「寒天」の版間の差分
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{{栄養価 | name=寒天(乾燥品)| water =8.68 g| kJ =1282| protein =6.21 g| fat =0.3 g| carbs =80.88 g| fiber =77 g| sugars =2.97 g| calcium_mg =625| iron_mg =21.4| magnesium_mg =770| phosphorus_mg =52| potassium_mg =1125| sodium_mg =102| zinc_mg =5.8| manganese_mg =4.3| selenium_μg =7.4| vitC_mg =0| thiamin_mg =0.01| riboflavin_mg =0.222| niacin_mg =0.202| pantothenic_mg =3.018| vitB6_mg=0.303| folate_ug =580| choline_mg =63.3| vitB12_ug =0| vitA_ug =0| betacarotene_ug =0| lutein_ug =0| vitE_mg =5| vitD_iu =0| vitK_ug =24.4| satfat =0.061 g| monofat =0.027 g| polyfat =0.102 g| omega3fat =0.087 g| right=1 | source_usda=1 }} |
{{栄養価 | name=寒天(乾燥品)| water =8.68 g| kJ =1282| protein =6.21 g| fat =0.3 g| carbs =80.88 g| fiber =77 g| sugars =2.97 g| calcium_mg =625| iron_mg =21.4| magnesium_mg =770| phosphorus_mg =52| potassium_mg =1125| sodium_mg =102| zinc_mg =5.8| manganese_mg =4.3| selenium_μg =7.4| vitC_mg =0| thiamin_mg =0.01| riboflavin_mg =0.222| niacin_mg =0.202| pantothenic_mg =3.018| vitB6_mg=0.303| folate_ug =580| choline_mg =63.3| vitB12_ug =0| vitA_ug =0| betacarotene_ug =0| lutein_ug =0| vitE_mg =5| vitD_iu =0| vitK_ug =24.4| satfat =0.061 g| monofat =0.027 g| polyfat =0.102 g| omega3fat =0.087 g| right=1 | source_usda=1 }} |
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'''寒天'''(かんてん)は、[[テングサ]](天草)、[[オゴノリ]]などの[[紅藻類]]の粘液質を固めたもの([[トコロテン]])を凍結・乾燥させたものである。[[英語]]では、[[マレー語]]からの借用によりagar-agar、または短縮してagar({{IPA-en|ˈeɪɡɑːr |
'''寒天'''︵かんてん︶は、[[テングサ]]︵天草︶、[[オゴノリ]]などの[[紅藻類]]の粘液質を固めたもの︵[[トコロテン]]︶を凍結・乾燥させたものである。[[英語]]では、[[マレー語]]からの借用によりagar-agar、または短縮してagar︵{{IPA-en|ˈeɪɡɑːr|}}、{{IPA-en|ˈɑːɡər|}}︶と呼ぶ。
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テングサ等の原材料を冷水に浸し沸騰させて[[炭水化物]]鎖を溶かし、他の物質を加えて漉し、38[[セルシウス度|℃]]以下に冷ますことによって固める。寒天は[[ゼラチン]]よりも低い、1%以下の濃度でも[[ゲル化]]が起こる。一度固まった寒天ゲルは85℃以上にならないと溶けないため、温度変化に強く口の中でとろけることがない<ref>{{Cite book |和書 |author=Harold McGee 著 |author2=香西みどり 監訳、北山薫, 北山雅彦 訳 |title=マギー キッチンサイエンス |date=2008-10 |publisher=共立出版 |pages=591-592 |isbn=9784320061606}}</ref>。
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日本国内の流通量では[[2000年]]︵平成12年︶以降、工業的に製造された輸入品の数量が従来製法を含む国産品を上回っている。食用の[[ゲル]]︵[[ゼリー]]︶の材料という点では、[[ウシ|牛]]や[[ブタ|豚]]から作られる[[ゼラチン]]に似ているが、化学的には異なる物質である。
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日本国内の流通量では[[2000年]]︵平成12年︶以降、工業的に製造された輸入品の数量が従来製法を含む国産品を上回っている。食用の[[ゲル]]︵[[ゼリー]]︶の材料という点では、[[ウシ|牛]]や[[ブタ|豚]]から作られる[[ゼラチン]]に似ているが、化学的には異なる物質である。
