Doll Posse200751
US5UK50

Abnormally Attracted to Sin2009518
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Midwinter Graces20091110
US66

Night of Hunters2011920
US24UK27

 - Gold Dust2012101
US63UK36

 - Unrepentant Geraldines201459
US7UK13

Native Invader201798
US39UK16

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The Original Bootlegs2CD×612
Auditorium Theatre Chicago, IL 4/15/052005830

Royce Hall Auditorium Los Angeles, CA 4/25/052005830

Paramount Theatre Denver, CO 4/19/052005104

Manchester Apollo Manchester UK 6/5/052005104

Hammersmith Apollo London UK 6/4/0520051115

B of A Pavilion Boston, MA 8/21/052005126

Live At Montreux 1991 / 19922008930
DVD

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 - A Tori Amos Collection : Tales Of A Librarian20031117
US40UK74

A Piano: The Collection2006926
5CD86B

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Y Kant Tori Read1988
Y Kant Tori Read

使[]


 (Bösendorfer) 使Bösendorfer Model 290 ConcertGrandYAMAHA CP-80使

使Suitcase Stage88Wurlitzer使Model140B使B3使

脚注[編集]



(一)^ abcTori Amos | Biography | AllMusic - Artist Biography by Stephen Thomas Erlewine

(二)^ Y Kant Tori Road - Y Kant Tori Read | AllMusic - Review by Doug Stone

(三)^ 500 (2020923). 2021114

(四)^ TORI AMOS | full Official Chart History | Official Charts Company

(五)^ McLean, Craig (2014425). Tori Amos interview: The cornflake girl grows up disgracefully.  The Independent. 2015510

外部リンク[編集]