市古宙三
市古宙三︵いちこ ちゅうぞう、1913年6月19日- ︶は、中国史学者、お茶の水女子大学名誉教授。
山梨県生まれ。市古貞次の弟。1937年東京帝国大学文学部東洋史学科卒。東亜研究所員をへて1951年お茶の水女子大学助教授、57年教授、69-71年文教育学部長、72年附属図書館長、76年学長。79年定年退官、名誉教授、中央大学教授。85年勲二等瑞宝章受勲。専攻は中国近代史。東洋文庫近代中国委員会員。
著書
- 『近代日本の大陸発展』蛍雪書院・歴史学叢書 1941
- 『近代中国の政治と社会』東京大学出版会 1971
- 『世界の歴史 20 中国の近代』河出書房新社 1974 のち文庫
- 『世界の歴史 21 中国の革命』講談社 1978
- 『洪秀全の幻想』汲古書院 1989
共著編
- 『中国研究文献案内』J・K・フェアバンク共著 東京大学出版会 1974
- 『近代中国・日中関係図書目録』編 汲古書院 1979
翻訳
- J.K.フェアバンク『中国』東京大学出版会 UP選書 1972
記念論集
- 『論集近代中国研究』市古教授退官記念論叢編集委員会編 山川出版社 1981