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[[江戸時代]]前期、[[山城国]][[紀伊郡]]伏見御駕籠町(現:[[京都府]][[京都市]][[伏見区]]御駕籠町)において旅館「美濃屋」の主人・美濃太郎左衛門<ref>[https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8E%E6%BF%83%E5%B1%8B%E5%A4%AA%E9%83%8E%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80-1113306 『美濃屋太郎左衛門』] - [[コトバンク]]</ref>が、島津大隅守が滞在した折に戸外へ捨てた[[ところてん|トコロテン]]が凍結し、日中に融けたあと日を経て[[乾物]]状になったものを発見した。試しに溶解してみたところ、従来のトコロテンよりも美しく[[海藻]]臭さもなかった。これを[[萬福寺|黄檗山萬福寺]]を開創した[[隠元隆琦|隠元]][[禅師]]に試食してもらったところ、[[精進料理]]の食材として活用できると奨励され、その際に隠元によって'''寒天'''と命名されたという。 |
[[江戸時代]]前期、[[山城国]][[紀伊郡]]伏見御駕籠町(現:[[京都府]][[京都市]][[伏見区]]御駕籠町)において旅館「美濃屋」の主人・美濃太郎左衛門<ref>[https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8E%E6%BF%83%E5%B1%8B%E5%A4%AA%E9%83%8E%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80-1113306 『美濃屋太郎左衛門』] - [[コトバンク]]</ref>が、島津大隅守が滞在した折に戸外へ捨てた[[ところてん|トコロテン]]が凍結し、日中に融けたあと日を経て[[乾物]]状になったものを発見した。試しに溶解してみたところ、従来のトコロテンよりも美しく[[海藻]]臭さもなかった。これを[[萬福寺|黄檗山萬福寺]]を開創した[[隠元隆琦|隠元]][[禅師]]に試食してもらったところ、[[精進料理]]の食材として活用できると奨励され、その際に隠元によって'''寒天'''と命名されたという。 |
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以上を寒天の起源とする伝承は複数の書物に見られるが、具体的な時期は諸説ありはっきりとしない。[[尾崎直臣]]は、島津大隅守とは[[島津光久]]を指し、﹃島津国史﹄の記載から[[1657年]]︵[[明暦]]3年︶旧暦10月から12月にかけての江戸参勤を起源とするのが最も有力だと考察している<ref name="ozaki">尾崎直臣 |
以上を寒天の起源とする伝承は複数の書物に見られるが、具体的な時期は諸説ありはっきりとしない。[[尾崎直臣]]は、島津大隅守とは[[島津光久]]を指し、﹃島津国史﹄の記載から[[1657年]]︵[[明暦]]3年︶旧暦10月から12月にかけての江戸参勤を起源とするのが最も有力だと考察している<ref name="ozaki">{{Cite journal |和書 |author=尾崎直臣 |date=1977-03 |title=寒天の起源についての一考察 |journal=風俗 |volume=15 |issue=第2・3号 |page= |publisher=日本風俗史学会 |id={{NDLBibID|1761206}}}}</ref>が、[[1645年]]-[[1656年]]に成立したと推定される<ref>{{Cite journal |和書 |author=大久保洋子 |date=2013-03 |title=寒天について一考察 |journal=和菓子 |volume= |issue=20 |page=27 |publisher=虎屋 |id={{NDLBibID|024437381}}}}</ref>[[金森重近|金森宗和]]の﹃宗和献立﹄に﹁こごりところてん﹂、[[虎屋]]の[[1651年]]︵[[慶安]]4年︶の記録に﹁氷ところてん﹂という記述があることから、起源はさらに遡る可能性がある<ref>{{Cite book |和書 |author=虎屋文庫 |title=ようかん |date=2019-10 |publisher=[[新潮社]] |isbn=9784103529514 |page=90}}</ref>。
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当初は水で洗ってそのまま食することが多かったと考えられ、[[1671年]]︵[[寛文]]11年︶刊の﹃[[料理献立集]]﹄に寒天を使用した精進[[刺身]]が載っている。菓子材料としては、[[1707年]]︵[[宝永]]4年︶の﹃御菓子之畫図﹄に寒天を使用した棹菓子が見られる<ref name="toraya"> |
当初は水で洗ってそのまま食することが多かったと考えられ、[[1671年]]︵[[寛文]]11年︶刊の﹃[[料理献立集]]﹄に寒天を使用した精進[[刺身]]が載っている。菓子材料としては、[[1707年]]︵[[宝永]]4年︶の﹃御菓子之畫図﹄に寒天を使用した棹菓子が見られる<ref name="toraya">{{Cite book |和書 |editor=虎屋 虎屋文庫 |title=和菓子原材料展﹁寒天ものがたり﹂ |edition= |date=1999-05 |year= |publisher=虎屋 虎屋文庫 |series=虎屋文庫資料展 |id={{NDLSearch|R100000111-I000030265}} |pages={{要ページ番号|date=2024年7月}}}}</ref><ref>[http://www.taiyoo.co.jp/dokuhon_edo.html 寒天のこといろいろ 江戸時代の寒天菓子] 株式会社太洋、2018年9月8日閲覧。</ref>。
