清水海軍航空隊
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清水海軍航空隊︵しみずかいぐんこうくうたい︶は、日本海軍の部隊・教育機関の一つ。20000人にも及ぶ空前の志願者を募った予科練甲飛第14期の生徒を教育するために新設された予科練教育航空隊である。三保の松原の一角を用地に転用して開かれた。
沿革[編集]
●昭和19年9月1日 静岡県清水市︵現静岡市清水区︶に落成・開隊。第19連合航空隊に編入。土浦海軍航空隊より甲飛第14期前期320名転入。 ●昭和19年12月頃 奈良分遣隊より甲飛第15期前期の一部転入。 ●昭和20年3月1日 19連空解散。横須賀鎮守府隷下第20連合航空隊に転籍。 ●昭和20年4月1日 甲飛第16期入隊(最後の予科練生)。水上・水中特攻訓練に教程変更。 ●昭和20年6月1日 予科練教育凍結。 ●昭和20年6月30日 解隊 3期にわたって教育を推進したが、航空機に搭乗する機会を得た者はいなかった。解隊と同時に、生徒は全員下田に司令部を置く第十五突撃隊、江浦に司令部を置く第十六突撃隊に振り分けられ、特攻兵器訓練に明け暮れる中で終戦を迎えた。主要機種[編集]
教育訓練部隊のため、航空機の配属はない。歴代司令[編集]
- 上田俊次(昭和19年9月1日-昭和20年6月30日解隊)
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 『日本海軍編制事典』(芙蓉書房出版、2003年)
- 『航空隊戦史』(新人物往来社、2001年)
- 『日本海軍航空史2』(時事通信社、1969年)
- 『戦史叢書 海軍航空概史』(朝雲新聞社、1976年)
- 『海軍飛行豫科練習生1』(国書刊行会、1983年)
- 『連合艦隊海空戦戦闘詳報別巻1』(アテネ書房、1996年)