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その後、[[摂津国]][[島上郡]]原村[[小字|字]]城山︵現‥[[大阪府]][[高槻市]]原︶の宮田半兵衛が製法を改良して寒天製造を広める。[[1798年]]︵[[寛政]]10年︶には寒暖差の大きい島上郡・[[島下郡]]・[[能勢郡]]の18ヶ村による[[北摂]]三郡寒天[[株仲間]]が結成されており、農閑期の余業として寒天製造が行われた。寒天製造は[[1830年]]︵[[天保]]元年︶頃に隣接する[[丹波国]]へも伝播し、丹波国へ[[行商]]に来ていた[[信濃国]][[諏訪郡]]穴山村︵現‥[[長野県]][[茅野市]][[玉川村 (長野県)|玉川]]︶の行商人・小林粂左衛門<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E7%B2%82%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80-1075537 コトバンクデジタル版 日本人名大辞典+Plus 小林粂左衛門とは] 参照</ref>が[[1841年]]~[[1842年]]︵天保12~13年︶頃に[[諏訪地域|諏訪地方]]へ寒天製造を広め<ref>矢崎孟伯 |
その後、[[摂津国]][[島上郡]]原村[[小字|字]]城山︵現‥[[大阪府]][[高槻市]]原︶の宮田半兵衛が製法を改良して寒天製造を広める。[[1798年]]︵[[寛政]]10年︶には寒暖差の大きい島上郡・[[島下郡]]・[[能勢郡]]の18ヶ村による[[北摂]]三郡寒天[[株仲間]]が結成されており、農閑期の余業として寒天製造が行われた。寒天製造は[[1830年]]︵[[天保]]元年︶頃に隣接する[[丹波国]]へも伝播し、丹波国へ[[行商]]に来ていた[[信濃国]][[諏訪郡]]穴山村︵現‥[[長野県]][[茅野市]][[玉川村 (長野県)|玉川]]︶の行商人・小林粂左衛門<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E7%B2%82%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80-1075537 コトバンクデジタル版 日本人名大辞典+Plus 小林粂左衛門とは] 参照</ref>が[[1841年]]~[[1842年]]︵天保12~13年︶頃に[[諏訪地域|諏訪地方]]へ寒天製造を広め<ref>{{Cite book |和書 |author=矢崎孟伯 |title=信州寒天業発達史 |publisher=銀河書房 |date=1993-03 |page={{要ページ番号|date=2024年7月}} |series=銀河グラフィック選書 ; 5 |id={{NDLBibID|000002301944}}}}</ref>、角寒天として定着した。同地での角寒天づくりは[[21世紀]]も続いている<ref>[https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/syoukou/745.html 茅野市の地場産業~天然角寒天~]茅野市ホームページ︵2020年5月4日閲覧︶</ref>。
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[[1881年]]([[明治]]14年)、[[ロベルト・コッホ]]が[[寒天培地]]による[[真正細菌|細菌]][[培養]]法を[[開発#技術開発|開発]]したため、寒天の国際的需要が増えた。このため、[[第二次世界大戦|第二次大戦]]前は寒天が日本の重要な[[貿易|輸出]]品であったが、第二次世界大戦中は[[戦略]]的意味合いから輸出を禁止した。 |
[[1881年]]︵[[明治]]14年︶、[[ロベルト・コッホ]]が[[寒天培地]]︵かんてんばいち︶による[[真正細菌|細菌]][[培養]]法を[[開発#技術開発|開発]]したため、寒天の国際的需要が増えた。このため、[[第二次世界大戦|第二次大戦]]前は寒天が日本の重要な[[貿易|輸出]]品であったが、第二次世界大戦中は[[戦略]]的意味合いから輸出を禁止した。
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寒天の供給を絶たれた諸外国は自力による寒天[[製造]]を試み、自然に頼らない工業的な寒天製造法を開発した。こうして作られたのが粉末寒天である。第二次大戦後には日本でも工業的な製造法の研究が始まり、[[1970年]]︵[[昭和]]45年︶頃には製造会社が35社にまで達した。しかし、[[2004年]]︵平成16年︶には5社ほどにまで激減した。
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寒天の供給を絶たれた諸外国は自力による寒天[[製造]]を試み、自然に頼らない工業的な寒天製造法を開発した。こうして作られたのが粉末寒天である。第二次大戦後には日本でも工業的な製造法の研究が始まり、[[1970年]]︵[[昭和]]45年︶頃には製造会社が35社にまで達した。しかし、[[2004年]]︵平成16年︶には5社ほどにまで激減した。
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ほとんどは[[食物繊維]]([[アガロース]]やアガロペクチンなどの[[多糖類]])からできており、[[ヒト]]の[[消化酵素]]のみでは分解されない。ただし、いくらかは、[[胃酸]]により分解し[[アガロオリゴ糖]]となり吸収され、生理的な作用を持つことが近年研究されている。 |
ほとんどは[[食物繊維]]([[アガロース]]やアガロペクチンなどの[[多糖類]])からできており、[[ヒト]]の[[消化酵素]]のみでは分解されない。ただし、いくらかは、[[胃酸]]により分解し[[アガロオリゴ糖]]となり吸収され、生理的な作用を持つことが近年研究されている。 |
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寒天の凝固作用は多糖類に由来する。このため、[[パイナップル]]や[[キウイフルーツ]]などの果物に含まれる[[プロテアーゼ]]([[タンパク質]]分解[[酵素]]) |
寒天の凝固作用は多糖類に由来する。このため、[[パイナップル]]や[[キウイフルーツ]]などの果物に含まれる[[プロテアーゼ]]([[タンパク質]]分解[[酵素]])でも凝固が'''阻害されない'''、よって[[ゼラチン]](タンパク質)では凝固できないこれらの食材の擬似[[ゼリー]]として利用されている。 |
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== 種類 == |
== 種類 == |
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:*原料は[[カラギーナン]]を含む[[species:Chondracanthus tenellus|スギノリ]]や[[species:Chondrus ocellatus|ツノマタ]]などの海藻。商品はこれに{{仮リンク|ローカストビーンガム|en|Locust bean gum}}(マメ科植物[[キャロブ]]の種子の抽出物)を加えていることがある。 |
:*原料は[[カラギーナン]]を含む[[species:Chondracanthus tenellus|スギノリ]]や[[species:Chondrus ocellatus|ツノマタ]]などの海藻。商品はこれに{{仮リンク|ローカストビーンガム|en|Locust bean gum}}(マメ科植物[[キャロブ]]の種子の抽出物)を加えていることがある。 |
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:*用途は、水ようかん、ゼリー、プリンなど通常の寒天使用のものよりも柔らかい食感を味わうもの。 |
:*用途は、水ようかん、ゼリー、プリンなど通常の寒天使用のものよりも柔らかい食感を味わうもの。 |
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;[[沿海州|沿岸州]]寒天 |
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:ロシアでは[[沿海州|沿岸州]]寒天(приморский агар-агар)がアンフェルティア海藻を精製して作られている。[[ファイル:Ahnfeltia plicata Helgoland.JPG|サムネイル|アンフェルティア海藻]]ロシア沿岸州の特産品であり[[鳥のミルク]]など菓子の原材料に用いられている。
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== 用途 == |
== 用途 == |
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[[菓子]]の材料に用いられる他、ほとんど[[カロリー]]がないこと、[[腸]]において油や[[糖分]]の吸収を妨げることから、[[ダイエット]]食品として、また、前述の[[アガロオリゴ糖]]に着目した[[健康食品]]としても注目されている。 |
[[菓子]]の材料に用いられる他、ほとんど[[カロリー]]がないこと、[[腸]]において油や[[糖分]]の吸収を妨げることから、[[ダイエット]]食品として、また、前述の[[アガロオリゴ糖]]に着目した[[健康食品]]としても注目されている。 |
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立方体状に裁断して[[みつ豆]]の中に入れるほか、[[牛乳]]に粉末寒天を添加して固形にした[[加工食品]]は[[牛乳寒]]<ref>[ |
立方体状に裁断して[[みつ豆]]の中に入れるほか、[[牛乳]]に粉末寒天を添加して固形にした[[加工食品]]は[[牛乳寒天|牛乳寒]]<ref>[https://recipe.kirin.co.jp/a02340.html 黒豆ゼリー](KIRINおつまみ道場)</ref>あるいは[[牛乳羹]]<ref>[http://www3.mizkan.co.jp/sapari/menu/cook/recipe/index.asp?id=4105 いちご牛乳羹](みつかん Cooking Box) |
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{{リンク切れ|date=2024年3月}}</ref>と呼ばれる。これは[[中華料理]]の[[杏仁豆腐]]に好んで利用される。[[石川県]]の[[加賀国|加賀]]料理﹁[[えびす (料理)|べろべろ]]﹂︵[[富山県]]では﹁鼈甲﹂︶のように、[[ショウガ]]の効いた[[出汁|だし汁]]に溶き卵を加えて固めた料理がある。
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[[ゲル化剤]]にも使われ、[[卵]]を使わない[[カスタードプディング|プリン]]([[:en:cream caramel|cream caramel]] )にも使われる。 |
[[ゲル化剤]]にも使われ、[[卵]]を使わない[[カスタードプディング|プリン]]([[:en:cream caramel|cream caramel]] )にも使われる。 |
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[[米飯]]に寒天を添加して摂取したところ米飯のみと比較して食後の最大[[血糖値]]が低下し、[[GI値]]も減少が認められた<ref>森 |
[[米飯]]に寒天を添加して摂取したところ米飯のみと比較して食後の最大[[血糖値]]が低下し、[[GI値]]も減少が認められた<ref>{{Cite journal |和書 |author1=森髙初惠 |author2=中西由季子 |author3=不破眞佐子 |author4=谷井涼子 |date=2012-04-05 |title=米飯の熱特性,感覚特性とグリセミックインデックスに及ぼす寒天の影響 |journal=日本調理科学会誌 |volume=45 |issue=2|pages=115-122 |publisher=日本調理科学会 |crid=1390282680480966400}}</ref>。
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File:Youkan mizuyoukan.jpg|[[羊羮]] |
File:Youkan mizuyoukan.jpg|[[羊羮]] |
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File:CM khanom wun.jpg|諏訪地方の郷土料理、天寄せ<ref>[https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tenyose_nagano.html 天寄せ 長野県 | うちの郷土料理 - 農林水産省]</ref>に似た[[タイランド]]のカノムウン |
File:CM khanom wun.jpg|諏訪地方の郷土料理、天寄せ<ref>[https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tenyose_nagano.html 天寄せ 長野県 | うちの郷土料理 - 農林水産省]</ref>に似た[[タイランド]]のカノムウン |
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;寒天を用いた食品 |
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*[[淡雪]] |
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*[[好事福櫨]] |
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*[[琥珀羹]] |
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*[[サイダーかん]] |
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*[[すいぜん]] |
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*[[ニッキ寒天]] |
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*[[ミルクヨーカン]] |
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*[[牛乳プリン]] |
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*[[コーヒーゼリー]] |
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*[[メロンゼリー]] |
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*[[みすず飴]] |
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*[[水信玄餅]] |
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*[[ゼリービーンズ]] |
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*[[九龍球]] |
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=== 科学 === |
=== 科学 === |
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培養液に寒天を加えることで、[[培地#液体培地と固体培地|液体培地]]を[[培地#液体培地と固体培地|固形培地]]にすることが出来、[[植物]]の[[組織培養]]や[[微生物]][[培養]]の際、[[培地]]の固形化に用いられている。寒天で固めた培地は[[寒天培地]]と呼ばれ、ほとんど培地の代名詞のような存在である。
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培養液に寒天を加えることで、[[培地#液体培地と固体培地|液体培地]]を[[培地#液体培地と固体培地|固形培地]]にすることが出来、[[植物]]の[[組織培養]]や[[微生物]][[培養]]の際、[[培地]]の固形化に用いられている。寒天で固めた培地は[[寒天培地]]と呼ばれ、ほとんど培地の代名詞のような存在である。
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他に、{{ill2|ヴァルタ |
他に、{{ill2|ヴァルター・フォークト|en|Walter Vogt}}はイモリの卵の細部に染色するために、色素液を寒天で固め、それをごく小さく切って卵表面に貼り付ける{{ill2|局所生体染色法|en|Fate mapping}}という方法を開発した。植物ホルモンの[[オーキシン]]の研究でも、芽の部分を切り取って寒天にのせ、この寒天を使って成長を調べた例がある。 |
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また特に純度の高いものは[[核酸]]の[[電気泳動]]([[アガロースゲル電気泳動]])にも使用される。 |
また特に純度の高いものは[[核酸]]の[[電気泳動]]([[アガロースゲル電気泳動]])にも使用される。 |
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=== その他 === |
=== その他 === |
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[[特撮]]の技法として、[[ミニチュア撮影]]での海面の表現に寒天を用いている{{R|BEST54}}。 |
[[特撮]]の技法として、[[ミニチュア撮影]]での海面の表現に寒天を用いている{{R|BEST54}}。 |
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== その他 == |
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茅野市の[[民謡]]、[[労働歌]]、[[無形民俗文化財]]﹃天屋節<ref>{{Cite web |url=https://m.youtube.com/watch?v=zbX94a7D03E |title=信州諏訪地方の民謡﹃天屋節﹄ |accessdate=2022-11-03 |date=2022-10-17 |website=[[YouTube]] |work=宝虫プロダクション |language=ja}}</ref>﹄が2011年2月12日放送の[[食彩の王国]]で紹介された<ref>[https://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/backnumber/0311/ テレビ朝日 - 食彩の王国 - 2011年2月12日 364回﹃寒天﹄]</ref>。
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⚫ | <ref name="BEST54">{{Cite book|和書|chapter=怪獣アイテム豆辞典|title=日本特撮映画図鑑 BEST54|volume=[[東宝]]編|others=特別監修 [[川北紘一]]|publisher=[[成美堂出版]]|series=SEIBIDO MOOK|date=1999-02-20|page=149|isbn=4-415-09405-8}}</ref> |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[諏訪地域]] - 国内唯一の角寒天生産地([[2007年]](平成19年)1月現在)。[[茅野市]]が最も有名で生産量も多いが、[[諏訪市]]・[[岡谷市]]でもわずかに製造されている。[[長野県水産試験場]]の重要研究品目でもある |
* [[諏訪地域]] - 国内唯一の角寒天生産地([[2007年]](平成19年)1月現在)。[[茅野市]]が最も有名で生産量も多いが、[[諏訪市]]・[[岡谷市]]でもわずかに製造されている。[[長野県水産試験場]]の重要研究品目でもある |
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* [[恵那市]] - 旧[[山岡町]]は寒天の名産地 |
* [[恵那市]] - 旧[[山岡町]]は寒天の名産地 |
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* [[明知鉄道]] - イベント列車に『寒天列車』を運行している |
* [[明知鉄道]] - イベント列車に『寒天列車』を運行している |
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* [[2月16日]] - 寒天の日([[2006年]](平成18年)2月1日制定) |
* [[2月16日]] - 寒天の日([[2006年]](平成18年)2月1日制定) |
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* [[アガロース]] - ゲル化しやすい中性多糖。テングサ、オゴノリ寒天の主要な多糖成分。 |
* [[アガロース]] - ゲル化しやすい中性多糖。テングサ、オゴノリ寒天の主要な多糖成分。 |
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⚫ | * [[カラギーナン]] - スギノリやツノマタから取れる高分子化合物。カラギーナンを原料とするゲル化剤を「アガー粉」として一般的な寒天と区別する。 |
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⚫ | * [[ゼラチン]] - [[動物]]の[[皮膚]]、[[骨]]、[[腱]]などの[[コラーゲン]]に熱を加え、抽出したもの。 |
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⚫ | * [[コンニャク]] 多糖類[[グルコマンナン]]の水溶性繊維質であり、柔らかい食感、血糖値を下げる効果からダイエット食品として注目されるなど、類似点が多い。 |
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* [[伊那食品工業]] - 粉末寒天製造メーカー |
* [[伊那食品工業]] - 粉末寒天製造メーカー |
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* [[鈴木菊次郎]] - 寒天ゼリー開発者 |
* [[鈴木菊次郎]] - 寒天ゼリー開発者 |
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* [[みすず飴|みすゞ飴]] - ゼリー菓子 |
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* [[羊羹]]([[水羊羹]]) - [[餡]]を寒天で固めた[[和菓子]] |
* [[羊羹]]([[水羊羹]]) - [[餡]]を寒天で固めた[[和菓子]] |
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* [[銀二貫]] - [[江戸時代]]の寒天問屋と寒天場を舞台とする[[時代小説]] |
* [[銀二貫]] - [[江戸時代]]の寒天問屋と寒天場を舞台とする[[時代小説]] |
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;類似形状のもの |
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⚫ | * [[カラギーナン]] - スギノリやツノマタから取れる高分子化合物。カラギーナンを原料とするゲル化剤を「アガー粉」として一般的な寒天と区別する。 |
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⚫ | * [[ゼラチン]] - [[動物]]の[[皮膚]]、[[骨]]、[[腱]]などの[[コラーゲン]]に熱を加え、抽出したもの。 |
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*[[煮こごり]] - [[ウナギのゼリー寄せ]]、[[ムシ]]、[[アスピック]]、[[チョクピョン]]、[[土筍凍]]、[[肴肉]]などかある。
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⚫ | * [[コンニャク]] - [[こんにゃくゼリー]]等、多糖類[[グルコマンナン]]の水溶性繊維質であり、柔らかい食感、血糖値を下げる効果からダイエット食品として注目されるなど、類似点が多い。 |
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*[[いぎす]] - (天草の一種いぎす草使用) |
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*[[いごねり]] - ([[エゴノリ]]使用) |
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*[[おきゅうと]] - (エゴノリ使用) |
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*[[カシ豆腐]] |
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*[[葛餅]] |
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*[[さなづら]] |
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*[[アイギョクシ#愛玉子ゼリー「オーギョーチ」|オーギョーチ]] |
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*[[仙草ゼリー]] |
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*[[亀苓膏]] |
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*[[トトリムク]] |
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*[[ナタ・デ・ココ]] |
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*[[パート・ド・フリュイ]] |
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*[[杏仁豆腐]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.kantenpp.co.jp/kanten/index.html 寒天の知識] - 伊那食品工業株式会社 |
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* [https://www. |
* [https://www.kantenpp.co.jp/kanten/ かんてんぱぱの寒天教室] - [[伊那食品工業]] |
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* {{YouTube|id=xWkIIgxahIc|title=THE MAKING(215)寒天(かんてん)ができるまで}} - [[サイエンスチャンネル]] |
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⚫ | <ref name="BEST54">{{Cite book|和書|chapter=怪獣アイテム豆辞典|title= |
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[[Category:和菓子材料]] |
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[[Category:寒天培地]] |
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[[Category:日本の発明]] |
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[[カテゴリ:歯科材料]] |
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[[カテゴリ:紅藻]] |
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[[カテゴリ:多糖類]] |
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2024年7月18日 (木) 14:58時点における最新版
100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 1,282 kJ (306 kcal) |
80.88 g | |
糖類 | 2.97 g |
食物繊維 | 77 g |
0.3 g | |
飽和脂肪酸 | 0.061 g |
一価不飽和 | 0.027 g |
多価不飽和 |
0.102 g 0.087 g |
6.21 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%) 0 µg(0%) 0 µg0 µg |
チアミン (B1) |
(1%) 0.01 mg |
リボフラビン (B2) |
(19%) 0.222 mg |
ナイアシン (B3) |
(1%) 0.202 mg |
パントテン酸 (B5) |
(60%) 3.018 mg |
ビタミンB6 |
(23%) 0.303 mg |
葉酸 (B9) |
(145%) 580 µg |
ビタミンB12 |
(0%) 0 µg |
コリン |
(13%) 63.3 mg |
ビタミンC |
(0%) 0 mg |
ビタミンD |
(0%) 0 IU |
ビタミンE |
(33%) 5 mg |
ビタミンK |
(23%) 24.4 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(7%) 102 mg |
カリウム |
(24%) 1125 mg |
カルシウム |
(63%) 625 mg |
マグネシウム |
(217%) 770 mg |
リン |
(7%) 52 mg |
鉄分 |
(165%) 21.4 mg |
亜鉛 |
(61%) 5.8 mg |
マンガン |
(205%) 4.3 mg |
セレン |
(11%) 7.4 µg |
他の成分 | |
水分 | 8.68 g |
| |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース |
歴史
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/54/Birthplace_of_agar.jpg/220px-Birthplace_of_agar.jpg)
製法
[編集]従来の製法
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/51/Tengusa_work.jpg/220px-Tengusa_work.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/04/Mt.8_%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%81%A8%E5%A4%A9%E7%84%B6%E5%AF%92%E5%A4%A9%E5%B9%B2%E3%81%97.jpg/220px-Mt.8_%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%81%A8%E5%A4%A9%E7%84%B6%E5%AF%92%E5%A4%A9%E5%B9%B2%E3%81%97.jpg)
工業的な製法
[編集]成分
[編集]種類
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/Bar%2C_or_square%2C_kanten%2C_photo_from_The_Encyclopedia_of_Food_by_Artemas_Ward.png/200px-Bar%2C_or_square%2C_kanten%2C_photo_from_The_Encyclopedia_of_Food_by_Artemas_Ward.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e1/FMIB_41725_Kanten%2C_or_Seaweed_Isinglass_-_Bundle_of_%27Slender%27_Kanten.jpeg/200px-FMIB_41725_Kanten%2C_or_Seaweed_Isinglass_-_Bundle_of_%27Slender%27_Kanten.jpeg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/Agar-agar.jpg/200px-Agar-agar.jpg)
用途
[編集]食品
[編集]-
寒天ゼリー
- 寒天を用いた食品
科学
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6a/Agar_Plate.jpg/220px-Agar_Plate.jpg)
歯科医療
[編集]その他
[編集]特撮の技法として、ミニチュア撮影での海面の表現に寒天を用いている[16]。
その他
[編集]茅野市の民謡、労働歌、無形民俗文化財『天屋節[17]』が2011年2月12日放送の食彩の王国で紹介された[18]。